大館、茶臼館の後に行きました。昨日は1日中雨の中で走る歩く走る歩くの繰り返しだったので少々体が気怠い。ナビ通りに登ってくと左に堀切が見えて来ました。「こりゃヤバイ」すかざす途中でUターンして堀切のあった場所に戻りました。こんな良さげな城跡は下から登って行かなきゃ勿体ない。道路の広くなった場所に停車して先程の堀切からスタート。
こちらは遺構の見ごたえのある素晴らしい城跡です。そして主郭に登る階段と申し訳程度のベンチしか後年の造作物が無い。門とか東屋とか蛇足的に作りそうなものだが見当たらず遺構の量と質で勝負していて清々しささえ感じられる。道路の拡幅などで多少の破壊はあったかもしれませんが在りし日の姿に近いのではないでしょうか。
城域全体の地面は曲輪以外には起伏が多くあります。特に気に入った場所は桝形背後の堀切から大堀切の間の範囲です(写真1)。曲輪に出来る程の広さに空堀を何本か配置して時には横方向の空堀ぶつけたりと土の切り盛りによっての起伏が激しい。この一帯を防御一点のみに使用出来る贅沢さにも恐れ入る。「嗚呼!真っすぐ歩けない」嬉しい悲鳴。
写真1を気に入って眺めていると何となく顔に見えてきた。雑草の茂み2つが目、切った幹が口、鼻は低い。其のうち起伏が唸り出しそうだ。
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