2026/07/22
【2026年版】ピックアップ!8月に開催されるお城イベント・展覧会
夏休みの真っただ中で暑さがピークを迎える8月は、全国のお城でも夏らしさ全開のイベントが開催されます! 夕方から夜にかけての涼しい時間帯にお城めぐりやライトアップを楽しめるものから、花火など季節の風物詩を体験できるものまで、注目イベントをご紹介します。
【二条城/京都府京都市】世界遺産 二条城 夏の特別事業

左:二の丸御殿〈大広間〉三の間 右:三の間を飾る障壁画《松孔雀図》(部分)(画像提供:京都市)
国宝二の丸御殿でも特に格式高い空間へ特別入室
二条城の二の丸御殿〈大広間〉三の間は、徳川将軍と公式に対面する大名たちの控えの間として使用された格式高い空間で、寛永3年(1626)に後水尾天皇が二条城を訪れた寛永行幸の際には三代将軍家光が着座しました。それから400年を迎えた二条城では、〈大広間〉三の間への特別入室を実施(7月22日~8月24日)。通常は廊下からしか観覧できない部屋へ特別に入室し、金地を背景に巨大な松と孔雀が描かれた障壁画(模写)や天井画を間近で鑑賞できます。さらに二条城障壁画 展示収蔵館では、障壁画の原画も公開します(6月13日~8月11日)。

ゆば粥朝御膳。小皿で提供される季節の逸品は月替わり(写真は鮎の竜田揚げ)(画像提供:京都市)
また今回の特別事業の一環として、普段非公開の香雲亭で数量限定の特別朝食を提供(7月15日~9月27日)。昭和の名作庭家・中根金作の設計による庭園「清流園」を眺めながら、京のゆば粥朝御膳を優雅に堪能してはいかがでしょうか。
【世界遺産 二条城 夏の特別事業】
開催日:2026年7月15日(水)~9月27日(日)
※7・8月の火曜日(8/11を除く)と8/12は観覧休止
開催時間:8:45〜16:00(閉城17:00)
※二の丸御殿受付8:45~16:10、展示収蔵館受付9:00~16:30
開催場所:元離宮二条城
料金:<入城+二の丸御殿観覧>1300円 <入城のみ>800円 <清流園・香雲亭での朝御膳>4500円(各日40名限定。完全予約制)
【弘前城/青森県弘前市】弘前城天守曳戻しイベント「ひっぱれ!けっぱれ!弘前城」

画像提供:弘前公園緑地課
111年ぶりの天守曳戻しイベントに参加しよう
明治時代に石垣崩落の危機を迎えた弘前城では、地元弘前の名工の指揮によって天守の移動(曳屋)を行い、大正4年(1915)に元の場所へ曳戻されました。それから111年後の今年、弘前城で行われていた天守台の基礎耐震補強工事(石垣修復)が完了し、工事中に本丸の仮天守台へ曳屋されていた天守が元の場所へ戻ることになりました。この1世紀ぶりとなる歴史的大事業に合わせて、8月22日・23日には「ひっぱれ!けっぱれ!弘前城」と題した一般参加型イベントを開催。天守を綱で曳く貴重な体験が実施されます(体験参加申込は終了)。
さらに「ひっぱれ!けっぱれ!弘前城」を大々的に盛り上げるべく、8月21日から8月28日にかけてもイベントを開催。プロジェクションマッピングやドローンショーなど「夜の本丸特別ショー」を行うオープニングセレモニーを皮切りに、天守曳戻しを疑似体験できる撮影スポット開放、内濠内覧、和舟運行などを実施します。今しか体験できないお祭りのような記念イベントにぜひ参加しましょう。
【弘前城天守曳戻しイベント「ひっぱれ!けっぱれ!弘前城」】
開催日:2026年8月21日(金)~8月28日(金)
開催時間:イベントによって異なります
開催場所:弘前公園
料金:無料(有料区域入園料320円)
【岡山城/岡山県岡山市】岡山城 夏の烏城灯源郷

画像提供:岡山城
夜空に浮かぶ漆黒の岡山城が作り出す幻想空間
黒漆塗りの外観から烏城と呼ばれる岡山城。8月中は毎夜「夏の烏城灯源郷」が開催され、天守とその周辺をライトアップ。エリアごとにテーマ性を持たせ、城内を提灯・灯篭・ろうそくなどの明かりで温かく彩って和の風情を演出します。さらに8月1日と2日には岡山城一帯で「烏城夏まつり」も実施。岡山の人気グルメやビールにスイーツまで楽しめる飲食エリアや縁日などがあり、大人はもちろん子どもも楽しめます。対岸の岡山後楽園でも開催されるライトアップイベント「夏の幻想庭園」と合わせて、涼しい時間帯の散策はいかがでしょうか。
【岡山城 夏の烏城灯源郷】
開催日:2026年8月1日(土)~8月23日(日)
開催時間:18:00〜21:30(天守入場は21時まで)
開催場所:岡山城一帯
料金:無料(天守入場料大人500円)
【仙台城/宮城県仙台市】仙台七夕ナイトフェス2026

