【2026年版】ピックアップ!11月に開催されるお城イベント・展覧会

すっかり秋が深まり各地で紅葉が見ごろを迎える11月は、風情豊かな季節に合わせたさまざまなイベントが全国のお城でも多数開催されます。弘前城や郡上八幡城での毎年恒例の紅葉まつりのほか、二条城や松本城など名城を舞台にしたイベントなど、注目のイベントをご紹介します。

【弘前城/青森県弘前市】弘前城菊と紅葉まつり

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夜には紅葉特別ライトアップが実施され、赤や黄色の葉に彩られた城郭が日中とは違った表情を見せる(画像提供:公益社団法人弘前観光コンベンション協会)

菊と紅葉が秋の弘前城を風情豊かに彩る

桜の名所として知られる弘前城は、秋になると約2600本の桜と約1100本の楓が美しい赤や黄色を放ちます。そんな紅葉の見ごろに合わせて毎年開催されているのが「弘前城菊と紅葉まつり」。期間中は天守、櫓、城門の通常ライトアップに加えて紅葉の特別ライトアップを行い、錦の灯りと篝火も設置して夜の弘前城を雅に演出します。また、メイン会場の弘前城植物園ではフラワーアートの展示、プロジェクションマッピング、竹あかりにちびっ子新幹線運行なども行い、幅広い年代の方々が秋の深まりを楽しめるようになっています。

【弘前城菊と紅葉まつり】
開催日:2026年10月30日(金)~11月8日(日)
開催時間:9:00~20:00(最終入園19:30)※ライトアップ16:00~21:00
会場:弘前公園(メイン会場:弘前城植物園)
料金:弘前城植物園320円、弘前城植物園/本丸・北の郭/藤田記念庭園の共通入園券520円

【郡上八幡城/岐阜県郡上市】郡上八幡城もみじまつり

郡上八幡城もみじまつり
燃えるような紅葉が白亜の天守を包み込む様は「天守炎上」と形容されるほど。写真右上は通常の天守ライトアップ、右下は期間限定のブルーライトアップ(画像提供:一般財団法人郡上八幡産業振興公社)

“天守炎上”の異名を持つ紅葉の絶景は必見!

日本最古の木造再建城として知られる郡上八幡城。別称「積翠城(せきすいじょう)」とも呼ばれる山城ですが、秋には「天守炎上」と形容されるほど圧巻の紅葉に包まれます。「郡上八幡城もみじまつり」は紅葉がピークを迎えるころに毎年開催されるイベントで、週末には大垣城鉄砲隊による迫力の演武や城主・鎧武者によるお城案内などの催しが行われます。そして見逃せないのが郡上八幡城と庭園の夜間ライトアップ! さらに11月21日から23日の3日間は、城門や天守前広場を無数の和傘が彩る「ライトアップ特別夜~和傘の共演~」も実施。炎のように赤い紅葉と名城が織りなす、この季節だけの絶景をお見逃しなく。

【郡上八幡城もみじまつり】
開催日:2026年10月31日(土)~11月29日(日)※ライトアップ11月13日(金)~23日(月・祝)
開催時間:9:00~17:00(ライトアップ期間中は20:00まで夜間開城)
会場:郡上八幡城
料金:400円

【二条城/京都府京都市】二条城まつり2026

二条城まつり2026
NAKED meets 二条城 2026(画像提供:株式会社ネイキッド)

世界遺産・二条城の秋の魅力を昼夜それぞれ異なる趣向で楽しむ

古都・京都がさらに趣深さを増す秋に二条城で毎年開催されている「二条城まつり」。昼間は城内を巡って二条城まつりオリジナルの絵柄を完成させるスタンプラリーのほか、華道・香道など寛永文化にゆかりの文化企画、京の名産品展など様々なイベントを実施します。さらに夜にはライトアップイベント「NAKED meets 二条城 2026」を開催。今年は寛永行幸400周年にちなみ、徳川秀忠の五女で後水尾天皇に入内した徳川和子に焦点を当て、和子による美の感性を唐門など歴史的建造物へのプロジェクションマッピングで表現します。秋が深まる二条城をぜひ1日通してお楽しみください。

【二条城まつり2026】
開催日:2026年10月23日(金)~12月6日(日)※ライトアップは12月5日(土)まで
開催時間:通常観覧8:45~17:00(最終入城16:00)、ライトアップ18:00~22:00(最終入城21:00)
開催場所:元離宮二条城
料金:〈通常観覧〉1300円 〈ライトアップ〉月~木曜2000円/金土日祝2400円 ※昼夜入替制でそれぞれチケットが必要

【松本城/長野県松本市】国宝松本城Week

国宝松本城Week
天守を正面に臨む本丸庭園で迫力の和太鼓演奏が披露される(画像提供:松本城管理課)

雅に彩られた秋の古城をとことん楽しみ尽くす!

