2021/09/15
お城にゆかりの御城印・御朱印・武将印・御城印帳 古戦場を訪れた記念に! 御城印や武将印と一緒に集めたい「合戦印」特集
お城を訪ねた記念として今やすっかり定着した御城印や武将印。さらに今、お城だけ武将だけにとどまらず、「いくさば」の記念として「合戦印」も登場しています。本記事では合戦に関わる記念符を特集。古戦場を訪れた記念に「合戦印」を集めてみませんか? ※2021年10月24日現在 26種類を紹介
「合戦印」って何?
天下分け目の「関ケ原の戦い」など、これまであまたの戦が行われてきた日本。その戦の跡地や、武将が陣を敷いた陣跡で発行されている記念符が「合戦印」です。「御城印」や「武将印」がブームとなっている今、古戦場を訪れた記念としての「合戦印」も少しずつですが数を増やしています。
「合戦印」は、御城印や武将印と同じく観光の記念スタンプのようなもの。プリントされた書置きタイプが多いので、御城印や武将印ととあわせてコレクションが楽しめるアイテムです。なかには、現地の写真を撮影して、それを提示すると購入できるものも! 「陣跡印」や「古戦場印」など名称はさまざまですが、本記事では「合戦印」で統一します。
※寺社への参拝の証としていただく「ご朱印」とは意味合いが完全に違います。収集する時には、ご朱印とは分けて納めるようにしましょう。また、「ご朱印」はご朱印帳に書いていただくことが多いですが、「合戦印」はプリントされた書置きが多いので、あらかじめご承知おきください。
▼人気の「御城印」「武将印」については、こちらの記事をチェック!
・『お城のご朱印!?登城記念に「御城印」を集めてみませんか?(https://shirobito.jp/article/417)
・最近気になる「武将印」を勝手に特集しちゃいます!(https://shirobito.jp/article/994)
それでは、合戦印のご紹介! ご紹介したもの以外も随時掲載してまいりますので、お楽しみに!
関ケ原メモリアル御朱印/関ケ原/決戦地/(東軍)桃配山/十九女池西/春日神社/藤堂高虎・京極高知陣跡/岡山烽火場/松尾山麓/(西軍)笹尾山/大谷吉継墓/平塚為廣碑/神明神社/北天満山/南天満山/松尾山/(東軍)浅野幸長陣跡/池田輝政陣跡/(西軍)毛利秀元陣跡/吉川広家陣跡/長束正家陣跡/安国寺恵瓊(あんこくじえいけい)陣跡/長宗我部盛親陣跡
賤ケ岳砦/玄蕃尾城
【関ケ原の戦い】
■関ケ原メモリアル御朱印
岐阜関ケ原古戦場記念館の開館1周年を記念して、100組限定で制作されたスペシャル版。木の板に「徳川家康」「石田三成」の名前が焼き付けてあります。
頒布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格(税込):2,640円(2枚組)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
※2021年10月1日発売
■関ケ原
天下分け目の戦いの地「関ケ原」の合戦印。右下に東軍・徳川家康の家紋「三つ葉葵」、左上に西軍・石田三成の「大一大万大吉」を配置。
■決戦地
優勢に立った東軍が三成の首を狙って猛攻撃をしかけ、東西両軍が国内最大級の激戦を繰り広げた場所。現地で撮った写真の提示を引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■桃配(ももくばり)山<東軍>
徳川家康が最初に陣を置いたのが桃配山。左上に家康の朱印、中央に徳川家の家紋「三つ葉葵」、右下に花押を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■十九女池(つづらいけ)西<東軍>
十九女池(つづらいけ)の西にある原野に敷かれた軍監・本多忠勝の陣跡。左上に本多家の家紋「立葵」、中央に旗印「丸に本」、右下に花押を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■春日神社<東軍>
春日神社の境内にある福島正則の陣跡。関ヶ原合戦図屏風にも描かれた樹齢800余年の大杉があります。左上に福島家の家紋「三頭右巴」、中央に「福島沢瀉(おもだか)」、右下に花押を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■藤堂高虎・京極高知(たかとも)陣跡<東軍>
関ケ原中学校の敷地内にある藤堂高虎・京極高知(たかとも)陣跡。左上に藤堂家の家紋「蔦」、右下に京極家の「平四つ目結」を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■岡山烽火場<東軍>
黒田長政と竹中重門の陣跡。岡山の山頂から周囲の状況がよく見えたことから、合戦時に烽火をあげた場所。左上に黒田家の家紋「藤巴」、右下に竹中家の「九枚笹」を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■松尾山麓<西軍>
松尾山のふもとにある脇坂安治陣跡。西軍として参戦していた安治は東軍に寝返り、横に陣を敷いていた大谷吉継軍を攻撃しました。合戦印中央には、脇坂家の家紋「輪違い」を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■笹尾山<西軍>
石田三成の陣が敷かれたといわれる笹尾山山頂。竹矢来・馬防柵が復元されています。左上に三成の印章、中央に家紋「大一大万大吉」、右下に花押を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■大谷吉継墓<西軍>
