いせがつぼじょう

伊勢ヶ坪城

広島県広島市

別名 : 塩が坪城
旧国名 : 安芸

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しんちゃん

鹿出現! そういや十二支に鹿っていないな。 (2024/01/03 訪問)

伊勢ヶ坪城は根の谷川の東側の丘陵に築かれています。大林神社の東側の道を高所に向かっていくと坂の途中に登城道があり、そこから城址に至ります。頂部の扁平地以外にも西側に郭が配されているようですが実際に訪れてみると散策できるのは頂部の主郭と西側の扁平地ぐらいに限られると思います。で‥今回訪問した時に入口の近くに鹿がいたんですね。
じっとこっちを見て「何しに来た」って表情をしていたのですが、写真を撮っているうちに、ものすごい勢いで斜面をくだっていってしまいました。実際にのぞきこんでみるとなかなかの急坂ですが、ここをあっという間に駆け下りていってしまったのですね。改めて野生の動物の機動力には驚かされます。主郭周辺から下をのぞいてみると、遠くに二頭の鹿がいます。さっきの奴ですね、つがいの鹿のようです。街中に住みついてしまっているんですね。悪さするんじゃねーぞ。

承久の変の際に熊谷直国が討死し、その功で息子の直時に安芸国三入荘の地頭職が与えられ、やがてこの地に移り伊勢ヶ坪城を築いたとされています。後に熊谷氏は高松城に本拠を移しますが、伊勢ヶ坪城はその後も隠居所などに用いられたそうです。

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ぴーかる

伊勢ヶ坪城 (2023/02/12 訪問)

【伊勢ヶ坪城】
<駐車場他>駐車場はなし。大林八幡宮に参拝して駐車しました。
<交通手段>車

<見所>井戸跡
<感想>1泊2日安芸高田の山城攻めの旅8城目。現地案内版を要約すると伊勢ヶ坪城は承久の乱(1221年)に討死した熊谷直国の功績が鎌倉幕府に認められその子の直時が安芸国三入荘の地頭に任ぜられ武蔵国熊谷郷から移ってきて築城しました。室町時代に熊谷氏は勢力拡大の為に戦略的に優れた三入高松城を築城して移転しますが、しばらくの間この城は隠居城として機能していたそうです。
 登城口は<34.551999, 132.546729>にありすぐ主郭にたどり着きます。主郭の北側に腰曲輪、主郭から南西に3段程曲輪があります。主郭の北東隅に井戸跡の大穴があります。巨大な蟻地獄のようで落ちたらヤバイ感じでした。主郭の曲輪壁は石積みがあったようで白っぽい石がいくつか埋まっていました。

<満足度>◆◆◇

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雨中の散策 (2022/04/29 訪問)

熊谷氏が安芸に入部して最初に築いた城です。
この日の午前中は気合の入った雨が降っていたため足早に散策しました。雨の中でも整備された城址で歩きやすかった。広島県教育委員会HPには「最高所の郭には井戸跡もある」と記載されていますが、よくわかりませんでした。

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まっつん

安芸熊谷氏の最初の本拠地 (2018/12/23 訪問)

皆さんは源平合戦(治承・寿永の乱)の「一ノ谷の戦い」で平敦盛を討ち取った熊谷次郎直実という武将をご存知でしょうか。
武蔵国熊谷郷(今の埼玉県熊谷市)を所領とした彼の子孫が、承久の乱の戦功として鎌倉幕府から安芸国三入荘を与えられて最初に本拠地としたのがここ伊勢ヶ坪城でした。
伊勢ヶ坪城は三入荘の北部に位置します。
根谷川を天然の堀とし、その東岸の山から南西に細長く伸びる尾根(比高30m)を堀切で断ち切り、南西の尾根の先端に向けて4つの曲輪を配置した連郭式の山城です。
時代はやがて戦国乱世へと移り変わり、熊谷氏はより堅固な三入高松城へと本拠地を移していきますが、伊勢ヶ坪城はその後も隠居城として存続したといわれているそうです。
熊谷信直の頃、当時従属していた安芸武田氏から離反して毛利元就に与し、それ以後、熊谷氏は毛利氏の家臣となりました。
熊谷元直の代で関ヶ原の戦いに敗れ周防・長門の二国に移封された毛利氏に従って萩へ移ったため、伊勢ヶ坪城も三入高松城も廃城となりました。
さて、アクセスですが、Google Mapで検索すると伊勢ヶ坪城展望台と出たので車で行ってみると、城の入り口付近のお墓の近くに車を停めることができました。また、麓の大林八幡宮の駐車場から徒歩で上がっても比高30mほどなので全然大丈夫だと思います。
とにかくきれいに整備されていて、地元の人の愛を感じました。

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城郭情報

分類・構造 連郭式山城
築城主 熊谷直時
築城年 13世紀後期
主な改修者 熊谷信直
主な城主 熊谷氏
廃城年 16世紀後期
遺構 曲輪、井戸跡、土塁、堀切
指定文化財 県史跡(熊谷氏の遺跡)
再建造物 石碑、説明板
住所 広島県広島市安佐北区大林
問い合わせ先 広島市市民局文化スポーツ部文化財課
問い合わせ先電話番号 082-504-2501