11月10日の「松本城の日」にちなみ、松本城で毎年11月3日から11月10日まで開催している「国宝松本城 Week」。松本城ゆかりの演奏団体「国宝松本城古城太鼓」による迫力の和太鼓演奏や、裏千家淡交会によるおもてなしの茶会など秋の古城を雅に彩る催しを行います。ほかにも、耐震工事を終えた太鼓門の7年ぶりとなる特別公開や、歴代城主の家紋が付いたピンバッジの限定販売など、松本城をディープに楽しめる企画が満載です。

国宝松本城Week
左:本丸庭園内の月見櫓付近で茶席を実施 右:昭和の大修理竣工から70年の節目を迎える太鼓門を特別公開(画像提供:松本城管理課)

【国宝松本城Week】
開催日:2026年11月3日(火・祝)~11月10日(火)
開催時間:イベントによって開催日時が異なります
会場:国宝松本城
料金:1300円

【名護屋城/佐賀県唐津市】第6回名護屋城大茶会

第6回名護屋城大茶会
武将が愛した茶の湯に親しむ呈茶席を本丸などに設置(画像提供:佐賀県文化・観光局文化課)

全国の大名が集った“文化の交流地”の賑わいを再現

豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に際して出兵拠点として築いた名護屋城。全国から約150名もの大名が集い、彼らの交流を通じて茶道や能など今につながる文化が大きく花開いた地でもあります。そうした往時の賑わいを再現すべく、2022年から催されているのが「名護屋城大茶会」です。6回目となる今年も、茶・能・書・華・器・食・鷹狩など様々な文化体験が満載! 唐津市内の茶道団体による呈茶席や能楽師・鷹匠による実演のほか、かつて名護屋城に集結した武将160の「のぼり旗」が並ぶ本丸フォトスポット、前田利家陣跡プレミアムガイド、名護屋城石垣ガイド、さらに名護屋城を巡る武将を探す「家紋シールラリー」など、お城好きが楽しめるイベントも開催します。

【第6回名護屋城大茶会】
開催日:2026年11月22日(日)
開催時間:9:30〜16:30
開催場所:名護屋城跡ほか
料金:入場無料(呈茶席など一部有料)

【姫路城/兵庫県姫路市】Himeji大手前通り・姫路城イルミネーション

Himeji大手前通り・姫路城イルミネーション
大手前通りから見える姫路城の幻想的なライトアップ(画像提供:姫路市)

夜の姫路城が幻想的な光の景色に包まれる

今年で4年目を迎えるライトアップイベント「Himeji大手前通りイルミネーション」。今回は世界的照明デザイナー・石井幹子氏監修のもと、実施エリアを拡大して昨年の2倍にあたる約51万球ものLEDを用い、姫路駅前~大手前通り~姫路城まで全長2.5㎞に渡る光の回廊を創造。さらに姫路城三の丸広場では「あたら夜の夢鏡」と題し、水面へ映像と光を投影して時間とともに揺らぐ幻想的な景色を作ります。歴史的景観と光の演出が調和した、幻想的な夜のひと時に浸ってみませんか。

【Himeji大手前通り・姫路城イルミネーション】
開催日:2026年11月20日(金)~2027年1月11日(月)
開催時間:17:00~22:00
開催場所:姫路駅前、大手前通り、姫山公園 (姫路城周辺)、姫路城三の丸広場
料金:無料

【会津若松城/福島県会津若松市】鶴ヶ城 プロジェクションマッピング 2026

鶴ヶ城 プロジェクションマッピング 2026
画像提供:株式会社一旗

赤瓦の天守を絢爛豪華なプロジェクションマッピングで彩る

昨年3日間で約2万人の方が来場した「鶴ヶ城 プロジェクションマッピング」が、好評を受けて今年度は内容をさらに充実。会津塗、会津絵ろうそく、会津木綿といった伝統文化をモチーフにしたデジタルアニメーションや、会津が描かれた風景画、桜の名所を象徴する百花繚乱のデジタルアートを、天守や石垣に投影します。さらに、プロジェクションマッピングに合わせて雲海演出を行い、霧に浮かぶ幻想的な鶴ヶ城の夜を演出します。日本で唯一の赤瓦の天守を持つ名城を彩る絢爛豪華で壮大なプロジェクションマッピングをぜひお楽しみください。

