室町期に築かれた服部氏の城とも望月氏の城とも言われますが、詳細は不明です。
磯尾川西岸の丘陵地に築かれた城で、新宮城から谷をはさんだ南隣の尾根に位置します。方形の曲輪を分厚く高い土塁で囲んだ典型的な甲賀の城ですが、土塁の高さと厚みは甲賀でも一二を争う圧倒的なスケールです!
新宮城東側登城口の少し南に新宮支城の登城口があり、登り始めてすぐにたどり着く北東の曲輪は北西端を仕切土塁で区切り、南西部には大土塁が壁のように聳え立っています。大土塁の裏側(南側)は主郭との間を隔てる深い堀切です。東の曲輪から斜面を登っていくと、虎口受けを経て主郭東部の虎口に至りますが、東の曲輪にはイノシシの罠が何箇所か設置されていますので、ご注意を。虎口を抜けて主郭に足を踏み入れると、自分が巨大なすり鉢の底に立っていることに気付かされます。主郭を囲む高土塁に上ってみると、曲輪内がはるか下に見えます。非常識なまでの高さです。何だこりゃ…。また、主郭南側の堀切と土塁は、主郭の土塁上から見ても、下から見上げてみても見事なものでした。
昨冬、伊賀の城が大いに気に入ったので、次は甲賀に行きたいと思いつつも、コロナの影響や、麒麟がくる紀行を優先してなかなか訪れることができませんでしたが、ようやく来ることができた甲賀の城、その中でもブラタモリで見て以来、一番楽しみにしていた新宮支城は期待をはるかに上回る城でした。ただ、この圧倒的なスケール感は写真や映像ではその半分も伝わらないと思いますので、ぜひ実際にすり鉢の底に立って体感してみて下さい。
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