花尾城(1/2):山頂からの眺望は抜群なのですが・・
(2025/01/22 訪問)
花尾城は、標高351mの花尾山の山頂に築かれた山城で、麻生氏が築いたとされています。大内・毛利・大友などに攻められ、幾度も戦場になったようです。そのせいか、至る所に石垣や畝状縦堀、大堀切や登り石垣といったものが見られ、かなり見応えがありました。麻生氏は、最後は豊臣秀吉に屈して所領を没収され、その後は筑前に入った小早川隆景の家臣となったようです。
ちょうど黒崎駅バスターミナル内で、花尾城の発掘調査に携わった木村幸雄さんという方の展示会が開催されていたのを偶然知り、これはラッキーと見学してから行きました。模型や発掘品や調査記録などがありました。とても尽力された方のようです(写真⑦⑧⑨⑩)。
黒崎駅バスターミナルから[73]の八幡駅行に乗り、花尾西登山口で下車(写真①)ここから歩いて40分程で山頂へ着きました。バスが標高150mの登山口まで登ってくれますので、残りの登りも最初の5分以外は緩やかでさほどきつくなく、ハイキングにはちょうどいい山だと思います。私もとある煩悩さんと同じ、中登山道から登り東登山道から下りました。
山頂本丸からは、北に洞海湾と戸畑・八幡・若松の街並みや、黒崎城も小さく見えました。また東には皿倉山も見えて眺望は抜群です。ただ晴天なのに何故か?・・・「もや」がかかっていて、響灘までよく見渡せなかったのがちょっと残念でした(写真⑤⑥)。天気予報によると、ここ1週間は3月並みの暖かい日が続いていたので、今年は早くもPM2.5が飛来して「もや」がかかっているそうです。今年は黄砂の飛来や花粉も早まるとの予報も出ているので要注意ですね。
次は、この城の最大の見どころ登り石垣と井戸を見て来ます。
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