倶利伽羅峠最高部には猿ケ馬場が広がり、その南側に
展望台が設置されています。かつての平氏の本陣が置かれていたあたりで、
倶利伽羅権現のあたりにも布陣していたと思われます。
倶利伽羅権現は周囲より高所にあり、見張りに適している
箇所になります。展望台のやや西側、源平供養塔の裏手に平為盛塚があります。
平為盛は清盛の異母弟、平頼盛の次男で倶利伽羅峠の戦いに参陣しています。
寿永2年(1183)5月11日に火牛の計に敗れるも、
12日未明に50騎を率い源氏を襲撃しますが
義仲の配下の樋口兼光に首をはねられたとされています。
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