舘ノ山公園として整備されています。源義経に仕えた佐藤継信、忠信兄弟の父、佐藤基治が築いたとされています。西尾根に矢庫の跡という曲輪があり、東尾根に一の砦、二の砦、三の砦がありますが、二の砦は標柱がわかりません。さらに下って行くと四の砦の標柱を見つけました。
福島交通飯坂線花水坂駅から徒歩20分くらいで登城口に着くことができます。
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2023/10/01 09:22
2021/11/23 12:30
源義経郎党佐藤兄弟生誕の城 (2021/11/14 訪問)
こんなに有名な山城を東北道を何回も行き来してるのに長年パスしてたのかと思いながら今年の第28回全国山城サミット桑折大会参加の折には2日程福島県北東部宮城県南部未踏の城を廻ろうと計画しその最初の山城を大鳥城としました。
ただ第28回全国山城サミット桑折大会はコロナ禍中の自粛も有ってリモート開催となり10月30日31日の集客は無し、YouTube配信が有り自宅でリモート観覧致しました。
そんな訳で2週間遅れの城廻り、宇都宮の孫達の所に家内を置いて東北道を約200km程沿道の紅葉を愛でながら福島飯坂ICを降りて直ぐの大鳥城跡本丸駐車場へ道は急ですが舗装されており安心です。ここは舘ノ山公園山頂でトイレ駐車場完備。
駐車場から階段を登り本丸へ本丸は兎に角広い、北側に少し低い平場が有る、目に付くのは大型石板の大鳥城誌碑文豪吉川英治氏の撰文、大鳥神社石祠、大鳥神社塔柱、祭神佐藤基治侯嗣信侯忠信侯塔柱、佐藤基治公一族追善供養塔柱が並び源義経郎党佐藤兄弟の父基治侯、兄弟の嗣信侯忠信侯への地元の方々の思いを深く感じますし義経への絆を感じる場所でもあるのでしょう、本丸からの眺望は素晴らしく南福島市内、北伊達郡を見渡せます、西には堀切を挟んで矢庫の跡の土塁に囲まれた曲輪が良く残り、西北に横堀が深く残って居ます、その西に頂上公園の中央駐車場も有ります、西の紅葉がまた綺麗。
今回は体験してませんが東側大手門跡に中腹駐車場が在りそこより三の砦、二の砦、一の砦と本丸に登って来る登城路、ハイキングコースにも成って居ります。
グーグルマップを俯瞰すると北に赤川、北東に摺上川、南に小川が流れ天然の外濠を構える好条件です、但し現在、大手門跡にはオドオドしい熊出没注意の看板、本丸周辺にも熊出没注意、マムシ注意の看板が掛かってます、又放射能測定デジタル表示が常時されて居り探訪時0.087μSv/hで自然値で問題無し、熊ベルを鳴らしなが義経、佐藤兄弟を思い天気も良く楽しい城探訪でした。
歴史:大鳥城は源義経郎党佐藤嗣信、忠信兄弟の父奥州藤原氏の一族信夫荘司の佐藤基治の居城、後は歴史ドラマでも有名な木曽義仲との宇治川合戦、平家との兵庫鵯越えの戦い、屋島檀ノ浦の合戦で兄嗣信は義経の矢楯と成って討死、長門壇ノ浦の合戦、忠信は吉野山の別れ義経を救おうとも捕られられ自刃、小説、物語でも有名な事ばかりです。
父佐藤基治は源頼朝の奥州征討軍と長男前信と共に戦い敗れる、石那坂の戦いで基治は討死?佐藤一族は後に許された模様、この佐藤氏が現在全国佐藤氏のルーツと言われてる。
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分類・構造 | 山城 |
---|---|
築城主 | 佐藤元治 |
築城年 | 保元2年(1157) |
主な城主 | 佐藤氏 |
遺構 | 曲輪、土塁、横堀(空堀)、石積 |
再建造物 | 石碑、説明板 |
住所 | 福島県福島市飯坂町館ノ山 |
問い合わせ先 | 飯坂温泉観光協会 |
問い合わせ先電話番号 | 024-542-4241 |