城びと編集部員が行く! 前田慶次様(名古屋おもてなし武将隊)ご出立!名古屋城へ参陣!

2026年3月28日、名古屋おもてなし武将隊の前田慶次様、ご出立――。長年の記事執筆や、お城EXPOで大変お世話になった城びと編集部、ご出立を見届けるべく名古屋城まで馳せ参じました。

2026年1月、「慶次様、3月末にご出立!」の矢文が全国に放たれ、城びと編集部員は腰を抜かしました。そんなことはあるはずもないのに、なぜか慶次様はずっとずっと現世にとどまり続けると思い込んでおり、ご出立の報に動揺、悲しみに沈むも、慶次様の花道に涙はいらぬ、笑顔と感謝でお見送りせねばと思い直しました。

人々のさまざまな思いをよそに容赦なく時は流れ、ついにご出立の日。お世話になった慶次様の最後のおおいくさを見届けるべく、編集部員は名古屋城に馳せ参じました。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
慶次様のご出立に文字通り花を添える美しい桜

慶次様の「おもてなし」に長蛇の列

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

名古屋おもてなし武将隊は、10:00~12:00正門付近でおもてなし、14:30~武将隊メンバー全員による演武のご予定ですが、9:00の名古屋城開門からファンが登城し、限定グッズ販売も予定されていることもあり、演武会場となる二ノ丸広場にはすでに多くの人が集まっていました。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
整然と動き、演武中のコールアンドレスポンスも完璧だった「アイマス家臣団」のみなさん。周囲への気遣いと慶次様への尊敬にあふれていました

一方、正門付近でも、慶次様と言葉を交わして記念撮影できるとあって、10:15過ぎには200人近い人が列を作っていました(城びと計測)。プレゼントは渡せませんが手紙はお受け取りいただけるため、多くのお子さんが慶次様に手紙を渡しており、老若男女、さまざまな界隈に愛される慶次様らしい光景がずっと続きます。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

春まつりでも惜しまれる慶次様

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
「花より団子」なんてもったいない、「花も団子も」!

この日は名古屋城春まつりが開催されており、多くのお店が並んでいました。ステージでは、慶次様と交流の深いPSJあいち戦国姫隊からお市の方、茶々様、於大の方が美しい演舞を披露、サプライズでまつ様から慶次様へ向けたお手紙を茶々様が代読するシーンも!

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

いよいよラスト演武の始まりです!

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
最後の戦に赴く慶次様

14:30、徳川家康と服部半蔵忍者隊による演武が始まりました。この日は忍者隊も全員集結、思いのこもった演武を慶次様に贈ります。そしていよいよ、名古屋おもてなし武将隊の登場です。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
フレームに入りきらない大観衆!

「おぬしら、いままでどこにおったーーー!」
信長様が思わずツッコまれるほどの大観衆が、この日の武将隊の一挙手一投足を見逃すまいと見つめます。
演武の演目は「五常烈士 信 前田の朱槍」。
利家様との立ち合いの中で慶次様が信念を持ち朱槍の真の振るい手となり、さらに家康様と切り結びながら問答を重ね家康様を認めるエピソードで、慶次様の最後にふさわしい内容です。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊
前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

一人一人の激情が体の隅々から発散され、ものすごいエネルギーの演武が終わった後、慶次様が観衆に問いかけました。
「我らが演武はいかがであったか」
うおおおお
「当たり前田ー!」
「武将隊はのう、かっこよかろう!」
「儂は誠に幸せである」
「今日集まってくれた者たちよ、誠にありがとうござる」
ふかぶかと腰を折る慶次様の姿から、万感の思いが感じられました。

そして、メンバー一人一人へ……

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

「せっかくじゃ、もう一人一人に残してゆけい」
信長様のつぶやきにも似た促しもあり、慶次様はともに戦い抜いてきた武将隊の皆さまへ一言ずつ述べられます。

織田信長様へ……
「信長様、今まで誠に織田軍の末席ながら戦わせていただきまして、誠にありがとうございまする」
「11年間楽しい時を生きてきた、それはそうだろう、好き勝手生きておったら楽しいわなあ! はっはっはっはっはっはっ。」

前田利家様へ……
「叔父貴、これから前田家、頼んぞ!」「大丈夫じゃ、しかと再びよみがえってくるまで、わしが一人で前田家支えてやるでよう」

徳川家康様へ……
「徳川様、先に逝って申し訳ございませんね。」「ああそうじゃな」「楽しかったですぞ」「そうじゃな」「徳川様と最後戦えたのが誠にようございました。いかがでしたか儂の最後は」「数百の演武をこなしてきたが、前田慶次と一番多くいたしておるがゆえにのう、多くの、思い出があるが、今日、この演武が一番よかった!」「まあな」

豊臣秀吉様へ……
「秀吉さま~」「なんじゃあ」「お金ください」「いっぱいあげたじゃろう、城めぐりのときに~自腹自腹ゆうて」「清正以外全員からお金借りとった」
「儂なあ天の神様と、うるさいモンが来るから傾奇御免状を出してくれって頼んどった、おぬしの笑顔が大好きじゃった」

加藤清正様へ……
「清正、どうだった儂との日々は」「楽しかったぞう」「おみゃーがな、儂がいない間、武将隊の一番槍じゃからこれから、頼むぞ。一番先に口上するのおぬしじゃからな」「確かにそうですなあ!」

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

陣笠隊の皆さまへ……
「陣笠たーい いやあよくついてきたあ! 誠に大変じゃったなあ」「(躍舞様)おう!」「タイヘンだった、おっきい声で、大変だったか、大変だったか」「いえ、とんでもございません!」

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

続けて再び観衆へ……
「こやつらが縁の下の力持ちとして、我ら武将を支え、我ら武将隊のこの、圧倒的な勇ましさはこやつらで成り立っている。」「みなそれぞれ役割がある、人生それぞれみな役割がある。必ず、欠けてはならん。おみゃーさんらも必ず社会の中で必要な存在じゃ。くさるときもあるかもしれん、がこの陣笠隊を見てくれ、一生懸命戦っておる、一生懸命戦えば必ずいいことがある! そう思い儂も励んできたし、それはこやつらから学んだ。儂も最後の最後まで一生懸命戦うゆえに、ぬしらも己が自身の戦働きや夢を必ず叶えよ!」

演武のあと、どうしても去りがたいファンは、武将様および陣笠隊の皆さまとのハイタッチを希望し、長い長い長い列を作ります。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

ハイタッチ行列が終わり、ついに最後の時。
慶次様は両腕を大きく天に突き上げ、しっかりと大地を踏みしめ
「ありがとうござったー! 男―!」「(観衆)前田―!!
「さらばじゃー!!!」
大きく片腕を挙げ颯爽と去っていかれました。

よっ、天下一の傾奇者! 本当に最後の最後まで男前田でございました。今まで誠にありがとうございました。

前田慶次,名古屋おもてなし武将隊

執筆/城びと編集部