平山城は諏訪運動公園や川辺小学校となっており、山城としての遺構はあまり見当たりません。とりあえず一番雰囲気を感じ取れそうな東側の丘陵に行ってみます。北側と南に郭のような広場があって南の広い場所が主郭のようです。残念ながら郭にはチェーンが張ってあるので中に入ることは出来ませんが外側から撮影できます。郭からの眺望は望めませんが、東側の遊歩道を歩いていくと展望台があるので周囲を良く見渡すことが出来ました。下品な落書きが多いですね、広い駐車場を含めて地元の族やヤンキーの溜り場になっているのでしょうか。私は地元の人と良く話をしますが、相手は選びます。とりあえず訪問時間に注意ですね。
この遊歩道の東の川沿いの方が、ものすごいコンクリの絶壁になっています。落ちたら間違いなく即死ですが、フェンスらしいものは見あたら無かったような気がします。とりあえず、あまり茂みの中をうろつかない方が良さそうです。
案内板によると別名、川辺城・川辺本城とも呼ばれる大規模な中世山城で本城・花見城・天神城・新城の四の郭に分かれているようです。明徳4年(1393)に島津総州家の伊久が居城とし、川辺の中心的な城であったようです。その後、松尾城(野崎)との間で島津一族の大きな合戦が二度起こり、町内各地に戦死者を弔う供養塔が残っているとの事です。
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