千本城は建久8年(1195)に那須資隆の十男・為隆によって築かれたとされます。為隆は那須与一宗隆の兄で千本氏の祖になりました。
本丸に羽黒神社が祀られており、二の丸まで車で行くことが出来たと思います。比高110mの山城とはいえ傾斜は比較的緩いです。
遺構は残っており、本丸の周囲や二の丸には土塁が残っています。
本丸の南には馬出があり、その先に二の丸、家臣屋敷跡の曲輪があります。血生ぐさい謀殺劇の舞台となった城の割には、城址自体の雰囲気は泥くさくなく、むしろエレガンス(・・?)な感じさえします。とはいえ防御を疎かにしているわけでは無く、折曲がり虎口や堀切などを多用してちゃんと造りこんであるようです。
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