【2026年版】ピックアップ!6月に開催されるお城イベント

6月は梅雨が続いて気分もジメジメしがちですが、全国各地のお城がある街ではそんな気分を吹き飛ばす楽しいイベントが多数開催されます。加賀百万石の時代絵巻を再現する「金沢百万石まつり」や国宝松江城で毎年恒例の「松江武者の日」、さらに季節の花をめでる「小田原城あじさい花菖蒲まつり」など注目のイベントをご紹介します。

金沢城/石川県金沢市】第75回 金沢百万石まつり

金沢百万石まつり
金沢駅東広場の鼓門前から出発し、金沢城へと向かう百万石行列(画像提供:金沢市)

絢爛豪華な百万石行列は圧巻!

「金沢百万石まつり」は、加賀藩祖・前田利家が天正11年(1583)6月14日に金沢城へ入城したのを記念して、毎年6月に開催されている一大イベントです。何といっても注目は、毎年有名俳優が出演する絢爛豪華な百万石行列。今年はNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で前田利家を演じる大東駿介さんと、まつを演じる菅井友香さんがそれぞれ同役で出演します。金沢駅から金沢城に入城するまでの一大パレードは、勇壮な武者行列、加賀獅子の行列など多彩な行列が次々と披露されて見ごたえ満点です! ほかにも、各社中によるお点前が披露される百万石茶会や、篝火(かがりび)のもとで幻想的に披露される百万石薪能、藩政期に前田家の嫡子誕生や官位昇進などの慶事を城下挙げて祝った「盆正月」の再現イベントなど、金沢ならではの伝統ある行事が賑やかに繰り広げられます。

【第75回 金沢百万石まつり】
開催日:2026年6月5日(金)~6月7日(日)
開催場所:金沢市中心部
開催時間:イベントによって異なります。詳しくはホームページを参照ください
料金:無料

松江城/島根県松江市】第10回松江武者の日

第10回松江武者の日
画像提供:松江観光協会

武者のまち・松江で武者だらけのイベントを楽しもう

国宝松江城のお膝元である松江では、語呂合わせによる6月(む)4日(しゃ)を「武者の日」として宣言し、毎年6月4日の近辺に様々な体験型イベントを開催しています。今年は和久羅城をウォーキングするプレイベント「島根半島山城ツアー」を6月6日に行ってから、松江城の任務を放棄して逃げだした10人の武者を探す「脱走!?武者ウォッチ」や、れきしクン&お城博士ちゃん&舟木みな美さんによる「戦国トークライブ」などを6月7日に実施します。ほかにも、松江武者行列リターンズや松江城堀尾鉄炮隊の火縄銃演武など、武者のまち・松江をたっぷり満喫できるイベントが満載です。

【第10回松江武者の日】
開催日時:[武者の日]2026年6月7日(日)9:30~15:30 [プレイベント]6月6日(土)14:00~15:50
開催場所:松江城、塩見縄手、松江歴史館
料金:一部有料
※島根半島山城ツアー、脱走!? 武者ウォッチ、戦国トークライブは事前予約制

【愛知県豊明市】桶狭間古戦場まつり

桶狭間古戦場まつり
300名以上が練り歩く武者行列。その迫力を近くで体感するベストスポットは高徳院山門前(画像提供:豊明市役所産業支援課)

戦国時代屈指の合戦へタイムスリップ

永禄3年(1560)に織田信長と今川義元が桶狭間の地で戦った、戦国時代を代表する合戦「桶狭間の戦い」。この戦いで命を落とした両軍の武者を供養する「桶狭間古戦場まつり」が今年も2日間にわたって開催されます。最大の見どころは、2日目に行われる武者行列。信長と義元をはじめ300名以上の甲冑隊と姫が練り歩く様子は圧巻です! 他にも、歴史映画製作会社の監修による合戦再現劇や、合戦前日に義元が入城したとされる沓掛城跡で行う火縄銃発砲/棒の手演技/太鼓演奏など、戦国の世のあの日にタイムスリップできる楽しいコンテンツが満載。なお、初日にイベントはありませんが、戦人塚供養祭は一般の方も参加可能です。

【桶狭間古戦場まつり】
開催日:2026年6月6日(土)~ 6月7日(日)
開催時間:9:00~16:00(イベントによって開始時間が異なります)
開催場所:史跡 桶狭間古戦場伝説地、高徳院駐車場、沓掛城址公園、戦人塚
料金:無料

【愛知県新城市】設楽原決戦場まつり

設楽原決戦場まつり
まつりの最後を締めくくる馬防柵再現地での火縄銃演武(画像提供:設楽原をまもる会 事務局)

戦国時代の分岐点となった合戦を鉄砲隊や子ども武者が再現

天正3年(1575)に織田・徳川連合軍と武田勝頼が激突し、日本で初めて鉄砲が大量に使われた合戦としても知られる「長篠・設楽原の戦い」。その舞台となった設楽原古戦場で、戦国将士の鎮魂とふるさとの歴史を学ぶことを目的に毎年開催されているのが「設楽原決戦場まつり」です。長篠・設楽原鉄砲隊による火縄銃の演武、小・中学生による武者行列、馬防柵再現地での決戦太鼓や馬防柵演武などによって当時の様子が再現されます。戦国時代の分岐点となった合戦を体感しながら、戦死者を弔い、平和の素晴らしさを噛み締めてみてはいかがでしょうか。

