2021/08/31
明智光秀とその周辺|小和田哲男 第3回 弘治2年(1556)の明智城の戦い
斎藤道三と子の義龍が戦った長良川の戦いは弘治2年(1556)4月20日のことだった。結果は、軍勢に勝る義龍軍の勝利で終わり、道三は義龍の家臣長井忠左衛門と小牧源太に首を取られている。
この長良川の戦いのとき、明智光秀はどうしていたのだろうか。実は、これがわからないのである。光秀の叔母にあたる小見の方が、各種系図に書かれているように道三に嫁いでいたとすれば、光秀も早い段階から道三に仕え、その薫陶を受けたと考えて当然である。今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』もそうした設定の流れとなっている。
この長良川の戦いのとき、明智光秀はどうしていたのだろうか。実は、これがわからないのである。光秀の叔母にあたる小見の方が、各種系図に書かれているように道三に嫁いでいたとすれば、光秀も早い段階から道三に仕え、その薫陶を受けたと考えて当然である。今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』もそうした設定の流れとなっている。