色鮮やかな光によって仙台城跡が幻想的に彩られる(画像提供:仙台市文化観光局観光戦略課)
奥州の名城・仙台城が幻想的に彩られる
東北屈指の夏祭り「仙台七夕まつり」に合わせ、仙台城跡周辺でナイトイベントを開催。仙台城を囲む外堀の一部である五色沼や城跡登城路のライトアップ、石垣でのプロジェクションマッピング、仙台おもてなし集団 伊達武将隊による演武などのプログラムを実施します。瑞鳳殿や仙臺緑彩館など青葉山エリア一帯でも多彩なナイトイベントを開催しますので、歴史的な空間を舞台にした風流なひと時をぜひお楽しみください。
【仙台七夕ナイトフェス2026】
開催日:2026年8月6日(木)~8月8日(土)
開催時間:19:00〜21:00
開催場所:青葉山公園、仙台城跡、仙台城跡登城路、仙臺緑彩館、青葉山公園 長沼、瑞鳳殿
料金:無料
【岡崎城/愛知県岡崎市】岡崎城下家康公夏まつり

画像提供:岡崎城下家康公夏まつり 実行委員会 事務局
岡崎伝統の踊りでお祭り気分は最高潮!
徳川家康の生誕地である岡崎市内全域を会場に実施し、参加者および来場者が家康ゆかりの史跡と岡崎固有の伝統にふれることのできる「岡崎城下家康公夏まつり」。今年のテーマは『「祝おう八朔まつり」~踊ろう!担ごう!家康公~』。伝統的な岡崎民謡に大河ドラマ『どうする家康』で有名になった「えびすくい音頭」を加えた盆踊り、全国的にも珍しい子どもを乗せて祝う「竹千代みこし」、葵の家紋の入った味噌六太鼓を担ぐ「味噌六太鼓」などに参加できます。
【岡崎城下家康公夏まつり】
開催日:2026年7月25日(土)・8月9日(日)
開催時間:イベントによって異なります
開催場所:岡崎市内各所
料金:無料
【春日山城/新潟県上越市】第101回謙信公祭

画像提供:上越市観光推進課
越後の虎・上杉謙信のお膝元で戦国絵巻を体験!
戦国時代の名将・上杉謙信公の武勇と遺徳を讃え偲ぶお祭りとして1925年から開催されている「謙信公祭」。メインイベントとなる22日には、鎧兜に身を包んで槍刀を持った勇壮な武者たちが練り歩く「出陣行列」や、夕闇の迫る頃にかがり火の中で上杉・武田両軍が駆け回る「川中島合戦の再現」などを披露します(謙信役を務めるのは越後上越 上杉おもてなし武将隊の上杉謙信公)。臨場感たっぷりな大迫力の戦国絵巻をぜひご体験ください。

左:上杉軍と武田軍が合戦の舞台・川中島へ向かう様子を再現する「出陣行列」 右:上杉謙信と武田信玄との伝説的な一騎打ちなどを再現する「川中島の合戦再現」(画像提供:上越市観光推進課)
【第101回謙信公祭】
開催日:2026年8月22日(土)・23日(日)※前夜祭8月21日(金)
開催時間:イベントによって異なります
開催場所:春日山城跡、春日山城史跡広場ほか
料金:無料
【犬山城/愛知県犬山市】日本ライン夏まつりロングラン花火

ライトアップされた犬山城を遠くに眺めながらの花火鑑賞は風情たっぷり(画像提供:犬山市観光課)
ライトアップされた犬山城と華やかな花火が競演!
犬山城下を流れる木曽川の河畔で毎年夏に行われている風物詩「日本ライン夏まつり」。令和4年から混雑緩和のため開催日時を10日間に分散し、各日約10分間の打ち上げ花火とする「ロングラン花火」へ催事形態を変更しました。今年度も8月1日から10日まで毎夜開催され、犬山城の歴史を銀色の優雅な花火でつなぐ「時をつなぐ歴史」など毎日異なるテーマを設定し、川に浮かべた船上から約300発の華やかな花火が打ち上げられます。ライトアップされた国宝犬山城を背景に花火を鑑賞する、風情豊かなひと時をぜひお楽しみください。
【日本ライン夏まつりロングラン花火】
開催日:2026年8月1日(土)~8月10日(月)※木曽川の増水時等は中止
開催時間:20:00頃から約10分
開催場所:木曽川河畔(ツインブリッジ下流)
料金:無料
【福知山城/京都府福知山市】福知山HANABI2026

