11月下旬というのに路肩に雪が残る道を走って、増島城へやってきました。
増島城はJR高山本線飛騨古川駅の南東、荒城川の右岸、古川盆地のほば中央に位置しています。
1573〜1592(天正年間)年、金森長近によって築かれました。
退いて守る山城より、進んで攻める交通の要所を求めて、ここに平城を築いたそうです。
1615(元和元)年、幕府の一国一城令により、城名を廃して古川旅館と称しました。
金森氏の移封後3年、1695(元禄8)年に古川旅館は破壊されました。
天守台と堀が数少ない遺構です。
天守台の二方に堀が残されています。
天守台には増島天満神社が祀られています。
天守以外の本丸部分は飛騨市立古川小学校と岐阜県立飛騨吉城特別支援学校が建てられています。
小学校の校舎は地中には遺構が保存されているため、杭を打ち込まない低層建築とする必要がり、2階建てです。
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