【2026年版】ピックアップ!4月に開催されるお城イベント

全国各地で桜の花が咲き、お出かけしやすい暖かい季節がようやくやって来ました! そんな4月には全国のお城やその城下町でも数々のイベントが開催されます。「信玄公祭り」「家康行列」をはじめとする毎年恒例のお祭りから、加賀前田家伝来の文化財を見られる展覧会まで、注目のイベントをご紹介します。

甲府城/山梨県甲府市】第52回信玄公祭り

第52回信玄公祭り
甲府城で出陣式を行った後、甲州軍団はメインストリートである平和通りを中心に甲府市内を練り歩く(画像提供:信玄公祭り実行委員会)

天下一の武者行列で戦国絵巻を再現!

戦国時代の名将・武田信玄の遺徳を偲び、例年開催されているお祭り。メインイベントの「甲州軍団出陣」では、武田信玄が現在の北陸地方を支配した戦国大名・上杉謙信と激突した「川中島合戦」に出陣する様子を再現しています。1000人を超える参加者が戦国武者姿で集結する様は圧巻! 甲府城の夜空を彩る「神明の花火」、風魔忍者が甲府に参上する「風魔忍者ショー&風魔忍者体験」、武田氏の城の見方を解説する「甲州寺子屋」など楽しいイベントも多数実施します。

【第52回信玄公祭り】
開催日:2026年4月3日(金)~5日(日)※甲州軍団出陣は4月4日
開催時間:イベントによって異なります(詳細はHP参照)
開催場所:舞鶴城公園(甲府城)ほか
料金:無料

【愛知県岡崎市】家康公行列

家康公行列
市民の中から公募で選ばれた武将や姫をはじめ約700名の市民キャストが行列に参加(画像提供:岡崎市観光協会)

勇猛な三河武士団らによる絢爛豪華な時代絵巻

徳川家康が亡くなった4月17日に近い日曜日に例年開催している岡崎の風物詩「家康公行列」。徳川四天王の本多忠勝を祀る映世神社(現・龍城神社)の祭典として、江戸時代に岡崎藩の武士たちが隊列を組んで戦法を鍛錬した儀式が起源といわれています。2026年は能見通二丁目交差点から乙川河川緑地右岸までのルートで、家康や徳川四天王をはじめとする三河武士団が騎馬と共に市の中心部を勇壮に練り歩きます。きらびやかな姫列や、行列の道中で少年武者・少女隊、そして鉄砲隊や槍隊が繰り広げる迫力の演武などにも注目!

【家康公行列】
開催日:2026年4月5日(日)
開催時間:14:00~16:10予定(少雨決行)※出陣式:大樹寺にて13:00~
会場:岡崎市(能見通二丁目交差点~乙川河川緑地右岸)
料金:無料

名古屋城/愛知県名古屋市】名古屋城春まつり

名古屋城春まつり
名古屋城内ではソメイヨシノやシダレザクラを中心に約10種類・約900本の桜が咲き誇る(画像提供:名古屋城総合事務所)

桜と共に堪能する春の名古屋城

市内を代表する桜の名所である名古屋城では毎年、桜が見頃を迎える3月下旬から「名古屋城春まつり」を開催しています。3月20日から4月5日にかけて実施される「名古屋城桜まつり」の期間中は開園時間が19:30まで延長され、お城を背景に幻想的な桜のライトアップを堪能できます。他にも、春の花や風景を描いた障壁画を展示する「春の花鳥」、「たべる あそぶ まなぶ」をテーマにおもてなしする「鯱食堂」「鯱広場」、伝統芸能・古武道・火縄銃の実演や茶会など、春の訪れを楽しめるイベントも多数実施します。

【名古屋城春まつり】
開催日:2026年3月20日(金・祝)~5月6日(水・休)
開催時間:イベントによって異なります(開園時間9:00~16:30 閉門17:00)
開催場所:名古屋城
料金:観覧料500円

松山城/愛媛県松山市】松山春まつり(お城まつり)

松山春まつり(お城まつり)
画像提供:松山市役所観光・国際交流課

松山城主ゆかりの隊列が松山の街を練り歩く

松山城小天守復興の着工を記念し昭和42年(1967)から始まった、松山の春を代表するお祭り。東雲神社での東雲能をはじめ、野球拳全国大会や伊予節全国大会など、松山の歴史文化と魅力を伝えるさまざまなイベントを開催します。4月4日には鎧や着物を身に着けた松山城主ゆかりの隊列が松山市中心部を練り歩く「大名武者行列」を実施。公募で選ばれた大名武者と子ども合計140名程度が参加する光景は圧巻です! なお今年は大名武者行列の殿役として俳優の的場浩司さんが出演します。

松山春まつり(お城まつり)
松平隊・蒲生隊・加藤隊・子ども行列が松山城下を練り歩く「大名武者行列」(画像提供:松山市役所観光・国際交流課)

【松山春まつり(お城まつり)】
開催日:2026年4月4日(土)・5日(日)
開催時間:イベントによって異なります(詳細はHP参照)
開催場所:松山城、城山公園ほか
料金:無料(東雲能など一部イベント有料)

岡山城/岡山県岡山市】春の烏城灯源郷

春の烏城灯源郷
過去の様子。光が生み出す幻想的な空間で夜桜を楽しめる(画像提供:岡山城天守閣)

漆黒の城を照らす春の仄明かり

戦国大名・宇喜多秀家によって築かれた岡山城を舞台にした春のライトアップイベント。夜の闇に包まれた漆黒の岡山城が雅やかな光の演出によって照らし出され、昼間とは違う幻想的なシルエットを浮かび上がらせます。期間中は天守の夜間特別開館も行います。また、同時期に岡山後楽園でも「春の幻想庭園」と題した庭園ライトアップを開催しますので、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

