超入門! お城セミナー 超入門!お城セミナーまとめ【鑑賞編 Vol.3】

初心者向けにゼロからわかりやすく解説する「超入門!お城セミナー」。そのうち、天守、石垣、城門といったお城の見どころを鑑賞する際に押さえておきたいポイントをまとめました。お城めぐりが初めての方も、もっと細部まで掘り下げて鑑賞したいという方も必読です!

「日本三大山城」って何が“三大”なの?

巷にあふれる「日本三大○○」は、もちろん城にまつわるものもあります。その一つが「日本三大山城」。でも、全国には甲乙つけがたいほど個性的で素晴らしい山城がたくさんあるのに、どんなポイントから“日本で三大=トップ3”を選んでいるのでしょう?

その答えは「お城が建てられた場所の標高」! なるほど、それなら主観が混じらないので納得ですね。では、日本三大山城はどの城なのか? こちらの記事で三大山城の特徴と魅力を知れば、すべて踏破したくなるはず!

日本三大山城、備中松山城
日本三大山城の一つ、備中松山城。条件が整えば、雲海に浮かぶ現存天守を見ることもできる

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一度は行ってみたい!ライトアップが映える「日本三大夜城」

城にまつわる「日本三大○○」でもう一つご紹介したいのが、夜景の美しい城を選んだ「日本三大夜城」。数ある「日本三大○○」の中には誰が言い始めたのか分からないものもありますが、「日本三大夜城」は夜景観光コンベンションビューローという団体が選定・認定したものです。

「城郭や景観的特徴を生かし、夜間照明を効果的に活用していること」など厳しい基準をクリアして選定された「日本三大夜城」とは? いずれの城もライトアップによって昼間の姿とは異なる魅力を放っていて、今までの印象とは違った「名城」の価値を発見できるかも。

日本三大夜城、高田城
高田城の夜桜。桜が見頃となる4月上旬には全国から多数の観光客が訪れる

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天守を鑑賞するときは「屋根の装飾」に注目!

城のシンボルといえばやっぱり天守。雄大な造りからこじんまりとしたタイプまでさまざまですが、各城の天守をよく見ると、復元・再建されたものを含めて同じものは一つとしてありません。

そうした各天守の個性や印象を特徴づけるのが、城主の権威を示さんと屋根に施された立派な装飾の数々。では、天守にはどんな装飾デザインが施されているのでしょう?

宇和島城、天守、名古屋城
宇和島城(愛媛県)天守(左)と名古屋城(愛知県)西北隅櫓(右)。同じ三重の建物だが、宇和島城天守の方が装飾的で優美な印象を受ける

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「しゃちほこ」は単なる屋根飾り?それとも…

天守の屋根に飾られている鯱鉾(しゃちほこ)。破風や屋根の華麗さに隠れてつい見逃しがちな装飾ですが、口から水を吐いて火を消す力があるとされる鯱は、火事が大敵である城にとって火除けの守り神。

鯱鉾といえば名古屋城(愛知県)の天守の上に輝く「金の鯱鉾」。しかしその鮮やかな輝きは、築城当時から今まで絶えず保たれてきたわけではありません。実は驚くべき数奇な運命をたどってきたのです。

鯱鉾、名古屋城
金鯱が輝く名古屋城天守。青空に輝く金の鯱鉾と緑青屋根の天守は、名古屋を象徴する風景だ

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“お城の玄関口”に建てられた城門の種類と役割は?

天守とは違った意味で城のシンボルといえるのが、虎口(出入口)に建つ門。お城めぐりで何度もくぐり抜けたことでしょうが、城によって造りが違いませんでしたか? そう、城門には「櫓門」をはじめいくつかの建築様式があります。

守りの堅さや格式の高さなど追求ポイントは様式によって異なりますが、城門に共通しているのは、軍事施設である城の虎口を守るという役割。その役割を押さえた上で各城にて表現された門の個性に注目すれば、城主のこだわりが見えてくるかもしれません。

姫路城、菱の門
姫路城の菱の門。片側が石垣に載り、反対側は土塀に接続する変則的な構造

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執筆/城びと編集部

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