お城EXPO 10周年記念第一弾「赤色立体地図お城かるた」制作プロジェクト始動!

赤色立体地図お城かるた
2016年に誕生したお城の祭典「お城EXPO」は、今年で開催10回目を迎えます。企画しているいくつかの記念プロジェクトから、第一弾「赤色立体地図お城かるた」制作クラウドファンディングプロジェクトについてお知らせいたします。

お城好きの皆さまのおかげで「お城EXPO」は10周年を迎えます。誠にありがとうございます。記念の回を飾るべく企画されているいくつかのスペシャルプロジェクトのうち、第一弾の内容を公開! 前代未聞の超マニアック企画『赤色立体地図お城かるた』制作クラウドファンディングプロジェクトです!

「赤色立体地図お城かるた」とは?

このかるた、ただのお城かるたではありません。
地形と縄張のみからお城を推理するという、「お城ガチ勢」も思わず唸る難しさ!
しかも、札に書かれた文字は、城郭名の頭文字。つまり、「同じ文字が複数ある可能性がある」のです。
たとえば、これ。どこのお城かお分りになりますか?(画像はイメージです)
赤色立体地図お城かるた
画像はイメージ
 
正解は……「安土城」です! 難しさが嬉しくて、もう笑ってしまいますね!

使うのは最新の地形可視化技術「赤色立体地図」です。赤色立体地図は、数値標高データ(DEM)から、傾斜量を赤色の彩度で尾根谷度を明度にして調製した全く新しい地形の立体表現手法。
…どういうこと……? 
つまりは、「傾斜が強いところが赤く、谷は暗く、尾根は明るくなっていて、一目で地形が見て取れるすごい地図」ということです。

「赤色立体地図」生みの親(特許第5281518号)、アジア航測株式会社さんの全面協力により、地形が面白いお城から50城を絵札にする予定です。
知識があると余計迷ってしまう上、ついつい見惚れてしまうとは、なんとニクイかるたでしょう!

赤色立体地図お城かるた

加藤理文先生が地形的魅力に富んだ名城を厳選!

知識とセンスが試される重要なお城選びを担うのは、日本城郭協会常務理事であり、数々の城郭研究を手がけている加藤理文(かとうまさふみ)先生! 「赤色立体地図だからこそ面白いお城を」と、嬉々として厳選中です。しかも、お城全体の地図とは限らず、お城のこの部分をクローズアップしたら分かりやすい、面白い、などの視点で切り取りも行うかも!?

赤色立体地図お城かるた
画像はイメージです

読み札は一般公募で!

絵札と並んでかるたに重要なのが「読み札」です。読み札のフレーズは一般公募を予定しております。季語なんて気にしない!あなたのお城への熱い思いをこめた一句が世に放たれる絶好のチャンスです!

赤色立体地図お城かるた
昨年発売した「日本100名城かるた」の読み札フレーズも一般募集しました 。左下には詠み人のお名前をいれています

クラウドファンディングで同志を募ります!

この素晴らしくマニアックな「赤色立体地図お城かるた」を制作すべく、今年の夏ごろからクラウドファンディングを実施します。「お城を地形から楽しむ!」そんなこだわりを詰め込んだ、唯一無二の“攻めた”かるたです。ぜひ皆さまにお力添えいただき、世に送り出させてください! 
今後の動きについては、城びとでお知らせしてまいりますので、どうぞ最後までお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
最後の最後に、途中のかるたの答えは左から、備中高松城(岡山県岡山市)、滝山城(東京都八王子市)、七尾城(島根県益田市)です!

執筆/城びと編集部、画像提供/アジア航測株式会社