PR 城びと編集部員が行く! 江戸の面影を残す美しい「城下町」と「山城」ロマン!飛騨高山・古川で楽しむ歴史さんぽ

飛騨高山、飛騨古川

こんにちは!「城びと」編集部です。戦国旅も第2弾。舞台は北へ…今回は【飛騨高山&古川編】をお届けします。江戸の面影を残す美しい城下町と今も息づく文化を体感! 実は、知る人ぞ知る2025年にオープンしたばかりの「山城スポット」もあるんです。さあ、はりきって出陣じゃ~!

お城の麓に広がる城下町・飛騨高山の古い町並

「飛騨高山」といえば、あの風情あふれる「古い町並」を思い浮かべる方も多いはず。実はあの美しい町並みって…かつて「高山城」というお城の麓に作られた「城下町」だったんです! 「高山城」は完成までに長い年月を要したといわれるお城。どんなお城か気になりますよね? …ということで、まず向かうのは「飛騨高山まちの博物館」!

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さすが、飛騨高山。博物館の建物もとっても素敵。昔の豪商の土蔵が博物館になっているそう

博物館には、飛騨高山の歴史や文化に関する展示がされています。もちろん、高山城についての展示も!!

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高山城は、高山の町を一望できる天神山城跡に築かれたそう

高山城を築城したのは、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の「三英傑」すべてに仕えて生き抜いた武将・金森長近(かなもりながちか)。なんと16年もの長い歳月をかけて築き上げた、「天下の名城」だったとか。戦国サバイバーの熱い思いが詰まっていたと思うと、ワクワクしてきますね!

飛騨高山・飛騨古川
お城と町の位置関係も模型でばっちり!

ところがその後、飛騨は幕府直轄地に。お城はあの財力豊かな「加賀藩(金沢藩)」が管理を任されたのですが、あまりにも負担が大きく、なんと3年後には取り壊されてしまったんです。なんて、もったいない…! 16年もかけて築き、代々守り抜いたお城があっという間に壊されてしまった金森氏の無念さに、つい思いを馳せてしまいました。

飛騨高山
絵図もあるので、お城の様子がよくわかります

飛騨高山
金森氏ゆかりの品々も展示されています

さて、実はこの「飛騨高山まちの博物館」には、金森氏の城下町の特徴がよくわかるスポットがあります。そこがここ!!

飛騨高山
土地の高低さが全然違います。土を盛ったのではないかとのこと

向こう側、見上げてしまいますよね。見上げた先が武家屋敷エリア、こちらが町民・商人屋敷エリアです。

飛騨高山・飛騨古川
とにかくいろんなお店がたくさん。飛騨牛握りやメンチカツ、お団子など手軽な名物グルメも充実です

今回は高山城跡へは行けなかったのですが、「飛騨高山まちの博物館」から徒歩20分ほどで行けちゃうそうなんです! しかも市内には、雲龍寺鐘楼門(高山城の黄雲閣)など、お城が取り壊された際に移築された建造物がいくつも残っているとのこと。「あ、これも高山城の一部だったんだ!」と、街に隠れたお城のパーツを探す“宝探し”のような巡り方も楽しいですよね!

歴史ある飛騨高山宮川朝市をぶらり


そして、飛騨高山といえば、朝市ですね! 朝市と言っても、12時までやっているので、ちょっと寝坊しちゃっても大丈夫!

飛騨高山・飛騨古川
宮川沿いにお店がズラリと並びます

編集部員が訪れたのは、平日の午前中だったのですが、外国からの観光客の方がたくさん! お店の方も英語がペラペラで、普段から海外のお客様が多いのが窺えます。日本ならではを楽しんでいただいているのを見るのって、うれしいですね。

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民芸品のお店やお餅を売るお店、テイクアウトグルメのお店などさまざま

最新情報をゲット!道の駅「アルプ飛騨古川」の山城コーナーが熱い

飛騨古川へ向かう途中、道の駅に立ち寄りました。 お昼を食べに? お土産買いに? もちろん、それもありますが…真の目的はこちら!!

飛騨古川
道の駅「アルプ飛騨古川」の一角にあります

扉の中に足を踏み入れると…そこには2024年に国史跡に指定されたばかりの「姉小路氏(あねがこうじし)城館跡」のパネル展示が! 

飛騨古川
中には展示パネルがズラリ!かなり充実した展示です

飛騨の中心地だったこのエリアは、「姉小路氏」から「三木氏」「金森氏」へと支配者が次々と変わっていきました。国史跡に指定されたのも、そんな支配勢力の変遷が、築城や改修の様子から読み取れるからだそう。お城から当時の政治の動きが見えるなんて、ロマンがありますよね!

飛騨古川
山城の魅力を解説するパネルとたくさんのパンフレット。床には航空写真が。こういうのもわかりやすくていいですよね

中でも、ちょっと面白い仕掛けの展示がこちら!!

飛騨古川
山城コーナーの奥、休憩スペースの窓

窓に足跡マークと「古川城跡を見てみよう」と穴の開いた展示が・・・。足をあわせてのぞくと、古川城が見えちゃうんです!