【設楽原決戦場まつり】
開催日:2026年6月7日(日)
開催時間:武者行列11:00~、太鼓演舞11:15~、火縄銃演武11:40~
開催場所:信玄塚、馬防柵再現地、設楽原歴史資料館
料金:無料

小田原城/神奈川県小田原市】小田原城あじさい花菖蒲まつり

小田原城あじさい花菖蒲まつり
本丸東堀に美しく咲き誇る花菖蒲(画像提供:小田原城総合管理事務所)

梅雨の時期に咲き誇る花々を楽しめる

各季節に様々な花を咲かせる小田原城。初夏に見頃を迎えるあじさいや花菖蒲を楽しむイベントが、小田原城本丸東堀にある花菖蒲園で開催されます。会期中は花菖蒲園の夜間ライトアップや花々を背景に野外コンサートを催すほか、土日を中心に地元店舗による飲食ブースやキッチンカーを出店したり、夜は天守閣の開館時間を18:00まで延長します(土日のみ。最終入場17:30)。昼とはまた違った名城の雰囲気や幻想的な花々をお楽しみください。 

【小田原城あじさい花菖蒲まつり】
開催日:2026年5月30日(土)~6月14日(日)
開催時間:飲食店10:00~16:00、花菖蒲園ライトアップ日没~20:30頃
開催場所:小田原城本丸東堀 花菖蒲園
料金:無料

多賀城/宮城県多賀城市】多賀城跡あやめまつり

多賀城跡あやめまつり
あやめ園に咲くアヤメ、カキツバタ、ハナショウブの品種数は東北随一(画像提供:多賀城市市民文化創造課交流観光係)

古代東北を治めた名城を季節の花と共に愛でる

神亀元年(724)に創建され、古代東北の政治・文化の中心として繁栄した多賀城。その一角にある面積約2万1千平方メートルのあやめ園では、例年6月になると800種300万本のアヤメ、カキツバタ、ハナショウブが色鮮やかに咲き乱れます。その見ごろに合わせて開催されるのが「多賀城跡あやめまつり」。多賀城南門をあやめ色にライトアップするほか、夜のアヤメをほのかな光で照らし出す「光のインスタレーション」や古代笛演奏などを実施します。また期間中の6月13日と14日には「交流まつり」も開催され、郷土芸能のステージパフォーマンスや野点などを体験できます。創建1300年の歴史に想いを馳せながら、名城を高貴に彩る花々と合わせてお楽しみください。

【多賀城跡あやめまつり】
開催日:2026年5月23日(土)~6月21日(日)
開催時間:10:00~16:00(ステージは10:00~15:00)
開催場所:多賀城跡あやめ園
料金:無料

【愛媛県宇和島市】令和8年度宇和島伊達家コレクション展1「伊達宗城-幕末の賢侯×政界の雄-」

令和8年度宇和島伊達家コレクション展1「伊達宗城-幕末の賢侯×政界の雄-」
画像提供:宇和島市立伊達博物館

“宇和島の賢侯”が幕末と明治維新に残した偉大な足跡とは

現存12天守の1つに数えられる宇和島城を拠点とした宇和島藩において、江戸時代後期の天保15年(1844)から8代藩主を務めた伊達宗城。大胆な人材登用、蘭学の導入、それらを生かした軍政改革などを通じて宇和島の近代化を推し進める一方、公武合体運動など国政にも参与し、徳川幕府から明治政府に主導権が移ると新政府の要職を歴任しました。そんな様々な顔を持つ宗城をクローズアップした企画展を宇和島市立伊達博物館で開催。宇和島近代化への道を紐解く「藩主宗城」、豊臣秀吉と伊達家との関わりに迫る「秀吉と宇和島」、幕末から明治へと向かう時代の変革期に国のため奔走した宗城の動向を紹介する「国事奔走」という3つのテーマごとに貴重な史料を展示します。

【令和8年度宇和島伊達家コレクション展1「伊達宗城-幕末の賢侯×政界の雄-」】
開催日:2026年4月25日(土)~8月31日(月)
※火曜休館(火曜が祝日の場合は翌平日。8月12日は臨時開館
開催時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
開催場所:宇和島市立伊達博物館
料金:一般500円

徳島城/徳島県徳島市】春の特別展「蜂須賀十五代-武の伝統と心の継承-」

春の特別展「蜂須賀十五代-武の伝統と心の継承-」
画像提供:徳島市

阿波の大名から徳島藩藩主へ──蜂須賀家が受け継いだものとは?

織田信長と豊臣秀吉に仕えて天正13年(1585)に阿波の大名となり、江戸時代には徳島藩藩主として徳島を治めた蜂須賀家。その家祖である蜂須賀正勝の生誕500年を記念し、徳島藩の藩祖・家政から14代・茂韶まで歴代当主の業績に迫る企画展を徳島城博物館で開催します。本展は前後期で展示替えを行い、前期(5月31日まで)は家政から7代・宗英まで、後期(6月4日から)は8代・宗鎮から14代・茂韶までが対象。「蜂須賀家歴代群像」「描かれた阿波・淡路」「徳島城御殿と大名蜂須賀家の美」という3つのテーマで展示を構成し、蜂須賀家の武の伝統と歴代当主が受け継いだ精神性に迫ります。

【春の特別展「蜂須賀十五代-武の伝統と心の継承-」】
開催日:2026年4月11日(土)~7月20日(月)
※前期:4月11日~5月31日 後期:6月4日~7月20日 月曜(祝日を除く)と6月2日・3日休館
開催時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
開催場所:徳島城博物館 企画展示室 他
料金:一般500円

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執筆/城びと編集部