ずっと気になっていましたが、ようやく念願叶って行くことができました!!
JR鹿島線 潮来駅から徒歩で50分弱。バスで行く際は、潮来駅東口から「神宮あやめ白帆ライン・麻生庁舎行」のバスに乗車し、「牛堀中央」のバス停で下車、徒歩25分程度です。(このバス路線は鹿島神宮駅始発で運行されていますので、鹿嶋市側からアクセスすることも可能です。)
城跡南側(根小屋跡)に駐車場があり、トイレも設置されています。登城口のところに説明板と地元の保存会御手製のパンフレットが設置されています。
説明板の順番に沿って、一の曲輪→東二の曲輪→水の手曲輪→西二の曲輪→帯曲輪→物見曲輪→三の曲輪→水堀跡→表門跡(城址碑)の順で見学。
① 一の曲輪跡(御札神社)・馬出曲輪
登城口から急な階段を登り神社に入ります。鳥居脇に潮来市が設置した島崎城の説明板があります。南西側の土塁のそばには、城内各所で発見された供養塔(五輪塔)が安置されています。そして北東側に虎口が残存しています。(写真3枚目)
虎口を出ると馬出曲輪になっていて、北側に土橋、周囲に空堀が残存しています。
② 東二の曲輪・水の手曲輪・東二の曲輪
東二の曲輪も曲輪の周囲には土塁が残り、奥に八幡台があります。南西端に坂があり堀底道に出ることができます。(写真4枚目)
東二の曲輪の南西側は、水の手曲輪、西二の曲輪があります。
水の手曲輪には南側に大井戸が残っています。(写真7枚目)
大井戸の先に進むと、西二の曲輪で、井戸そばに西二の曲輪の桝形虎口があります。(写真6枚目)
水の手曲輪から北に進むと帯曲輪があります。帯曲輪の東側は、東二の曲輪の切岸になっています。(写真5枚目)
北端へ進むと虎口が良好な形で残っています。帯曲輪の虎口の北東側には、見どころの一つの物見台と東二の曲輪間の堀切があります。かなりの深さの堀切で堀底道を東に進むと、一部では岩肌も露出していて、迫力がものすごいです。(写真2枚目)
③ 三の曲輪
東二の曲輪と物見台の堀切から北に進むと三の曲輪です。三の曲輪の北西側には切岸工法で掘られた大堀があります。たまたま日が差したことで、神々しい雰囲気になっていました。島崎城の一番の見どころだと思います。(写真1枚目)
④ 水堀跡・表門跡
三の曲輪から案内板に沿って、下山すると途中に民家のそばに水堀跡があります。現在も水をたたえていました。(写真9枚目)
さらに下ると、表門跡に着きます。そこに島崎城址の石碑があります。そばに水路が流れていましたが、ここはかつての水堀の名残だそうです。
保存会の方々のご尽力で、各遺構の看板や縄張り図などが各所に設置されており、非常に見学しやすく、感謝に堪えません。
また各曲輪の遺構は極めて保存状態が良く残されているので、皆さんもぜひ訪れてみてください!!
+ 続きを読む