湊川合戦の前哨戦として知られる福山合戦の舞台となった城です。奈良時代より平安時代にかけて山岳寺院「福山寺」が存在していました。この山岳寺院を改造し城郭としたと伝わっています。
土塁、空堀、井戸等が一部ですが残っています。奈良平安時代に存在した福山寺は伽藍が全山に及んでいたようです。主郭に案内図がありますが、実際には図で示された地域より平坦地は広く存在していました。山岳寺院の頃の規模を考えると城域は案内図よりかなり広範囲に及んでいたのではないかと思っています。
登城路はいくつかあり幸山城から福山城へ「幸福の小径」を使うルート、東側から1234段の階段を登って来るルート、安養寺方面から登るルートなどがあるようですが、西の和霊神社からの登城路は高低差があまりなく20分くらいで主郭へ行くことができます。和霊神社までは車で登ることができ駐車スペースもあります。ハイキングコースとして整備されていて歩きやすい道です。
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