PR 国宝「姫路城」が新たに参城!『城郭合体オシロボッツ』新オシロボット発表会レポート

実在のお城がロボットになった『城郭合体オシロボッツ』。昨年のお城EXPOでドドンと登場した実物大オシロボット「熊本城」に度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。なんちゃってお城ではなく本物のお城のディテールとロボットのカッコよさをとことん追求した魅力的なオシロボットに「姫路城」が新たに加わり、2023年3月25日・26日に開催された「AnimeJapan 2023」でお披露目されました! あの優美でありながら高い戦闘力を誇る姫路城が、どのようなロボットになったのでしょうか!? 

実在のお城がロボットに?『城郭合体オシロボッツ』とは

城郭合体オシロボッツ、熊本城、高松城、会津若松城
左から会津若松城・熊本城・高松城のオシロボット(画像提供:株式会社MIXI)
「もしもお城が巨大ロボットに変形&合体したら?」
そんな、お城もロボットも大好きな大人の妄想から誕生した、MIXI_ANIMEが日本全国に実在するお城を個性豊かで魅力的なロボット化した『城郭合体オシロボッツ』。第1弾として熊本城(熊本県熊本市)・高松城(香川県高松市)・会津若松城(福島県会津若松市)の3城のオシロボットが制作され、2022年12月に開催された「お城EXPO 2022」では高さ2mの段ボール製の熊本城のオシロボットがお披露目されました。宇土櫓や“扇の勾配”など実際のお城のディテールが忠実に反映されたデザインに目を奪われた方も多いのではないでしょうか?

<コラム>
『城郭合体オシロボッツ』の世界観を具現化したショートアニメをチェック!

ロボットアニメ界のレジェンドとして知られる大張正己監督による『城郭合体オシロボッツ』のショートアニメがYouTubeで公開されています。オシロボットは単独では動かすことができません。武将・お城の魂である「シロダマ」、そのシロダマと心を通わせた少年少女のパイロット、3つすべてがそろった時にオシロボットは起動して、雄姿を見せるのです!! 動くオシロボットと魅力的なキャラクターたちをご覧ください!


▼『城郭合体オシロボッツ』の詳細はこちらの記事をチェック!

新オシロボット「姫路城」参城!!こだわり抜いたデザインに注目

そして今回、オシロボットの4体目として新たに加わったのが、現存12天守の1つであり世界遺産でもある国宝・姫路城(兵庫県姫路市)です! 

城郭合体オシロボッツ、姫路城
新オシロボット「姫路城」の全身イラスト。大天守が胴体、小天守が肩、帯郭櫓(腹切丸)が右腕、化粧櫓が左腕、菱の門が右足、ぬの門が左足のパーツに活かされている(画像提供:株式会社MIXI)

姫路城といえば何と言っても、大天守のまわりに3つの小天守を配した、白亜の連立天守群! オシロボット「姫路城」は、大天守を胴体、小天守を肩に、さらに両腕に櫓を配して、世界遺産であり国宝でもある唯一無二の風格を圧倒的なスケールと迫力で醸し出しています。また、池田家の家紋「揚羽蝶」が、オシロボットの頭部を兜のように飾っているのも実にカッコイイですよね!

そして、姫路城は天守だけでなく櫓や門など100棟近くの建築物が現存していますが、オシロボット「姫路城」にはそうした城郭全体の特徴も全身のパーツに反映されています。白漆喰の建造物が翼のように連なっている姿は、別名「白鷺(しらさぎ)城」の名の通り、まるで翼を広げた白鷺のよう! 雄大にして優美──まさに実際の姫路城を目にした時と同じような印象を抱くといっても過言ではありません。

「AnimeJapan 2023」で新オシロボット「姫路城」がお披露目!そのイベントの模様をご紹介

3月25日・26日に東京ビッグサイトで「AnimeJapan 2023」が開催され、MIXI_ANIMEブースで新オシロボット「姫路城」がお披露目! ここからはイベント当日の模様をレポートします。

城郭合体オシロボッツ、AnimeJapan 2023、MIXI_ANIMEブース

東京ビッグサイトにお城が出現!? MIXI_ANIMEブースは、石垣の上に姫路城をイメージさせる櫓が乗ったザ・お城なデザインで、遠くから見てもひと際目立っていました。石垣の前には、オシロボット「熊本城」の姿も! 高さ2mのオシロボットがちょっと小さく見えてしまうくらい迫力のブースです。

城郭合体オシロボッツ、ナノブロック、熊本城
城郭合体オシロボッツ、ナノブロック、熊本城
nanoblock版オシロボット熊本城。サイズは大が横21.5cm・縦13cm高さ20cm。小が横11cm縦8cm高さ12cm。背後などもとてもこだわっている!

