2023/07/11
PR ついに完成!実物大で楽しめる<戦国志布志タイムトリップ360度映像>『志布志城1536』!
軽快な語り口に乗せられてついつい志布志城行きの手配をしてしまう人続出!?な、お城のAR/VRアプリなどを制作している曽根俊則さんによる志布志城解説映像PR記事、第2弾! 第1弾で絶賛制作中だった志布志城解説映像が、ついに完成しました。その名も、“戦国志布志タイムトリップ360°映像”『志布志城1536』!! 曽根さん自ら志布志城で体験レポートしてくれます。映像愛よりも志布志城愛のほうにより多くの熱量を感じるのは、前回同様です。
夏だ!
南国だ!
志布志ジャングルだ!
この先に何が…
全国ウン千万人のお城好きの皆さんこんにちは。今日も志布志城は秘境です。曽根俊則(株式会社ジーン)です。志布志には志(こころざし)があふれております。
いや多過ぎやて(笑)
前回、お城の復元CGの作り方&志布志城探検記事を書かせていただき、そこで「第2弾は4月になる」と書いたのですが、えーっと、もう7月になってしまいました。色々あって7月になってしまいました。ごめんなさいm(__)m もう志布志はすっかり夏です。
▼前回の記事はコチラ
“戦国志布志タイムトリップ360°映像”、作ったどー!
さて、前回の続き。はい、戦国時代の志布志城復元CG、無事に完成いたしました! ご覧くださいコチラです!
シラス台地を削って空堀迷路を施した独特の地形です
本丸
い、痛そう…
で、この復元CGをどう使ったのか? はい、この復元CGを使って現地(志布志城跡)で楽しむ360°映像を制作させていただきました。西暦1536年、志布志を治める新納氏(にいろし)を豊州家島津氏が攻めてきた戦い。この戦いを現地で、実物大で楽しめる“戦国志布志タイムトリップ360°映像”、題して『志布志城1536』です。
『志布志城1536』です
カッコいいタイトルでしょ。新納氏と豊州家島津氏の戦いですよ、皆さん聞いたことあります? ここに集う猛者もさすがにこの戦いはご存知ないでしょう。何てマニアックなチョイスなのでしょうか。ええ、チョイスしたのは私なんですけどね(笑)この戦いを志布志城内6地点にて楽しめるのです!
まず、こちらが告知映像です。ぜひご覧ください。
この告知映像を観てからいざ志布志城に登城していただきたいのですけども、その前に1つお知らせしたいことが。
実はこの映像『志布志城1536』、賞をいただきまして(照)
日本国際…という不思議な出だしで始まる映像コンテスト「日本国際観光映像祭 第1回バーチャルツーリズム部門」(https://www.virtualtourism.world/)にてなんと!
この『志布志城1536』が最優秀賞をいただいちゃいました!
応募総数42作品の中の最優秀に選ばれちゃいました!
いやぁ、ありがとうございます、ありがとうございます。志布志市とともに大喜びしております(歓喜)
ささ、前置きが長くなりましたが、今回はそんな最優秀賞(しつこい)『志布志城1536』完成記念として現地での体験っぷりの記事を書かせていただきます。
ようやっと『志布志城1536』体験レポート開始
今回私は志布志訪問の前日は鹿児島市内に泊まりました。で、翌朝、特急「きりしま」でまずは都城に向かいます。
こいが車窓から見ゆっ桜島じゃっど。じゃっどん今日はちっと雲がかぶっちょいもす。
見てくださいこれ。初夏の日差しで海面がキラキラしてます。夏だぁー旅だぁー
いや美しい。井上陽水が流れてきそうです
そして都城からは鹿児島交通のバスです。路線バスに1時間半揺られて志布志です。高速バスでも観光バスでもなく路線バスに1時間半も乗るなんてそんな機会あります? まぁないですよね。さすが志布志。到達する前から非日常をたっぷり味合わせてくれるのです。
そして志布志に着きました。バスは志布志駅前が終点。そこからトコトコ南国感を感じながら(つまり暑い)20分ほど歩きましてはい着きました!志布志城です!
志布志城ですよ
ん? 誰ですか? 城はどこだなんて言ってるのは。ここに集う猛者ならば城は見えてますよね? ええ、私には見えてますよ、志布志城。見える、私にも見えるのですよ。
そんな“秘境感溢れる港の山城”志布志城なのですが、その入口。かつての大手口にあたりますが、はい、こんな看板があります。
この画像ではわざと隠してますけども、この看板にあるQRコードを認識すると、戦国時代の志布志城を再現した360°映像を観ることができるのです。
現代のこの光景が
戦国時代はこうだったと。
こんな仕掛けがここを含めて6ヵ所あるわけです! では行ってみましょう。
え?この先に行くんですか?笑
いやそれにしてもさすが秘境。行く度に新しい発見があります。前回探索時には大量のキノコを発見したわけですが今回の新しい発見はコチラ。カニ。
カニと目が合いました
さすが“港の山城”
いや、この季節になると海が近い山城にカニが出現することは珍しいことではありませんよね。他の山城でも見たことがあります。でもここは南国。そのカニが赤い! やたら赤い! そしてデカい! 上の画像のカニ、10cmぐらいありました。
で、新しい発見というのはですね、このカニの挙動です。このカニ、私の接近に気づいて逃げようとしたんですね。ビビったんですね。カニらしく横に歩いて逃げようとします。
しかし残念そこは壁
直角の土の壁ですよ。もう逃げれまい。さぁ、どうするカニ、Doする? と思いきや…
うげげ、登った!