飛騨古川
この展示の裏側では、復元イラストができるまでが解説されています

そして、一角には香川元太郎先生のイラストコーナーが。古川城、小島城のほか、先生の遺作の一つ、増島城跡のラフスケッチも見ることができます。

<姉小路氏城跡 史跡指定の裏側をもっと知りたい!>

これらの山城群を「国史跡」にするため、2017年から地道な調査を続けてきた飛騨市教育委員会。その熱い活動が実を結び、2024年には見事「日本城郭協会大賞(調査・整備・活用賞)」を受賞しました! 史跡指定へのストーリーはこちらをチェック ⇒「【インタビュー】調査・整備・活用賞:飛騨市教育委員会~姉小路氏城跡の国指定史跡認定~

白壁土蔵が美しい城下町「飛騨古川」でお城&レトロさんぽ

さて、いよいよ旅のラストは飛騨古川です。こちらも金森氏による城下町。

飛騨古川
駅前の観光マップで町の全容を確認!

飛騨高山は武家と町人・商人エリアが土地の高低さで区切られていましたが、飛騨古川は川をはさんで分かれています。

飛騨古川
増島城。石垣の上は神社だそう

まずは、駅から歩いて増島城へ。城の前の堀には、たくさんの鯉が! なんと冬の間は城下町の瀬戸川の鯉がこのお堀に引っ越しているそう。

飛騨古川
瀬戸川にそって白壁の土蔵が立ち並ぶ様子は、タイムスリップしたかのよう

なぜ引っ越すのかというと、この瀬戸川は、冬の間除雪した雪を流す「流雪溝(りゅうせつこう)」として使われるからだとか。町の人たちは鯉をとても大切にしているそう。

飛騨古川
瀬戸川の近くに立つ円光寺。山門は増島城の城門が移築されたものといわれています

古い町並みを歩いていると、通りを挟んで立派な酒蔵が2つ。試飲ができるので、日本酒が好きな人におすすめ!

飛騨古川
スイーツ好きの編集部員が勝手にレコメンド! 左:渡辺酒造店。蓬莱大吟醸をたっぷり染み込ませた日本酒ケーキ 右:蒲酒造場。白真弓に梅を2年間漬け込んだとろりと甘い梅酒 中央:飛騨古川まつり会館には屋台が飾られている

そして、古川といえば忘れてはいけないのがユネスコ無形文化遺産にも登録されている「古川祭」。「飛騨古川まつり会館」では、4K映像で古川祭が楽しめます。大太鼓めがけて激しいぶつかり合いの攻防が繰り広げられる「起し太鼓」など、大迫力! また、からくり人形を動かす体験などもできます。3人で協力して6本の糸を動かしましたが、本番のからくり人形は10名ほどで操るそう・・・!すごすぎます。

おいしいものイロイロ


旅の締めくくりはおいしいものの思い出を!
飛騨高山、飛騨古川
飛騨エリアはみそ味など、味が濃いめの地元グルメがこれでもかとそろうので、お酒もすすみます! 味噌ベースのたれで鶏肉と野菜を焼いた「鶏ちゃん」。飛騨といえば朴葉焼きは、なんと宿の朝食にも出てきました!こも豆腐(わらで編んだこもで豆腐を包んでゆでたもの)と飛騨牛が! 存在を知ってからずっと気になっていて、ついに実食した漬物ステーキ。みんなが食べてる黄色いキューブはなんだ!?と飛騨高山宮川朝市で買ったおわら玉天は、卵白と寒天でできたふわっとした生地を焼いたもの。焼きたてです。おいしそうなパン屋さんもたくさん。写真は、飛騨高山宮川朝市の近くにあった薪窯パンのお店。飛騨といえばラーメン。醤油か味噌か・・・飛騨なら味噌でしょということで、味噌をセレクト!

城下町の風情を味わいながらご当地の味を楽しみ、最新の山城ロマンにも触れられる飛騨エリア。充実の歴史さんぽを楽しみました。第1弾【関ヶ原・大垣・岐阜】、第2弾【飛騨高山・飛騨古川】と歴史にグルメにいろんな体験ができる岐阜の旅に行ってみませんか?

■飛騨高山まちの博物館
JR高山駅から徒歩約20分/展示室9:00~19:00/観覧:無料/休館日:無休(臨時休館あり)

■飛騨高山 宮川朝市
JR高山駅から徒歩約10分/7:00~12:00(12~3月は8:00~12:00)

■道の駅アルプ飛騨古川山城情報コーナー
高山ICから車で約12分/9:00~17:00(11~3月は9:00~16:00)/入館:無料

■増島城
JR飛騨古川駅から徒歩約10分/https://www.city.hida.gifu.jp/site/castleruins/66623.html

■飛騨古川まつり会館
JR飛騨古川駅から徒歩約5分/9:00~17:00(12~2月は9:00~16:30)/入場:700円/休館日:年末年始


執筆/城びと編集部 協力/岐阜県、高山市、飛騨市、飛騨古川まつり会館