城に眠る伝説と謎 城に眠る伝説と謎 ~まとめ~

全国のお城に伝わる伝説や奇譚を取り上げ、歴史をひもとく「城に眠る伝説と謎」。これまで迫った、歴史ロマンをかきたてる不思議な謎や世にも恐ろしい伝説をまとめてクローズアップします。

佐賀城】化け猫になった龍造寺家の怨念

佐賀城、鍋島家、化け猫伝説
鍋島家の化け猫伝説は嘉永年間に歌舞伎『花嵯峨猫魔稗史』として上演されたが、佐賀藩の抗議により公演中止となった(個人蔵)

佐賀城(佐賀県)と佐賀藩主・鍋島家に関して取り沙汰されることが多いのが、“鍋島家を呪う化け猫”という伝説に代表されるオカルトめいた御家騒動。そうした伝説が生まれた陰には、鍋島家よりも以前に肥前東部を治めていた龍造寺家の悲劇的な没落と怨念があったのです。

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第1夜 【佐賀城】化け猫になった龍造寺家の怨念

帰雲城】一晩で消えた幻の城と埋蔵金伝説

帰雲城、帰雲山
天正大地震の崩落箇所が残る帰雲山

岐阜県の帰雲山に内ケ島氏が築いたものの、400年以上前に発生した大地震によって一夜にして消え、今なお城跡すら見つかっていない帰雲(かえりくも)城(岐阜県)。その来歴から「幻の城」「日本のポンペイ」とも称されるこの山城には、「死に脈」「埋蔵金」など多くの謎がまことしやかに語り継がれています。

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第2夜 【帰雲城】一晩で消えた幻の城と埋蔵金伝説

結城城】権力者たちが血眼で探した埋蔵金はどこに!?

結城城、金光寺山門
金光寺山門(結城市提供)。門に刻まれた和歌の謎を解いたものは誰もいない…

埋蔵金伝説は全国のあちこちに残っていますが、なかでも有名なのは、東北地方一帯を支配し栄華を誇った奥州藤原氏の埋蔵金伝説ですよね。その藤原氏が保有していた黄金を恩賞として与えられた結城氏が、結城城(茨城県)のどこかに黄金を埋めたのだとか。埋蔵場所の手掛かりは、金光寺の山門に刻まれた和歌にある?

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第3夜 【結城城】権力者たちが血眼で探した埋蔵金はどこに!?

伏見城】 壮絶!血染めの天井板に隠された京都・伏見城の悲劇!

伏見城
家康は元忠が自害した際に血に染まった畳を江戸城(東京都)の伏見櫓の階上に置き、その忠義を大名らに偲ばせた。この畳は明治維新後、鳥居家に下げ渡され、元忠を祀る精忠神社の畳塚に埋納された

豊臣秀吉の側室・淀殿が、父である浅井長政の菩提を弔うために建てた養源院。本堂の廊下にある〈血天井〉は、その名の通り、血糊のついた天井板…。実はこの天井板は、かつて伏見城(京都府)の床板だったものだったのです。なぜ床板が天井板に使われたのか? その陰に隠された、武士の忠義にまつわる壮絶な物語とは?

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第4夜 【伏見城】 壮絶!血染めの天井板に隠された京都・伏見城の悲劇!

大坂城】秀頼も信繁も生きていた!?鹿児島生存説の謎に迫る

真田信繁の墓
信繁の墓と伝わる墓石は雪丸地区の林にひっそりとたたずんでいる(南九州市提供)

大坂の陣で敗北し命を落とした豊臣秀頼と真田信繁(幸村)は、実は鹿児島へ落ちのびていた──。あるわらべ唄の一節でほのめかされているように、2人の生存説は古くからささやかれています。その伝説を裏付けるかのように、鹿児島には秀頼と信繁のものと伝わる墓が存在するのだとか!

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第5夜 【大坂城】秀頼も信繁も生きていた!?鹿児島生存説の謎に迫る

姫路城】城に渦巻く美女の怨念!皿屋敷伝説のルーツは姫路にあり!?

姫路城、お菊井戸
姫路城上山里丸にあるお菊井戸。お菊はこの井戸に化けて出たのだろうか?

井戸に身投げしたお菊の亡霊が皿を数えるという、江戸時代の有名な怪談話『番町皿屋敷』。実はその100年以上前の室町時代に、内容が類似した『播州皿屋敷』が存在していたのです。話の舞台は姫路城(兵庫県)。なんと、お菊という女性が投げ込まれたとされる「お菊井戸」が今も城内に存在するのです!

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第6夜 【姫路城】城に渦巻く美女の怨念!皿屋敷伝説のルーツは姫路にあり!?

松江城】歴代城主を苦しめたのは美しき娘の呪い!?

松江城
2015年に天守が国宝指定された松江城。その築城には悲しい怪談が隠されている

かつて松江城(島根県)の城下町では盆踊りが禁止され、松江市内の一部では今もそのお触れが守られているそうです。なぜ盆踊りが禁止されたのか? その背景には、城の工事の成功を祈願するため人柱にされた娘の呪いが関係していた! 国宝天守の城にまつわる悲しい伝説とは?

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第7夜 【松江城】歴代城主を苦しめたのは美しき娘の呪い!?

執筆/城びと編集部

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