2026/01/22
【2026年版】ピックアップ!2月に開催される城イベント・展覧会
暦の上では立春を迎える2月。東北や北陸では雪が降り積もる一方、梅をはじめ花のつぼみがほころび始めるなど春の気配が少しずつ感じられるようになります。そんな2月に全国のお城で開催されるイベントをご紹介します。季節の風物詩として親しまれている弘前城雪燈籠まつりや水戸の梅まつり、さらに姫路城の特別公開など今しか体験できないイベントをお見逃しなく!
【姫路城/兵庫県姫路市】姫路城 冬の特別公開

左:乾小天守から望む大天守 右:西小天守(画像提供:姫路市)
“普段は見られない姫路城”へいざ!
近世城郭の代表的な遺構として良好に保存され、2023年には世界遺産登録30周年を迎えた姫路城。そんな名城において通常非公開のエリアを観覧できる特別公開を開催します。今回公開されるのは、全小天守(東小天守・乾小天守・西小天守)とイ・ロ・ハの渡櫓の6棟。格子のない火灯窓から圧巻の大天守(北西面)を見ることができる乾小天守、複雑に配置された門や迷路のような登城ルートを見下ろすことができる西小天守、映画の撮影にも使われたことがある渡櫓など、普段体感することができない姫路城の真価にぜひ触れてください。
【姫路城 冬の特別公開】
開催日:2026年2月1日(日)~2月14日(土)
開催時間:9:00~16:00(最終受付。閉城17:00)
開催場所:姫路城(特別公開エリアの受付場所はイの渡櫓)
料金:1000円(姫路城入城料が別途必要)
【弘前城/青森県弘前市】第50回 弘前城雪燈籠まつり

雪化粧した弘前城がライトアップされ、雪灯籠や雪像と競演する(画像提供:公益社団法人弘前観光コンベンション協会)
雪化粧を施した現存天守と雪燈籠が幻想の世界へ誘う
津軽氏代々の居城で、現存12天守の一つでもある弘前城。桜の名所としても有名ですが、毎年2月に開催される雪燈籠まつりも、冬の風物詩としてお馴染みになっています。期間中は約150基もの雪燈籠や雪像を弘前公園内に配置。夜になると灯りがともされ、照明に浮かぶ弘前城とあいまって幽玄の世界へと誘います。さらに、本丸から岩木山に向かって望む蓮池の周りには蝋燭を灯したミニかまくら約300基が並び、メイン会場の四の丸には歴史的建造物などをかたどった大雪像や大きな滑り台も作られ、歴史的空間で雪の季節を存分に楽しめます。
【第50回 弘前城雪燈籠まつり】
開催日:2026年2月6日(金)~2月11日(水・祝)
開催時間:10:00~21:00(11日は20:00まで)
開催場所:弘前公園
料金:無料
【会津若松城/福島県会津若松市】第27回 会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~

職人技が感じられる会津絵ろうそくが夜の会津若松城を幻想的に彩る(画像提供:会津まつり協会
1万本の絵ろうそくが名城と城下町を照らし出す
築城名人として知られる蒲生氏郷が築き、国内唯一の赤瓦の天守がそびえる会津若松城。毎年2月になると、1本1本に菊や牡丹などの季節の草花が色鮮やかに描かれた会津の伝統的工芸品「会津絵ろうそく」を城内や市内各所に約1万本設置。会津若松城では会津本郷焼の瓦燈や会津塗り燭台で会津絵ろうそくを灯し、御薬園では竹筒で心字の池を取り囲み、赤々とゆらめく炎のあかりで幻影のような世界を現出します。
【第27回 会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~】
開催日:2026年2月13日(金)~2月14日(土)
開催時間:17:30~20:30(7日は17:00から点灯式)
開催場所:会津若松城・御薬園、市内各所
料金:無料
【金沢城/石川県金沢市】金沢城・兼六園四季物語~冬の段~

