2023/08/03
PR 戦国時代の湯築城にタイムスリップだ!湯築城360度復元CG完成!
「秘境度No.1」の次は「街中ドルイドNo.1」!? 戦国時代の志布志城(鹿児島県)を実物大で楽しめる360度映像を制作した曽根俊則さんが、次に手掛けたのは、湯築城(愛媛県)の復元CG!! 早速、タイムスリップを体験できる出来栄えの体験レポートが届きました! そもそも「街中ドルイド」ってなに…?
7月21日。湯築城(愛媛県)はもうセミが鳴いてました。
全国ウン千万人のお城ファンの皆さんこんにちは! 続日本100名城のスタンプが1つ増えて76城になりました曽根俊則(株式会社ジーン)です。
城びとに「秘境度No.1」志布志城映像のPR記事を2つ書かせていただきました(※)が、その記事でちょろっと別のお城映像について触れたこと、覚えていらっしゃるでしょうか?
「愛媛県松山市にある知る人ぞ知る名城 湯築城の映像も作ってます」と。
はい、この度無事に完成し、映像公開の運びとなりましたのでここにめでたく!湯築城映像のPR記事を書かせていただきます。
ありがとうございます。何度もすみません。
道後温泉近く! 知る人ぞ知る愛媛県松山市の名城「湯築城」
まずは湯築城の紹介です。何と言っても日本100名城に選ばれているお城です。言うなれば【ザ・ベスト100】なお城なわけです。ザ・ベストヒャク。ほら、入口にもどーんと幟がはためいてますよ、高い!カッコイイ!
逆光?それがどうした!
これはもうさぞかし豪勢なお城…と思いきや、いやいやいや、ここに集う猛者たちにはもはや説明無用ですね。この湯築城、現在は城跡。室町時代から戦国時代にかけての城であり、全盛期にも天守はなく、塀も漆喰の白壁ではなく土塀。土の壁。そして今はただの公園です。市民が憩う公園。その名も道後公園。そう、天下の名泉、あの聖徳太子も入ったとか入らないとかの名泉『道後温泉』から歩いて行ける公園であり、かつ『国史跡 湯築城跡』であるのです。
ハトがいます。平和が一番
豊かな生活
心眼ならずとも復元CGで見られる湯築城の往年の光景
いや失礼。ただの公園なんて書いてしまいましたが実はただの公園ではありません。ここ道後公園には、お城好きには堪らない仕掛けがあるのです。
それは何と言ってもコレ!
外堀と土塁、内堀と土塁!
つまり二重の堀と土塁に綺麗に囲まれているのですこのお城は、この公園は。綺麗に。見事に。四国一の大都会松山の街中で。名泉・道後温泉の南で。
見事に復元された土塁が我々お城ファンの心を一瞬のうちに戦国時代に連れて行ってくれるのです。
土塁を正面に見据えるこの光景が
我々にはこう見えるのですね!
見える!私にも門が見えるのです!
そう、我々お城マニアの心の眼には見えるこの光景。この光景をお城マニアでなくとも見えるようにしたのがこの仕掛け。
はい、公園内5ヵ所に新たに設置されたこの看板。
お手持ちのスマホでQRコードを認識すると…
青いお洋服が映えてますな
あら不思議! 湯築城解説動画を楽しめます!
わぁ
さらに今度は右側のコードを読み込むと…
やっぱり映えてますな
すごーい
なんと! 超高精細CGにて復元した湯築城の戦国時代の姿を360°に渡って楽しめちゃうのです。
逆光だと青がより深く
以下の地図に示した5ヵ所(①搦手門 ②家臣団居住区 ③上級武士居住区 ④内堀土塁そば ⑤展望台)で、この解説映像(動画)と360°復元CGを楽しめます。ぜひ、現地でご体験いただきたい!
▼湯築城の解説動画はYouTubeの愛媛県公式チャンネルでも楽しめます
土塁天国湯築城の土塁は伊達じゃない!
ほんとに見事に復元されたこの土塁。土塁天国湯築城。言うなれば『街中土塁度No.1』なお城ですここは。ほら、声に出して言ってみて下さい。言いたくなりますよ、街中ドルイドナンバーワン、湯築城。ドルイド。何だか懐かしい響きですよこれ。
ぐるっと長い
そしてしかも!この湯築城の土塁の凄いところはなんと、土塁の中に入れちゃう!
土塁の中に入る? 土の中に入る?……いや、安心してください、土の中に埋まるわけではありません。ちゃんとこの湯築城には土塁の中を見ることができる特別な仕掛けがあるのです。こちらです!
なんだか入れそうですよ
この中で、土塁の断面が見れちゃうのです。土塁がブツ切られているわけですよ。中々ありませんよこんな展示は。
中はひーんや… んー、気持ち涼しいかな、気持ちだけ…
ほら、土の層の違いがうっすら見えますでしょ。砂層とか砂礫層とか。え?見えない?同じに見える?いやいやそんなはずは。見えてるんですよ、見えてるんです。実際に現地で見るとホントに見えますから!
ほら
なんと弥生時代の土の層まであるんです。
弥生時代層を盛り上げた層? ワッショイ!
