にじょうだけじょう

二丈岳城

福岡県糸島市

別名 : 二條岳城、深江岳城
旧国名 : 筑前

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①	二丈岳城(二丈岳山頂)
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トク

二丈岳で城キャンプ (2025/05/26 訪問)

二丈岳の中腹にある「真名子木の香ランドキャンプ場」でキャンプをしてきました(写真⑦)。平日のせいか宿泊者は私だけ、なのでどこでも泊まっていいよとの事。キャンプ場を一人占めして、今夜は「ぼっちキャンプ」です。

きれいなログハウスを見て心が動き、今夜はテントはやめてログハウスのバンガローに泊まる事にしました(写真⑧)。その名の通り、木の香りに包まれた森林浴と、夜はキャンプファイヤー(写真⑨)、翌朝は小川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながらの目覚めは、とても気持ちがよかったです。

そして翌朝このキャンプ場のから、二丈岳城のあった二丈岳山頂(標高711m)を目指し登城しました。ここからだと高低差は残り200m、山頂まで50分程で登る事ができました。過去の先人方の投稿を拝見すると、零汰さんやRyuさんが高低差350mの「ゆらりんこ橋」から登られていて、そこからは峡谷もある人気のハイキングコースになっているようです。車で来られる時は、ゆらりんこ橋まで道は広いですが、その先キャンプ場まではとても狭いので注意して下さい。

二丈岳城では室町時代の1431年に、大友・少弐氏と大内氏の戦いが行われました。その後は高祖山城の原田氏の支城で草野氏が守っていましたが、豊臣秀吉の九州征伐で原田氏とともに降伏したという歴史があるようです。

山頂の城跡からは玄界灘を一望できるすばらしい眺めでした(写真②③)。山頂は大きな岩で形成されていて曲輪は狭く(写真④)、石積がわずかに見られてここに城があった事を伝えていました(写真⑤)。登山道は結構急斜面で木の根が多いので、つまずかないよう注意して下さい(写真⑥)。

写真②の眼下に見える湾の中央で手前に小さく突き出た半島が、昨年の大河ドラマ「光る君へ」で紫式部(まひろ)が訪れ、周明とともに刀伊入寇に巻き込まれた地「船越の津」です。つまり藤原道長の時代の1019年に朝鮮の賊が上陸した地点があそこだったという事です。

帰りに麓の「まむしの湯」で疲れを癒しました。やはり山登りの後の温泉は最高ですね(写真⑩)。ちなみにここは、まむしに噛まれて困っている人を、通りがかった空海(弘法大師)が見て、念仏を唱えると温泉が湧き出し、その湯に浸かると傷が治ったという言い伝えがあるようです。
 

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零汰

主郭には自然石が多い (2022/10/22 訪問)

こちらの城跡の情報を以前見た所、石積の写真が目に飛び込んで来ました。そのうち行けたら良いけど程度で考えていたら思いがけず行く事が出来ました。万事そんな感じでどうしても行きたい城跡は今でも3か所しかありません。城跡が多過ぎる問題です。

訪問参考データー:1時間30分:2.8km:累計高低差303m

標高は711m、二丈岳山頂が主郭です。マップの左側の二丈森林公園辺りに駐車場があり十数台は停めることが出来ます。この周辺は幾つもの登山ルートがあり多くの人々で賑わうようです。私が訪問した時は延べ3・40人程度の老若男女とすれ違いました。登山道が有りますから迷うこともなく、誰でも気楽に行く事が出来るでしょう。

城域は東西に150~200m程度、南北に40m程度でしょうか、西側主郭を頂点に東に大きな曲輪2つと小さな曲輪がちらほら、ちょっと数は分かりません。主郭には国見石と呼ばれる大きな石などの自然石が多く点在し、平場はそう大きくありません。見どころは石です。自然石に挟まれた間を塞ぎ、石塁と使用していた様です。主郭側は数年前より樹木が育って全てを撮る事は出来ませんでしたが、(写真2)主郭の外側からは何となくとる事が出来ました。(写真3)それでも過去写真より樹木は増えています。

東側の曲輪南・北面の土留めにも石積が有ります。所によっては自然石の上に継ぎ足すケースもありました。幾つかの写真を載せておきます。範囲は大きくありませんが、手を掛けていない本来の姿のままの石積が見れる良い城跡です。

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ryu

二丈岳登山と二丈岳城探訪 (2021/04/18 訪問)

山頂部に二丈岳城跡がある二丈岳に登って山城を探訪する。

永禄年間には原田氏の配下の草野鎮永が居城し、秀吉の九州征伐で落城したらしい。草野氏入城前は深江豊前守良治が城主であったという。

登山口となるゆらりんこ橋の駐車場から加茂川の渓谷沿いを緩やかに登り、加茂神社を過ぎてしばらく未舗装の林道を歩き、真名子の登山口からさらにひと登りで山頂となる。
山頂からは糸島半島と海の眺めが絶景である。
縄張り図を見ながら山頂周辺に残る二丈岳城跡の遺構を見てまわる。

探訪遺構:堀切、石垣、曲輪

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takumupapa

南側石垣 (2018/01/27 訪問)

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 大友氏
築城年 室町時代
主な城主 深江氏、草野氏
遺構 曲輪、石垣、土塁、堀切
指定文化財 市史跡(二丈岳城)
住所 福岡県糸島市二丈深江
問い合わせ先 糸島市教育委員会文化課
問い合わせ先電話番号 092-323-1111