金沢城公園では櫓や石垣のほか、歴代藩主が愛でた玉泉院丸庭園をライトアップ(画像提供:石川県観光連盟)
銀世界に彩られた金沢城公園と兼六園を幻想的にライトアップ
兼六園を夜間無料開放するとともに金沢城公園と兼六園で期間限定のライトアップを行い、春から冬まで四季折々の“夜の魅力”を楽しむことができる「金沢城・兼六園四季物語」。その「冬の段」では兼六園に“雪吊り”が施され、冬だけしか味わえない幻想的な灯りの世界が目の前に広がります。金沢城の櫓、石垣、玉泉院丸庭園のライトアップと合わせてお楽しみください。

冬の風物詩“雪吊り”を施した兼六園もライトアップ(画像提供:石川県観光連盟)
【金沢城・兼六園四季物語~冬の段~】
開催日:2026年2月7日(土)・14日(土)・21日(土)・28日(土)
開催時間:18:00~20:45(閉園21:00)
開催場所:金沢城公園・兼六園
料金:無料
【水戸城/茨城県水戸市】第130回 水戸の梅まつり

水戸城で夜の観梅を楽しめる「夜・梅・祭2026」も開催(画像提供:一般社団法人水戸観光コンベンション協会)
“水戸徳川家のお膝元”で春の訪れを感じる
江戸時代の水戸には徳川御三家の一つである水戸徳川家が入封し、水戸城を中心とした城下町は、天下の副将軍・水戸藩のお膝元として発展を遂げました。そうした歴史を今も色濃く残す水戸で、100年以上の歴史をもつ風物詩として定着しているのが「水戸の梅まつり」。大名庭園の偕楽園と藩校・弘道館をメイン会場に、野点茶会や武道演武など和の催しと共に美しい梅を鑑賞できます。
また、期間中の3月7日には水戸城で、2月13日~3月15日の金・土・日・祝日には偕楽園で、それぞれ夜間にライトアップを実施。会場内が幻想的にライトアップされ、昼とは趣きの異なる夜の観梅を楽しむことができます。
【第130回 水戸の梅まつり】
開催日:2026年2月11日(水・祝)~3月22日(日)
開催時間:イベントによって異なります
開催場所:偕楽園、弘道館ほか
料金:一部イベント有料
【熊本県和水町】第49回 戦国肥後国衆まつり

画像提供:和水町まちづくり課
豊臣秀吉に立ち向かった肥後国衆の戦いが蘇える
天正15年(1587)、豊臣秀吉が行った検地に反発した肥後の国衆たちが大規模な一揆を起こし、和水町にあった田中城を最後の砦とする激戦が約2ヵ月に渡って繰り広げられました。この「和仁田中城の戦い」を後世に伝えるために和水町で毎年開催しているのが「戦国肥後国衆まつり」。今回も熊本県出身の俳優・勝野洋さんが参加し、祭りのメインイベント「武者行列と国衆一揆の再現」に豊臣軍の総大将・小早川秀包役で出演します。他にも、修羅に見立てた木ぞりを引っ張って敵陣の旗を奪い取る「先陣修羅レース」や寸劇「南蛮毛物語」などもあり、国衆たちの熱い生きざまを体感できます。

鎧兜に身を包んだ武者が鉄砲や刀を使って壮絶な合戦を再現する(画像提供:和水町まちづくり課)
【第49回 戦国肥後国衆まつり】
開催日:2026年2月8日(日)
開催時間:10:00~15:15
開催場所:和水町多目的広場(和水町役場三加和支所裏)
料金:無料(甲冑着付け体験500円)
【佐賀城/佐賀県佐賀市】第26回 佐賀城下ひなまつり

