志波城の水害を受け文屋綿麻呂の進言でもともと別の官衙があった場所に急遽移転したという経緯が示す通り軸線の異なる官衙が徳丹城と重なる形で見つかっている。そして他の古代城柵と同じように徳丹城もやたらと広い。
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2024/02/03 13:55
2024/01/08 21:53
2020/01/28 23:58
木製兜、水桶になる。 (2019/12/07 訪問)
徳丹城は川の氾濫で水害の多かった志波城に代わって造営された、律令制最後の城柵です。(資料の中には水害のせいだけじゃない説もありました。)
幹線道路を挟んで両側に城柵跡が広がっていますが、ちょうどいい場所に歩道橋があり、歩道橋の上から全体を俯瞰できました。志波城や払田柵の推定復元の門のようなシンボルとなる建物はありませんが、政庁跡や各区画はイメージしやすく説明展示されていました。
小さな井戸の底から出土した、水桶に転用された木製の兜。人々の暮らしを思い浮かべるだけでわくわくしてきます。未解明な部分が多い城柵・官衙遺跡はそのミステリー性も含めて妄想自由なところが大好きです。
歴史民俗資料館では、資料の見学をしている間にロビーの大きなストーブをつけて暖めてくださっていて申し訳なかったのですが(他に見学者いないので)、一日中屋外を歩きまわり芯まで冷えきっていた体にはとてもありがたく、しばらくストーブの前から動けませんでした。そしておかげさまで元気復活したので、もう一か所寄ってから帰ることにしました。
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分類・構造 | 古代城柵 |
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天守構造 | なし |
築城主 | 文室綿麻呂(ふんやのわたまろ) |
築城年 | 弘仁2年(811) |
主な城主 | 文室綿麻呂(ふんやのわたまろ) |
遺構 | (発掘調査:建物跡、築地塀跡) |
指定文化財 | 国史跡(徳丹城跡) |
再建造物 | 石碑、説明板 |
住所 | 岩手県紫波郡矢巾町西徳田 |
問い合わせ先 | 矢巾町歴史民俗資料館 |
問い合わせ先電話番号 | 019-697-3704 |