なんとこの赤いカニ! 垂直の土の壁を横歩きのまま登っていきましたよ!しかも苦も無く! え!そんなことできるのカニって!いやでも逃げれてへんけども!(笑)
いやぁびっくりです。カニの底力に驚きました。
さすが南国。葉もデカい
跳ねてるカエルにも遭遇しました。50cmぐらい?これまた私にビビッて漫画みたいに跳ねてました。ぴょーんって。脳内にはぴょーんって聞こえてきました。考えてみれば、実際に跳ねてるカエルを見たのって何年ぶり?何十年ぶり?子供の頃以来かしらもしかして。
いやすみません、肝心の映像紹介に戻ります。
看板、看板です。この志布志城跡内に6つのQRコード看板があるのです。さすがにね、何のあてもなくこの秘境の中で6つの看板を探せ!なんて酷なことは言いませんよ志布志市は。ちゃんと大手口でこうやって6つの看板の位置を教えてくれています。親切。
助かります
いやしかしまぁ、それでもね、いくら場所が分かっていてもですよ、気温30°超の夏に重い荷物を抱えて高低差たっぷりの山城を看板探して歩き回るなんて苦行ですよこれは(大汗)。 もはや看板探しが宝探し。「この時期の志布志城は地獄だ」と当の志布志市職員が言うてました(笑)。
それでもこの真夏の平日昼間。同好の士、“志(こころざし)”を同じくする同志2名に遭遇しましたよ。ね、ここに集う城好きの猛者はこんな苦行が大好きなMっ子ですもんね(笑)。
搦手口の先。これほんまに町に出れるんですかね…
いやもうね、高い曲輪に囲まれて堀底を歩いていると、遠くからかすかに聞こえる学校の子供の声が救いなのですね。大丈夫、町が必ずあるんだと(笑)
はい、そして見つけました看板です。
登城路の看板。画像ではQRコードは隠してます
そう、ここから時は1536年にタイムスリップできるのです!早速スマホでこのQRコードを映しましょう。ニン。
はっ!この秘境に電波は…… 安心してください。届いてます。
私のね、普段の街中でも電波の立ちが不意に3本や2本、果ては1本にもなりがちな、もう5年も使ってヘタレかけてきたiPhone8でも4本3本立っているのでauの電波状況は全く問題ありません! 他のキャリアのは確認してません!でも大丈夫でしょう!きっと!
現代のこの光景が
豊州家島津氏が攻めてきてこうだったと。
登城路を駆け上がる、そして倒される豊州家島津氏の兵
右上の曲輪を見上げるとこの崖の上から
新納氏の兵が豊州家島津氏の兵目掛けて矢を射ち石を投げると。
矢と石が降り注ぐ!
はい、暗く深く狭い堀底で新納氏と豊州家島津氏の戦いのど真ん中に放り込まれる体験です。いや、これは楽しい! 作った自分で言うのも何ですがほんまに楽しい!(笑)。 ぜひ皆さんに現地でこの映像体験をしていただきたい!
志布志ジャングルをひぃひぃ言いながら歩いて現代の志布志城を五感で感じながら、スマホで戦国時代の光景を観る。戦いの映像を通して志布志城の堅固な造りを知り、それを今、自分の足で歩いて味わえる。現代と過去を一緒に楽しめる、それも秘境の中で。何とも贅沢な体験なんですよ!!
矢倉場の看板
本丸。ほらっ、あそこに看板が
看板どこやねん。搦手口
切岸
以上6ヵ所の看板です。現地で体験して欲しいのでこれらの画像ではQRコードは隠しました。悪しからずご了承のほどを。
そしてオマケ情報。現地で体験できる6つ映像のうちのどこかに志布志市観光PR大使“志武士ししまる”がいますので探してみてください。
“志武士ししまる”を見つけたら…… えー、今はまだ決まっていませんが近い内に、何かいいことがあるようになるかもしれません。乞うご期待です。
…さて、
御城印。志布志駅にある観光案内所で3種販売されているうちの1つです。そう、薩摩ではありません。覚えてますでしょうか前回の記事にも書きました“日向国”の志布志城です。今は鹿児島県ですけどね。はい、これで皆さん覚えましたね。なんだかちょいと豪華に見える背景は我が大阪と愛しの志布志をダイレクトに結んでくれるフェリー「さんふらわあ」の船内です。大阪へは「さんふらわあ」で帰るのです。
いやぁ、船旅サイコー。太平洋を見ながら夕食バイキング、展望大浴場、そしてまた朝食も朝日にゆったり煌めく海を見ながらバイキング。出張なのにすいませーん
ゆったりな煌めき
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。近日中にもう1つ記事書きます。
執筆・写真/曽根俊則(株式会社ジーン)