石田堤は豊臣秀吉の小田原征伐の際に、石田三成が忍城を水攻めするために築きました。映画「のぼうの城」で有名だとおもいます。
総延長は28kmにおよび、一週間の突貫工事で行われましたが、増水した水量に耐えられず、堀切橋のあたりで堤防が決壊し水攻めは失敗に終わったそうです。
もしくは、堤防より忍城本丸のほうが僅かに高地にあったため完全に水没しなかったという説もあるようです。
水攻めの発案には豊臣秀吉も関与していたという説もあり、忍城攻略に失敗しても、特にお咎めもなく三成が重用されているのを見ると、太閤にとって忍城攻略は取るに足らぬ小事だったようです。それよりも実務能力に長ける三成を戦で失うほうが問題だったのではないでしょうか。
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