そう、この土塁の中核はなんと、弥生時代の土なんですよ。弥生時代の土の層を掘って盛り上げて土塁にしたと。すご。歴史スケール大き過ぎてすご。
弥生時代って言ったらおよそ2000年前の土ですよ。2000年前。凄い。もうロマンですねロマン。ロマン城。ロマン土塁。
で、こうまで長いロマン土塁があるとつい登りたくなるもの。はい、ここ湯築城跡はもちろんそんな我々お城ファンのほのかな願望に応えてくれます。
なんと!土塁の登り口、あります! 土塁の登り口はあります!
登っていい土塁なんです。なぜ土塁に登るのか?そこに土塁があるからです。
登ってみました。
ちょっとでも高い所から見ると気持ちいいのはなぜなんでしょう。なぜ目の前の高い所に登ってしまうのでしょう。それは土塁があ…
で、この光景、戦国時代はどんなだったろう?とお城ファンは妄想するわけなんですが、なんとこの機械を使えば誰でも戦国時代の光景を見られるのです、はい!
VRゴーグルー!ピキピキピキ¬ー
このVRゴーグルを装着すると…
スチャッ
うわぁ
わわわわ
じゃじゃーん!
ね
湯築城復元CGを360°に渡って“これ以上ない極上の臨場感”で体感できるのです!
ある意味これはタイムマシン。
装着するだけでアナタはあっという間に戦国時代に!
これを体験せずに湯築城は語れません!!
作った自分が言うのも何ですが、超オススメです!!!
あ、でもこのVRゴーグル、土塁の中にあるわけではありません。ではどこにあるのかと言うと…
VRゴーグル体験は湯築城資料館で!
このVRゴーグルは道後公園入ってすぐにある湯築城資料館にて体験できます。
資料館にあるVRゴーグルでは、5地点の復元360°CG(静止画)を見ることもできますが、この5地点はQRコード看板がある5ヵ所の位置と完全に合致しているわけではありません。つまり、VRゴーグルとQRコード看板で2度楽しめるということですね! それでは資料館に行ってみましょう。
ん?何か見えてます?気のせいじゃないですかね?
発掘された品々が多数展示されており、湯築城のことがよーくわかる資料館になっています。
おや? おやおや? 何ですかこの可愛いモノは…
なんとまぁ、ネコの足跡がついてます。カワイイ。土をこねて作った皿を乾かしてるときにネコちゃんが踏んじゃったのですかね。ネコの足跡付き土器なんて、全国広しと言えども湯築城だけでしょう。必見です。
買ってね
ネコの足跡付き御城印なんて全国広しと言えども湯築城だけでしょう。必買です。
さてさて、この湯築城資料館では今回制作した映像のプロローグ編を観ることができますので、まずはこの資料館にてプロローグ編を観て、その上で先ほどの地図にある5ヵ所を順に巡って各所の映像を観ていただければ幸いです。いやもちろん、どこから観始めても問題ない映像になっていますので、お好きな場所から観ていただいて問題ありません!
この湯築城解説映像には、あの、往年の名歴史番組でお馴染み、元NHKアナウンサーで現在は京都芸術大学教授などを務めていらっしゃいます松平定知さんにご出演いただきました。実は弊社制作の映像やアプリに度々ご出演いただいているのですが、いやぁ、いつもいつも聴き惚れてしまいます。ありがとうございます。
ぜったいおススメ、展望台で余韻に浸ろう
そして歴史ファンの方に是非ともお伝えしたいのが、”一連の解説映像のラストを飾るパートの見方”です。
ラストの動画は展望台にあります。
まずは実際に展望台に上って見てみましょう。この山の上に展望台があります。
展望台…あるんですかね
鳥居があります。なんか上だけ苔むしています。こんな鳥居見たことありません。雰囲気ありありです。
ささ、登りましょう。
これしきの石段なんて
こんな程度のアップダウンなんて
まだまだぁ
着きました。
あれ?天がお怒り?
上はこんな感じです。遠くに松山城が見えてます。
そしてここでQRコードを認識。
はいはいもっと近づけて
で、映像を観る。その最後の部分です。ここを目を閉じて心を静かにして聴いてみてください。目を閉じて映像を観ろというのもおかしな話ですけどもね。
湯築城から松山城
松平さんと言えばのアノ往年の名歴史番組。一定の年齢以上の人がこれを見れば、アノ番組のエンディングテーマが心の中で流れてくるはずです…。タラララ~
いや、この子はアノ番組見たことないやろな…
余韻に浸りながら下山したところで、おまけコーナ~。
この子たち、溝で水遊びしてるのかと思いきや、なんと溝の底に溜まってる落ち葉や枝、枯草を掃除してました。エライなぁ
そして、違う場所の溝には中々の大きさの亀がいました。堀から出てきて道を横断したみたいですよこの亀。ほら、大きい。
いや、亀の大きさをわかってもらうための写真ですからねこれは
また長文になりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。いい写真でしたでしょ。ね。とにかく、ワタクシが言いたいのはただ一言。
「湯築城の映像!360°復元CG!VR!土塁天国!ぜひ見に来てくださいね!」
(またとある城の記事を書くかもしれません書かないかもしれません)
湯築城
住所:愛媛県松山市道後公園
TEL:089-941-1480
湯築城資料館
住所:愛媛県松山市道後公園1
開館時間:9時〜17時
入館料:無料
休館日:毎週月曜日(祝祭日のときは翌平日)、12月29日〜1月3日
執筆・写真/曽根俊則(株式会社ジーン)