【鶴ヶ城 プロジェクションマッピング 2026】
開催日:2026年11月20日(金)~11月22日(日)
開催時間:17:30〜21:00 ※約8分間のコンテンツを約3分間のインターミッションをはさんで連続投影
開催場所:鶴ヶ城城址公園
料金:無料

【新城城/愛知県新城市】第33回全国山城サミット新城大会

第33回全国山城サミット新城大会
画像提供:新城市 教育部 歴史文化課

山城の価値と魅力を今年は新城から発信!

山城がある全国の自治体と数多くの山城ファンたちが集まる「全国山城サミット」。今年は開府450周年を迎えた新城城で知られる愛知県新城市にて開催! 初日は小和田哲男先生による講演、千田嘉先生と平山優先生が出演するシンポジウムがあり、三遠南信(東三河地方、遠州地方、南信州地域)の戦国時代や山城について語ります(いずれも当日先着順・無料)。さらに2日目は、新城のお城探訪ツアー、迫力の火縄銃演武、柴裕之氏の記念講演、新城の伝統文化に触れる音楽祭と芸能紹介、歴史を学べるブース出展を実施します。東三河の山城の歴史と魅力にどっぷり浸かってみてはいかがでしょうか。
※お城探訪ツアーは受付終了しました

【第33回全国山城サミット新城大会】
開催日:2026年11月28日(土)~11月29日(日)
開催時間:11/28…13:00~17:00/11/29…8:30~14:45
会場:新城文化会館ほか
料金:無料 ※2日目の記念講演は有料(事前申込者のみ観覧可能)

【高知県高知市】企画展「長宗我部元親の城づくり ―四国制覇に向けて―」

長宗我部元親の城づくり ―四国制覇に向けて―
画像提供:高知県立歴史民俗資料館

“土佐の覇者”の四国侵攻を城から紐解く

長宗我部元親は岡豊城を拠点に土佐を統一し、その後四国を統一したと考えられていました。しかし近年の研究によると四国全土の掌握には至っていないとされ、どんなルートで四国の各地に侵攻したのかについて未解明な部分もあります。一方、城郭研究においては、阿波・讃岐・伊予へ勢力拡大を図った長宗我部勢が、四国の各地に長宗我部流ともいえる防御施設を備えた城を再構築していることが示されつつあります。これらの城を点と点でつないでいくことにより、長宗我部勢の侵攻ルートが少しずつ明らかになってきているのです。本展では、こうした研究の成果を元に、城の縄張図や出土資料のほか、初の試みとなる生成AIによる城郭想像復元イラストなどを展示。長宗我部元親の城づくりを通じて、四国侵攻ルートと四国制覇の実態に迫ります。関連企画として専門家による講演(予約制・先着順)も行いますのでぜひご参加ください。

【企画展「長宗我部元親の城づくり ―四国制覇に向けて―」】
開催日:2026年10月23日(金)~2027年1月11日(月・祝)※12/27~1/1休館
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休)
開催時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
開催場所:高知県立歴史民俗資料館 1F企画展示室
料金:大人700円

【熊本城/熊本県熊本市】企画展「二つの「くまもと城」―豊臣の衝撃、戦国肥後の終焉―」

二つの「くまもと城」―豊臣の衝撃、戦国肥後の終焉―
画像提供:熊本博物館

土の城から近世城郭へ──熊本城の知られざる変遷

加藤清正による熊本城の築城は、実は場所を違えて二度にわたって行われたことが意外と知られていません。本展では、現在の熊本城のルーツでありながら歴史の影に隠れてきた隈本古城(現・県立第一高校一帯)をクローズアップ。発掘調査成果と隈本古城の精緻なジオラマ模型を交え、中世の物流を物語る貿易陶磁器、近世築城の幕開けを告げる瓦・石垣、そして豊臣政権の権威を象徴する金箔瓦という3つのキーアイテムを軸に、中世から近世へと塗り替えられていく肥後の激動期をたどります。

【企画展「二つの「くまもと城」―豊臣の衝撃、戦国肥後の終焉―」】
開催日:2026年10月3日(土)~12月6日(日)
※月曜休館(祝日の場合は翌火曜休)
開催時間:9:00~18:00(最終入館17:30)
開催場所:熊本博物館 2階特別展示室
料金:大人400円

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執筆/城びと編集部