(高崎山城①からの続きです)
銭瓶峠でタクシーを降り、そこから登山口まで20分、登山口から山頂まではさらに40分でした。
まず登山口で注意事項をよく読みます(写真①②フムフム)。ここを訪れる時は、食べ物を食べながら歩いたりしないでください。ポケットに食べ物とか頂上でお弁当なども厳禁です(注意書きをよく守りましょう!)。というのもこの山は野生の猿の宝庫だからです。食べ物を持っているといつどこから猿に襲われるかわかりませんよ! 幸い今回私は襲われずに済みました(笑)。
登山道はセラピーロードとして整備されており、木々に囲まれ小鳥のさえずりを聞きながら、落ち葉を踏みしめていく道は、確かに何か癒されている気持ちがして、とても楽しかったです(写真③)。途中、高崎山城の縄張りや竪堀跡やイメージ図などの説明板が登山道の随所にあり、かつての城の様子を想像しながら登る事ができました(写真④⑤⑥など)。登り石垣や畝状竪堀や横堀もあったようですが(説明板より)、木々におおわれどこに何があるのかよくわからず、へたに登山道から脇に行くと急斜面や落ち葉で滑って危険なので探すのを断念しました(写真とれずにすいません)。
しかし山頂(本丸)に着くと、そこから見る別府湾や由布鶴見の山々、国東半島と別府市街や大分市街など、360°眼下に見下ろす雄大な眺めは超絶景でした(杵築城や日出城、鶴賀城や大友館・府内城もかすかに見えました)。そして最初から最後まで誰にも会わず(猿にも会わず)、山と絶景を独り占めできたので、とても気持ちがよかったです(写真⑦⑧⑨)。
山を下りて今夜の宿は別府の湯。温泉で疲れた体を癒し、ホテルのベランダからビールを飲みながら今日登った高崎山を眺めて見ました(写真⑩)結構高い! よくぞ登ったと自分に乾杯!
高崎山城から脱出した大友義統ですが、島津家久は深追いせず義統の追撃をあきらめます。そしていよいよ残るはあと一つ、家久は大友宗麟が立て籠もる臼杵城を目指しました。
しかしその前に、家久の別働隊がその間に攻めた鶴崎城にておもしろい事件があったと大友館で聞いたので、私は臼杵に行く途中にある鶴崎に寄り道してから行く事にします。
では、次は「鶴崎城」を目指します。
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