【春の烏城灯源郷】
開催日:2026年4月24日(金)〜5月5日(火・祝)
開催時間:18:00~21:30 ※後楽園への入園及び岡山城天守閣への入場は21:00まで
開催場所:岡山城
料金:無料(天守閣への入は大人500円、中学生以下無料)

高知城/高知県高知市】高知城 花回廊

高知城 花回廊
ぼんぼりや灯篭の灯りで城内がほんのりと照らされる(画像提供:(公社)高知市観光協会)

花と灯りが織りなす幻想的な和の空間

春の高知城を彩るイベントとして2007年から毎年開催されている「高知城 花回廊」。今年も「和で綴る花と灯り」をコンセプトに、生け花や土佐和紙を使った250基以上の灯篭が追手門から天守へ続く道などに並びます。そして夜になると灯篭がほのかな灯りを発し、城内を幻想的な雰囲気へと一変。また舞台では和楽器演奏や演舞が披露され、和の情緒を存分に堪能できます。また、期間中は天守の夜間開館も行っているので、城主気分で夜の城下町を眺めてみるのもおすすめです。

【高知城 花回廊】
開催日:2026年4月3日(金)~5日(日)
開催時間:18:00~21:00
開催場所:高知城・高知公園・丸ノ内緑地
料金:無料(天守閣の入館は有料)

【東京都台東区】前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」

前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」
画像提供:特別展「百万石!加賀前田家」広報事務局

百万石の繁栄を築いた加賀前田家伝来の一大コレクションを一挙公開

金沢城を拠点に“加賀百万石”と称えられる繁栄を築いた加賀前田家。近代に入って東京に本拠を移し侯爵となった後は公益財団法人「前田育徳会」を設立し、加賀前田家および前田侯爵家が収集した文化財の保存・公開を行ってきました。今年で財団が設立100周年を迎えたことを記念し、歴代当主の事績を振り返るとともに加賀前田家伝来の文化財を紹介する特別展を開催。初代・利家ら歴代当主の甲冑や陣羽織をはじめ、古筆・名画・名刀・名物茶道具など“加賀前田家の武と美”を物語るコレクションの数々を展示します。東京では約60年ぶりの開催となる、前田育徳会収蔵品の大規模な展覧会をぜひお見逃しなく!

【前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」】
開催日:2026年4月14日(火)~6月7日(日)※4/27・5/4を除く月曜休館
開催時間:9:30~17:00(毎週金・土曜および5月3日~5日は20:00まで開館。最終入館は閉館30分前
開催場所:東京国立博物館 平成館(上野公園)
料金:一般2300円(前売2100円)

【滋賀県近江八幡市】令和8年度春季特別展 安土城築城450年記念「安土山築城前夜 戦国乱世の城」

令和8年度春季特別展 安土城築城450年記念「安土山築城前夜 戦国乱世の城」
画像提供:安土城考古博物館

戦国時代の城が安土城に与えた影響に迫る

今年で築城450年を迎えて注目が集まっている安土城。織田信長が天下統一の拠点として築き、土壁や瓦を用いた重厚な建造物が石垣の上に建ち並ぶ近世城郭の出発点と位置づけられています。一方、近世城郭としての安土城は突然変異的に生み出されたものではなく、それまでに存在した城の要素を集大成して築いたものでもあります。こうした観点から安土城に目を向ける特別展「安土山築城前夜 戦国乱世の城」を安土城考古博物館で開催。観音寺城や小谷城など安土城以前に各地の技術・資源を結集して築かれた戦国時代の城をクローズアップし、それらの特徴や共通点を紹介するとともに、安土城に及ぼした影響について掘り下げます。

【令和8年度春季特別展 安土城築城450年記念「安土山築城前夜 戦国乱世の城」】
開催日:2026年4月25日(土)~6月14日(日)
開催時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
開催場所:安土城考古博物館
料金:大人970円

【東京都文京区】春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」

春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」
赤星閑意「熊本城之図」 明治時代(19世紀) 永青文庫蔵(熊本大学附属図書館寄託)

熊本城の歴史を細川家の視点からひも解く

東京・目白台の一画に江戸時代から戦後にかけて所在した細川家の下屋敷跡にあり、細川家伝来の美術工芸品や歴史資料を所蔵する永青文庫。熊本地震から10年を迎える2026年4月には、細川家が約240年にわたり居城とした熊本城をテーマに展覧会を開催します。震災からのさらなる復興を祈念し、細川家の熊本入国から西南戦争に至るまでの熊本城の歴史を、永青文庫の所蔵品などを通じて振り返ります。熊本城の具体像を示す貴重な国重要文化財「細川家文書」、熊本城の本丸御殿を飾った可能性のある「老松牡丹図屏風」、加藤清正所用と伝わる「桔梗折墨紋蒔絵湯桶」、さらにクラウドファンディングによる修理で蘇った初代藩主・忠利と二代藩主・光尚の甲冑も披露されるので必見です!

春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」
重要文化財「細川忠利自筆書状」 細川光尚宛(寛永9年〈1632〉)12月10日 永青文庫蔵(熊本大学附属図書館寄託)

春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」
写真左:「銀札啄木糸射向紅威丸胴具足」(細川忠利所用) 江戸時代(17世紀)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)
写真右:「栗色革包紫糸威二枚胴具足」細川光尚所用 江戸時代(17世紀)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)

【春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」】
開催日:2026年4月11日(土)~6月7日(日)※月曜休館(5/4開館・5/7休館)
開催時間:10:00〜16:30(最終入館16:00)
開催場所:永青文庫
料金:一般1000円

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執筆/城びと編集部