石碑を探すのに苦労した「下野郷館」です。
「若林城」がある仙台市から車で30分位で「下野郷館」近辺に到達しました。
『何もない所だなぁ。』
不快に思われると思いますが、この辺りの第一印象です。
写真⑤を見つけ、諦めようとすると東日本大震災の津波到達点のプレートがありました。
ショックでした。海は見えません。こんな所まで、津波の被害があったなんて、と呆然としました。
何もない、じゃなく、なくなってしまった場所です。
石碑を整備していただいたのだったら、絶対に「下野郷館」を探します。
『お城を探す』の「下野郷館」の近くに駐在所と消防団のポンプ置場があります。
その奥に集会所がありました。建物の左側に「矢野目足軽城」の石碑と「下野郷館」の標柱があります。
18人1組の10組で構成された足軽の方々。
足軽とはいえ、伊達家直参として政宗公の信望厚く、と石碑は語ってます。
「矢野目足軽城」、足軽の方々にとって誉れなお城です。
東日本大震災から13年経ちました。
忘れてはいけないと思っていたのに、忘れてました。
父は宮城県石巻市出身で、親戚が津波の被害にあい、泣いた日々があったにもかかわらずです。
石碑と標柱を整備してくれた地元の方々に感謝です。
東京の端っこは37℃予報です。籠城して、東北の頑張ってきた歴史を読んでみようと思います。
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