なべやまじょう

鍋山城

岐阜県高山市


旧国名 : 飛騨

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鍋山安室 (2024/11/14 訪問)

 大鍋山に本丸、小鍋山に二の丸、下鍋山に出丸が築かれていました。四天王神社脇から登る道が大手道で、途中屋敷跡を経由して本丸などに行くことができます。本丸方面は道も整備され比較的歩きやすくなっています。途中紛らわしい分岐した道がありますが、石柱に「→大手」などと彫ってあり何とか登城することができました。字五名より登る搦手道もあるようですが、今回は確認していません。本丸東側に石垣が残っています。本丸の西側の険しい坂を下りて行くと二の丸です。石柱を確認して引き返しましたが、帰宅後に高山市のHPを見ると「二之丸は巨岩のそびえ立つ自然の要害で、西南隅に石垣が残存する」と記載がありました。ノーマークでしたね(いつものことですが)。その後、本丸へ戻り出丸へ向かいました。途中までの道はよいのですが、堀切を越え登り始めた頃より道がわかりにくくなります。何とか下鍋山を登り出丸の石柱を確認して周囲の曲輪を散策して帰って来ました。

 

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しんちゃん

本丸周辺に残る石垣が良い。 (2023/11/04 訪問)

鍋山城は標高753mの鍋山城の山頂の尾根一帯に築かれています。元々は鍋山氏の城ですが、飛騨の国を平定した金森長近が入城し、政務を取った期間もあります。長近公はその後、高山城に移ったとのことです。登城道は四天王神社の麓の西側にあります。ゲートを開けて山道を登っていきますが、しばらく行くと林道に合流します。この合流地点は少しわかりづらいので、帰り道に見失わないように注意が必要です。しばらく登城道を登っていくと、いくつか扁平地があり左手が出丸方向で、右手の山へ登っていく道が本丸へ続く道になります。本丸を目指して登ってくとやがて周辺に残る石垣が見えてきます。虎口の南側と東側に良く残っているようです。そのまま東側より本丸に侵入し、西へ進むと二の丸へ続く道が続いています。すこし急な岩場を下りながら尾根上を西へ向かうと西の峰上が二の丸になっています。派手な遺構は無いのですが、本丸周辺の石垣を見ていると登ってきて良かったと思います。やはり山上で見る石垣は一味違いますね。

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昌官忠

(長野県&岐阜県方面城巡り)8日目:鍋山城 (2023/04/25 訪問)

三仏寺城からの転戦です。ゲート手前(36.147969、137.294123)の四天王神社前に駐車しました。

天文年間(1532年 - 1555年)に平野豊後守安室(鍋山安室)によって築かれたといわれています。安室が鍋山に築城し、鍋山氏を名乗りました。
鍋山安室は三木姉小路氏の臣下となり、養子に三木顕綱を迎えますが、顕綱は安室を毒殺し、養母小峯の方と左近大夫を追放し、鍋山城を乗っ取りました。
追放された左近大夫は越前国大野城の金森長近を頼って落ちました。
顕綱は、八日町の戦いの3か月後に謀反の嫌疑(羽柴秀吉への内通)により、兄である姉小路頼綱(三木自綱)により鍋山城内で妻と共に暗殺されました。
その後、鍋山城は頼綱の次男・姉小路秀綱が城主となり、家督を譲られた後、本城の松倉城へ移動し、三男の李綱が鍋山氏を継ぎ鍋山城主となりました。
1585年(天正13年)追放された左近大夫は羽柴秀吉の命によって飛騨国へ侵攻した金森長近に加わって三木氏を攻め、再び飛騨へ復帰することとなりました。
しかし金森氏の飛騨入封後、その処遇に不満があり広瀬氏・江馬氏などと呼応して一揆を起こすが、金森可重によって鎮圧されました。
飛騨国を制圧した金森長近はこの鍋山城へ入って政務を行っていましたが、高山城を築いて居城を移し廃城となりました。

城の築かれている鍋山は北と南に頂部を持つ山で、北側の山頂に主郭部を構え、南の頂部に出丸を構えているようです。
登城口から山道を進んで行くと林道と合流します。さの先に進むと「屋敷跡」の石碑が見えてきます。
さらに進んでいくと出丸と本丸の分岐点に着きます。今回は時間の都合で出丸は諦め、本丸を目指します。
本丸東側に石垣が残っています。
本丸を越えて西へ向かうと尾根先に二の丸がありますが、行っていません。
攻城時間は50分くらいでした。次の攻城先=増島城に向かう前に、一旦ホテルに戻り朝食をとりました。

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Tiger

主郭石垣とカモシカの親子 (2018/11/11 訪問)

霧の中に見える石垣は幻想的でした。カモシカは好奇心旺盛な生き物です。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 平野安室
築城年 不明
主な城主 三木氏、鍋山(平野)氏、金森氏
遺構 曲輪、石垣、堀切、土塁
指定文化財 県史跡(鍋山城跡)
再建造物 石碑、説明板
住所 岐阜県高山市漆垣内町東ケ洞他
問い合わせ先 高山市教育委員会文化財課
問い合わせ先電話番号 0577-35-3156