ピックアップ! 5月後半に開催される城イベント・展覧会

10連休という史上稀に見る長期間のGWも終わり、仕事や学校といった日常が戻ってきました。中には連休の反動で五月病に陥っている人もいるかもしれません。疲れがとれない時は、静かな博物館でゆったり企画展を楽しむのはいかがでしょうか。 今回は、徳島城の「詩歌の造形」や犬山城の「没後400年 成瀬一斎」など、お城で楽しめる企画展を中心にご紹介します。

徳島城/徳島県徳島市】企画展「詩歌の造形」

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企画展には「歌聖」と呼ばれた柿本人麻呂の木像や、狩野派の絵画などが展示される(徳島城博物館提供)

美麗な詩歌の世界を堪能しよう

上古から日本で親しまれてきた和歌や漢詩。これらを主題にした美術品を紹介する企画展です。装幀や書体に工夫をこらした書作品をはじめ、漢詩を題材にした絵画、和歌を意匠に取り入れた工芸品などを展示。文学と工芸が結びついた華麗な美術の世界を堪能してみてください。

【詩歌の造形】
開催日:開催中〜2019年6月30日(日)
開催時間:9:30〜17:00(最終入場は16:30まで)
開催場所:徳島市立徳島城博物館
料金:一般300円、高大生200円、中学生以下無料

犬山城/愛知県犬山市】企画展「没後400年 成瀬一斎」

犬山城、成瀬一斎
一斎の子・正成は、後に尾張徳川家の附家老として犬山城を任されている(公益財団法人犬山城白帝文庫提供)

犬山城主のルーツをたどる

犬山城主・成瀬家の祖・成瀬一斎(なるせいっさい)の生涯を紹介する企画展です。一斎は、1度徳川家から出奔して武田家に仕え、再び徳川家に戻ったという経歴の持ち主。長篠の戦いでは、この経験から武田軍の旗指物を判別し、味方の勝利に貢献しています。企画展では、一斎の活躍も描かれた『長篠合戦図屏風』や書状などが展示されます。

【没後400年 成瀬一斎】
開催日:開催中〜2019年5月28日(火)
開催時間:9:00〜17:00(最終入場は16:30まで)
開催場所:城とまちミュージアム展示室Ⅰ
料金:一般100円、中学生以下無料

名護屋城/佐賀県唐津市】イベント 第56回特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡 史跡探訪会」

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史跡探訪会は毎年行われている。写真は昨年度の様子

「太閤さん」の夢の跡をめぐる探訪会

太閤・豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として築いた巨大城郭をめぐる史跡探訪イベントです。今回は、名護屋城本城とその1km圏内にある陣城跡を中心にまわります。秀吉が整備した軍用道路「太閤道」や古田織部の陣跡、石採り場などを名護屋城博物館学芸員の解説を聞きながら見学します。

※見学コースには一部足元の悪い場所があります。動きやすい服装や靴で参加してください。また、飲み物は各自で持参してください。事前申込み不要(当日受付)。雨天中止(小雨決行)の場合は、名護屋城博物館ホールで見どころ発表会(パワーポイントによる説明)を実施します。雨天時の中止決定は、当日8:00以降に電話[0955-82-4905]にてご確認ください。

【第56回特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」史跡探訪会】
開催日:5月26日(日)
開催時間:10:30〜12:00(受付は10:00から)
開催場所:名護屋城跡と名護屋城跡周辺陣跡(集合は茶苑「海月」)
料金:300円(資料代として)

五稜郭/北海道函館市】祭り「第50回記念 箱館五稜郭祭」

五稜郭、箱館五稜郭祭
「維新行列・音楽パレード」では、新選組や官軍の衣装をまとった人たちが町を練り歩く(箱館五稜郭祭実行委員会提供)

戊辰戦争を偲ぶ初夏の祭典

戊辰戦争の最終決戦・五稜郭の戦いの歴史を伝えるイベントです。戊辰戦争ゆかりの地をめぐる「碑前祭」にはじまり、この地で命を散らした土方歳三にちなんだ「土方歳三コンテスト全国大会」、幕末維新の人物に扮して町をめぐる「維新行列・音楽パレード」など様々な催しが函館の町を賑わせます。

【第50回記念 箱館五稜郭祭】
開催日:2019年5月18日(土)、19日(日)
開催時間:イベントにより開催時間が異なります。詳細は公式HPを確認してください
開催場所:五稜郭公園ほか
料金:参加無料

お城で楽しめる企画展やお祭りに参加して、初夏を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。心地よい季節はおでかけにもぴったり。気になったイベントへ足を運んでみませんか?

執筆者/かみゆ歴史編集部(小関裕香子)
「歴史はエンタテインメント!」をモットーに、ポップな媒体から専門書まで編集制作を手がける歴史コンテンツメーカー。

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