佐賀藩主鍋島家のゆかりの品を多数収蔵する徴古館では、鍋島栄子夫人の大雛壇飾り(写真)など、明治〜昭和の鍋島家夫人が愛したひな人形が展示される(※公益財団法人鍋島報效会所蔵)
旧跡を彩るひな人形を愛でよう
佐賀城本丸歴史館や徴古館など、佐賀城下の文化施設で行われる毎年恒例のひなまつり。侯爵鍋島家歴代夫人の由緒あるおひなさまや、佐賀藩の裃の文様である「鍋島小紋」のお召し物を着せたひな人形、伝統工芸の手織り佐賀錦をまとったひな人形などが、佐賀市柳町エリア、松原エリア、佐賀城エリアの各会場で展示されます。華やかに色づいた、早春の佐賀城下に足を運んでみてください。
【第26回 佐賀城下ひなまつり】
開催日:2026年2月14日(土)~3月15日(日)
開催時間:10:00~17:00(最終受付16:30)※佐賀城本丸歴史館のみ9:30~18:00
開催場所:佐賀市柳町エリア(旧古賀銀行ほか)、松原エリア(徴古館ほか)、佐賀城本丸歴史館
料金:周遊チケット1000円(無料会場あり)※中学生以下無料
【大阪城/大阪府大阪市】企画展示「戦いと平和の大阪城史」「大坂から天下へ!―秀吉の躍進―」

画像提供:大阪城天守閣
天下統一を目指す豊臣秀吉の戦いと大阪城の激動の歴史に迫る
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で今年注目が高まっている豊臣秀吉をテーマにした企画展を大阪城で開催します。「大坂から天下へ!―秀吉の躍進―」では、本能寺の変後に明智光秀を討った山崎の戦い、ライバルの柴田勝家を破った賤ヶ岳の戦い、信長の次男・信雄と徳川家康の連合軍に挑んだ小牧・長久手の戦いまで、天下統一を目指す秀吉の一連の戦いをクローズアップ。また「戦いと平和の大阪城史」では、大坂の陣や幕末維新期の内戦など幾度もの戦災に見舞われながらも、大阪の町の発展を支えて今日の平和な姿へと至った大阪城の歩みを紹介。武具、書状、屏風絵、錦絵など貴重な史料の展示を通じて、秀吉と大阪城の激動の歴史に思いを馳せてみてください。
【企画展示「戦いと平和の大阪城史」】
開催日:2026年1月9日(金)~3月22日(日)
開催時間:9:00~18:00(最終入場17:30)
会場:大阪城天守閣3階展示室
料金:一般1200円(大阪城豊臣石垣館を含む)
【企画展示「大坂から天下へ!―秀吉の躍進―」】
開催日:2026年1月10日(土)~3月23日(月)
開催時間:9:00~18:00(最終入場17:30)
会場:大阪城天守閣4階展示室
料金:一般1200円(大阪城豊臣石垣館を含む)
【岐阜県】山城シンポジウム「飛騨の山城・城館跡を掘る!」

画像提供:岐阜関ケ原古戦場記念館
飛騨の山城の歴史と今を知る
飛騨地域には戦国時代を生きた姉小路氏・三木氏・金森氏ゆかりの山城が数多く残っていて、往時の姿を調べるための発掘調査が現在も進められています。その中でも近年の発掘調査で成果があった高山市、飛騨市、下呂市の山城・城館を取り上げる山城シンポジウムを開催。全国で多くの山城の発掘調査に関わる中井均氏らが登壇し、飛騨の山城・城館跡の歴史や構造はもちろん、発掘調査で得られた最新情報を現場ならではの視点で報告します。戦国時代の飛驒地域の興亡を物語る山城の実態を知るまたとないシンポジウムにぜひご参加ください。
【山城シンポジウム「飛騨の山城・城館跡を掘る!」】
開催日:2026年2月8日(日)
開催時間:10:30~15:30(開場9:45)
会場:関ケ原ふれあいセンター大ホール
料金:無料(先着400名)
※HPの応募フォームまたは往復はがきで参加受付。応募締切2月1日
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執筆/城びと編集部