大手門をくぐってブースに入ると、今度はnanoblock(カワダ)の超ミニサイズのブロックで制作された大小の「熊本城」オシロボットと、パイロットのタケキ、シロダマのキヨマサ、加藤清正がお出迎え! 実はこの「熊本城」のオシロボット、大小ともにnanoblock「熊本城」のキットのみを使って制作されています! 大は「熊本城」キット9個分、小はキット2個分。
 
城郭合体オシロボッツ、ナノブロック、熊本城
城郭合体オシロボッツ、ナノブロック、熊本城
制作中のまつけんさんの様子。左下のようにいろんな形の小さいパーツを組み合わせて作ります

制作者は、「nanoblock AWARD 2022」にて「徳川家康しかみ像」で優秀賞を受賞した城びとアンバサダーのまつけんさん。

nanoblockは小さなパーツを組み合わせて何でも自由に作れるのが魅力。宇土櫓(右腕)と小天守(左腕)のバランスがうまくいかず何度もやり直すなど苦労しましたが、「これぞ熊本城」というディテールの再現にとことんこだわりました。オシロボット「熊本城」の持つ熊本城の再現性とロボットとしての力強さ、かっこよさを十分に表現できたと思います。(まつけんさん)

AnimeJapan2日目には、MIXI_ANIMEブースのイベントステージで、姫路市キャラクター「しろまるひめ」と『城郭合体オシロボッツ』企画・原作の鵜飼恵輔さんを迎え、新オシロボット「姫路城」の参城発表会が行われました。 

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、参城発表会
まずはじめに、ステージではオシロボッツの紹介

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、参城発表会、しろまるひめ
姫路市キャラクター「しろまるひめ」がステージに登場!「2023年は姫路城が世界遺産に登録されてから30周年を迎えます」とメッセージも

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、参城発表会
オシロボット「姫路城」のパーツに反映した実際の建造物について熱く解説する鵜飼さん。「細かい箇所までディテールを仕込んでいるので考察してください」とのこと

ご自身もお城マニアの鵜飼さんは「お城風ではなく、実際のお城がロボットになっているのがポイント。現地に行って見比べたら『ここがオシロボットのパーツか』とすぐに分かるはず」とこだわりを力説。この熱意、「『もしもお城がロボットだったら』という妄想を、お城好きでロボット好きな大人が本気で考えたらこうなった」とオシロボッツ誕生のきっかけを語るだけはあります。

新オシロボット「姫路城」では、たくさん現存している建造物のうちどれをパーツに反映するか悩んだ末に、大天守や小天守など代表的な建造物を厳選し、実際のお城を見た時の圧倒される雰囲気を再現したそうです。

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、参城発表会
「しろまるひめ」も見守る中、オシロボット「姫路城」のパイロット&シロダマが発表!

そして、新オシロボット「姫路城」の少年少女パイロットと武将・お城の魂であるシロダマが初公開!

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、キヨ、センヒメ

オシロボット「姫路城」のパイロットは「キヨ」。5代姫路藩主酒井忠学の正室・喜代姫が名前の由来です。シロダマの「センヒメ(千姫)」は姫路城の別名にもなっている白鷺がモチーフで、武将の姿は三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)にゆかりのあるプリンセスらしい高貴さがコンセプトです。

当日は他にも、熊本市イメージキャラクターの「ひごまる」とオシロボッツ的見地から熊本城を学ぶ「『城郭合体オシロボッツ』で学ぶ熊本城!feat.ひごまる」、「くまモン」と一緒にクイズに挑戦する「オシロボッツ × くまモン SPECIALステージ」も開催。オシロボットとご当地キャラの競演にステージは大いに盛り上がりました。

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、熊本城、ひごまる
熊本城では宇土櫓の解体保存工事が始まり、今年の秋から10年間ほど姿を直接見られなくなります。「今のうちに見に来てほしいまる」(by ひごまる)
くまモンオンステージ

可愛いジェスチャーで熊本城クイズのヒントを出してくれたくまモン

ステージ終了後には、「しろまるひめ」「ひごまる」「くまモン」が、ブース内やオシロボッツのパネル付近で写真撮影。一緒に写真を撮る来場者の方も多数いらっしゃいました。外国から来られたであろう方々の姿も多かったです!

城郭合体オシロボッツ、新オシロボット「姫路城」、しろまるひめ
nanoblockのオシロボットと記念撮影する「しろまるひめ」

お城ファンの方はもちろん、ロボットファン、アニメファン、オシロボッツのお城がある地元の方みんなが大注目! 作り手のお城への愛が細部にまで惜しみなく詰まっていて、実際のお城を見た時と同じような印象を抱かせる『城郭合体オシロボッツ』。これからも新キャラクターの登場など、新しい展開に注目していきたいですね!

『城郭合体オシロボッツ』
公式サイト
公式Twitter

執筆・写真/城びと編集部 協力/まつけん