大分侵攻の前段階でまずは残りの登録城の訪問を済ませる事と周囲の山並みや道路を把握するのが主な目的のシリーズ。7/18~20の三日間で訪問しました。順不同、まずは松尾城からです。
こちらの城跡は島津氏が豊後攻略の拠点としてしれっと築城したらしく築城時期などは不明で突如現れたらしいです。ザクっと説明すると山頂部、中腹部と平地部の3つのエリアに分かれており、最長部では600mを超える規模の大きな城跡です。中腹部の最高部辺りには城山神社が有りそこから上は山頂部、下は中腹部となります。中腹部から下は数々の段曲輪が多く配置されています。
山頂部は周囲が崖に囲まれており長編方向が150m程度、最高所には土塁と思われる高まりが有ります。虎口に石積が有ったりしますが少々遺構は少な目です。見張り城の表示が有りました、こちらの山頂部は主郭では無いらしく陣城の様相です。
漸く先週に大分県城郭報告書が手に入ったので縄張り図を見てみました。主郭等は無く長期を見越した城造りを目指した様には見えません。あくまでも兵站拠点のみの目的で作られた大規模の陣城と理解しても良いかと思います。
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