土沢城は岩手県花巻市東和町土沢にあります。土沢駅の北東、土沢の街を見下ろす高台に築かれていました。慶長5年(1600)南部氏と伊達氏が境界で対立していた時に伊達領の浮牛城に対抗して築かれたと城郭大系には記載があります。
また現地の案内板には慶長17年(1612)に伊達氏との藩境警備のために盛岡藩の野田内匠頭直盛が縄張りを行い、江刺隆直が入ったと記載されています。
現在は城址公園として整備されていて、訪問しやすい城址です。主な郭として、主郭である御本館、中館、西館、東館があります。
大手橋跡から登って行くと、大手道の脇に桜丸があり、大手門跡を経て主郭である御本館に到着します。南に下がった所に東館跡があり、御本館から北上して行くと、段差を越えたところに中館、西館があります。御本館から西館までの主要部の東側から北側を経て西側まで堀が巡らされているようです。
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