高崎山城は標高628mの高崎山の山頂にありました(写真①)。3年ぶり2度目の登城です。前回は公共交通機関で失敗しタクシーを使って後悔したので、今回は自分の車でギリギリ行けるところまで行く事にしました。
登城前にまた猿に慣れておこうと、まず麓(海岸の国道10号線沿い)にある「高崎山自然動物園」で、餌付けされた野生の猿を見る事にします。ちょうどB群584匹の群れが下りてきていました。前には水族館「うみたまご」もありますので、家族連れの方にはここは楽しめるのではないかと思います(写真⑧⑨⑩)。
東別府から急坂の県道を登りました。途中の銭瓶峠から登山ゲートまでは道がとても狭く、普通車ではタイヤがギリギリ、脱輪しないかとヒヤヒヤでした。よって運転に自信のない方は、銭瓶峠の駐車場(30台)に止めて、そこから歩かれた方がいいと思います。銭瓶峠からゲートまでは徒歩で20分、ゲートから山頂までさらに徒歩40分の登りです。
ゲートを自分で押して開くと7台ほどの駐車スペースと簡易トイレがありました。注意書きをよく読んで復習し(写真⑦)、さあここから登城開始です。でも結局今回も、山で猿には遭遇しませんでした(ガク!)。途中で3人の方とすれ違い挨拶しましたが、いずれもソロの女性でした。猿をも恐れず一人で登る姫たちには感心です。
登山道はセラピーロードとして整備されていたので登りやすかったです(写真⑤)。そして山頂からの景色は言葉にならないほど、まるで自分が鳥になって宙を舞っているような、そんな絶景です! 東は大分市から佐賀関と遠くは四国の佐田岬まで見え(写真②)、北には国東半島と日出・杵築(写真③)、西に由布・鶴見岳と別府市街が広がっていました(写真④)。
高崎山城は、大友氏が平地にある大友館の詰城として築いたものです。山頂には石垣や井戸、また登山道の途中には竪堀や堀切や大手門跡などが残っていました(写真⑥)。最後の城主で宗麟の子「大友義統」は島津家久に敗れ大友館を焼かれると、ここに逃げ込んだようです。
最近は日光などで、猿と人間のトラブルをよくニュースで聞きますが、高崎山の猿たちは、人間がちゃんと(写真⑦)のルールを守っていれば、その人間に襲いかかる事はありません。高崎山は日本で唯一の、人間と猿が共存できている場所なのかもしれませんね😊!
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