石田三成の盟友・大谷吉継の墓。右上にあるのは平塚為廣への返歌として詠まれた辞世の句「契りあらば 六つの巷に待て暫し おくれ先立つ事はありとも」。中央の家紋は大谷家の「対い蝶」。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■平塚為廣碑<西軍>
大谷吉継陣の前に布陣し、小早川軍と激突した平塚為廣。右上には、大谷吉継にあてた辞世の句「名のために 捨つる命は惜しからじ 終に留まらぬ浮世と思へば」を配置。中央および右下の家紋は平塚家の「亀甲に梅鉢」。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■神明神社<西軍>
現在、神明神社の森となっている「島津の退き口」で有名な島津義弘の陣跡。合戦印中央の家紋は、島津家の「丸に十字」。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■北天満山<西軍>
現在の西田公園付近にあるキリシタン大名・小西行長陣跡。北天満山からのろしをあげることで、味方に開戦を合図したそうです。中央の家紋は小西家の「中結び祇園守」。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■南天満山<西軍>
南天満山の麓の天満神社付近にあたる西軍副総帥・宇喜多秀家の陣跡。中央には秀家の旗印「児の字」を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■松尾山<西軍>
西軍から寝返って家康に呼応した小早川秀秋の陣跡。合戦印の中央には秀秋の旗印「違い鎌」、左上には小早川家の家紋「左三つ巴」を配置。現地で撮った写真の提示と引き換えに購入可能。
領布場所:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
価格:300円(税込)
頒布元:岐阜関ケ原古戦場記念館別館ショップ
■浅野幸長陣跡<東軍>
垂井一里塚あたりにある浅野長政の長男・幸長の陣跡。豊臣家とは親戚関係ですが、東軍として参戦。中央に、浅野家の家紋「違い鷹の羽」を配置。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
■池田輝政陣跡<東軍>
家康の次女・督姫を継室とした池田輝政陣跡。南宮山の西軍に備えて布陣。合戦印中央には池田家の家紋「備前蝶」。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
■毛利秀元陣跡<西軍>
西軍総大将でありながら大坂城から出ることのなかった毛利輝元の代わりに出陣した毛利秀元の陣跡。南宮山(なんぐうさん)山頂の少し手前。陣は敷いたものの、吉川広家の策略により参戦はできませんでした。参戦しない理由として兵に食事をとらせるという口実を使ったエピソードは「宰相の空弁当」として有名。中央には、毛利家の家紋「一文字に三つ星」を配置。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
■吉川広家陣跡<西軍>
南宮山に敷かれた吉川広家の陣跡。もともと西軍への参陣に反対しており家康に内通、戦当日は毛利秀元の前に陣を敷き、秀元を出陣させず、自らも参戦しませんでした。合戦印中央には、吉川家の家紋「三つ引両」を配置。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
■長束正家陣跡<西軍>
秀吉の五奉行の一人・長束正家の陣跡。南宮山に布陣しましたが、吉川広家に阻まれ参戦できませんでした。合戦印中央には長束正家の旗印「檜扇」を配置。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
■長宗我部盛親陣跡<西軍>
毛利輝元を西軍総大将に誘導した安国寺恵瓊(あんこくじえけい)の陣跡。南宮山に布陣するも毛利軍が動かず参戦できませんでした。合戦印中央には家紋「武田菱」を配置。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
■長宗我部盛親陣跡<西軍>
長宗我部元親の4男・長宗我部盛親の陣跡。南宮山に布陣するも毛利軍が動かなかったため戦わずに引き上げました。合戦印の中央には長宗我部家の家紋「七つ片喰(かたばみ)」を配置。
領布場所:垂井町観光案内所
価格:300円(税込)
頒布元:垂井町観光協会
【賤ケ岳の戦い】
天正11年(1583)に起きた羽柴秀吉と柴田勝家の戦い。秀吉が勝家を破って決着。秀吉方の加藤清正・福島正則・加藤嘉明・平野長泰・脇坂安治・片桐且元・糟屋武則が活躍し「賤ケ岳の七本槍」誕生。小牧・長久手の戦いの前哨戦。
■賤ケ岳砦(滋賀県長浜市)
羽柴秀吉方の砦として使用。賤ケ岳古戦場の全体を望めます。合戦印には秀吉の家紋「五七の桐」と花押を配置。
頒布場所:JR木之本駅の直売所「ふれあいステーションおかん」、余呉駅コミュニティハウス
価格(税込):300円
頒布元:公益社団法人 長浜観光協会
■玄蕃尾城(げんばおじょう・福井県敦賀市)
柴田勝家の本陣が置かれた地。合戦当日は本陣を狐塚(滋賀県長浜市余呉町)に移しました。合戦印には柴田氏の家紋「二つ雁金」と、勝家の花押を配置。
頒布場所:JR木之本駅の直売所「ふれあいステーションおかん」、余呉駅コミュニティハウス
価格(税込):300円
頒布元:公益社団法人 長浜観光協会
▼「御城印」「武将印」「合戦印」収納にぴったりなポケットタイプ。御城印帳については、こちらをチェック!
・続々増加中!お城や城下町で買える御城印帳大特集!(https://shirobito.jp/article/1119)
執筆/城びと編集部