花火は観覧席から由良川を挟んだ至近距離で打ち上げられる(画像提供:福知山HANABI実行委員会)
福知山城の夜空が大輪の花で彩られる!
明智光秀が築いた名城・福知山城のお膝元である京都府福知山市にて、夏の風物詩として長年親しまれてきた花火大会。今年は昨年よりも規模を拡大し、45分間で6000発もの花火を打ち上げます。また、御霊公園内や城下通り付近には露店が出店する予定。華やかで色とりどりな花火に彩られる福知山城を、夏祭り気分を楽しみながらご覧ください。
【福知山HANABI2026】
開催日:2026年8月11日(火・祝)
開催時間:20:00~20:45(雨天決行、荒天中止)
開催場所:由良川河川敷 音無瀬橋付近
料金:会場内は全席指定。階段席2000円/1人(小学生以上)、シート10000円/1シート(5~7人程度)
【長野県上田市】大阪城・上田城友好城郭提携20周年記念企画展「豪華絢爛 秀吉と桃山文化 ー大阪城天守閣収蔵品選ー」

画像提供:サントミューゼ 上田市立美術館
豊臣秀吉と北政所所用の名品が上田にやって来る!
上田城と大阪城との友好城郭提携20周年記念として、豊臣秀吉と北政所の所用と伝わる名品を中心とした大阪城天守閣収蔵品選を上田市立美術館で開催。「高台寺蒔絵」と呼ばれるきらびやかな黒漆塗に金・銀で蒔かれた様々な調度品、鳳凰や菊桐文の豪華な武器武具、人々の風俗を描いた屏風、スペイン・ポルトガルとの貿易のための蒔絵と螺鈿を施した南蛮漆器など、華麗な桃山文化が花開いた時期に作られた名品を鑑賞できます。さらに、豊臣秀吉が築いた大坂城と真田昌幸が整備した上田城との共通点など、当時の情勢の一端が分かる貴重な史料も展示。太閤秀吉の豪華絢爛な世界をぜひご堪能ください。
【大阪城・上田城友好城郭提携20周年記念企画展「豪華絢爛 秀吉と桃山文化 ー大阪城天守閣収蔵品選ー」】
開催日:2026年7月18日(土)~9月6日(日)
※毎週火曜閉館(祝日の場合は翌平日休)
開催時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
開催場所:サントミューゼ 上田市立美術館 企画展示室
料金:一般1400円
【兵庫県洲本市】特別展「洲本城500年のあゆみ」

画像提供:洲本市立淡路文化史料館
淡路国の拠点となった“水軍基地”の歴史をたどる
室町時代から戦国時代にかけて淡路島を拠点に瀬戸内海で活躍した海賊衆「淡路水軍」の城として大永6年(1526)に築かれ、後に豊臣秀吉の大坂城を守る“西の出城”へと生まれ変わった洲本城。その築城500年を記念した特別展を洲本市立淡路文化史料館で開催し、歴代城主の兜や肖像画といった貴重な文化財や発掘調査で出土した瓦などを展示します。さらに期間中は洲本城をテーマとした講演会、展示解説、野外講座なども実施。洲本城500年の歴史を余すところなく体感してください。
【特別展「洲本城500年のあゆみ」】
開催日:2026年7月7日(火)~9月6日(日)
※毎週月曜閉館(祝日の場合は翌平日休)
開催時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
開催場所:洲本市立淡路文化史料館 2階美術展示室
料金:大人500円
【兵庫県朝来市】企画展「羽柴秀長と竹田城」

画像提供:朝来市埋蔵文化財センター
豊臣兄弟はどのように但馬の地を治めたのか
今年で開館20周年を迎えた朝来市埋蔵文化財センターでは、話題のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送に合わせ、天下人・豊臣秀吉を支えた弟・秀長に焦点を当てた展示を開催。但馬攻めで軍功を挙げて城代として竹田城に入った秀長は城の改修を命じたと言われ、今日の竹田城の礎には秀長の足跡が確かに刻まれています。本展では古文書や最新の研究成果を通じて、豊臣兄弟がどのような未来を描きながら但馬の地を治めたのか知ることができます。さらに展示期間を前期・後期に分け、8月4日から11月29日までの後期展示では竹田城を中心に朝来市内の山城を紹介し、当時の城郭の姿に迫ります。
【企画展「羽柴秀長と竹田城」】
開催日:2026年4月21日(火)~11月29日(日)
※前期:4月21日~7月20日、後期:8月4日~11月29日 月曜および祝日の翌日休館
開催時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
開催場所:朝来市埋蔵文化財センター「古代あさご館」
料金:無料
執筆/城びと編集部









