たかやまじょう

高山城

奈良県生駒市


旧国名 : 大和

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南西曲輪の九頭龍王社と十三重塔
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イオ

鷹山氏の居城 (2025/02/23 訪問)

興福寺一乗院方衆徒の鷹山氏が室町期に築いた城で、戦国期には畠山氏、次いで松永氏や筒井氏に従い、筒井定次の伊賀転封に伴って廃城となったと考えられます。

北側の登城口前に駐車して登城開始。登城口からは遊歩道が城域の東側を回り込むように整備されていて、8分ほどで九頭龍王社を祀る十三重塔が建てられた南西曲輪に到達。南西曲輪には高山城跡の説明板が立てられており、手持ちの縄張図がなければここが主郭かと思ってしまうところでした。南西曲輪の北面には竪堀らしき地形が見られますが、後世のものと考えられるようです。南西曲輪から谷を挟んだ南側には出曲輪があるようですが、南に下りる道は立入禁止になっていたので断念し、遊歩道を北に外れて主郭部に向かいます。

主郭部は主郭と周囲の曲輪群からなり、主郭の北辺には櫓台状の土塁が、南西部には井戸跡らしき窪みがあります。櫓台から北裾に下りて行くと鞍部に浅い堀切が設けられていました。堀切の西側には竪堀状の地形が見られますが、こちらも後世の改変または自然地形のようです。堀切から東側に回り込むと、主郭部東側の帯曲輪北端に土塁を設けて北側からの侵入を阻んでいます。帯曲輪の南端から上った先の主郭部南東の曲輪は水道施設により改変されていました。南東端の虎口も水道施設建設時に改変されたものかもしれません。そして主郭部の曲輪群に三方を囲まれた南帯曲輪で主郭部をひとめぐり。

南出曲輪に行けなかった上に、いろいろと改変を受けていて、城自体にはあまり見応えはありませんでしたが、あれこれ調べてみると、多聞山城の戦いで焼失した東大寺大仏殿の再建に尽力した公慶上人は鷹山氏の出であることや、帰農した鷹山氏旧臣が作った茶筅が高山の伝統工芸品として現在も茶筅の全国シェア80~90%を占めているなど、鷹山氏の存在は意外なところで現代に影響を与え続けているんだな…などと、むしろ城以外のほうが印象的でした。
 

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しんちゃん

鷹山氏 (2025/05/31 訪問)

高山城は富雄川の北の丘陵に築かれていて、東側に河川と街道が沿って北上しています。一条院方衆徒の鷹(高)山氏の城で、応仁の乱から戦国時代初期にかけては越智・古市方に属し、天文13年(1544)には筒井氏に味方して柳生城を攻めますが、筒井・松永両氏が争った際には松永方についています。
案内板には畠山氏や細川氏とも通じ、周囲の武士と敵対と連携を繰り返したと記載されています。畠山氏の重臣・遊佐長教に仕えた鷹山弘頼は山城上三郡の守護代に任じられるほど勢力を増しますが、天文22年(1553)に羽曳野市の高屋城で弘頼が安見宗房により自害に追い込まれると、鷹山氏の勢力は衰退していったようです。
豊臣秀吉による筒井氏の伊賀転封に伴い、鷹山氏も高山を離れますが、後に大和に戻って来たようです。

東の街道沿いに北上して行くと城址北側から西に向かって道が続いていて、標識もついています。登城口の前の空スペースは個人所有の土地かも知れないので、車はどこか余裕のあるスペースに停めておいた方が良いでしょう。登城道に沿って南に進むと西側に扁平地と入口のよな場所があるので、そこから城址に入ります。尾根上には浅い堀のような箇所があり、南に進んでいくとすぐに主郭らしき場所に至ります。主郭は東側と、南側に郭を持ち、その間に腰郭がついています。
南の郭を先に進むと石碑や鳥居のある郭が有り、そこから南側は通行止めのロープが張ってあるので、引き返すことにしました。
南側には土塁を備えた郭が有るようで、南の尾根伝いに訪問できるかもしれません。

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鷹山氏の城 (2024/02/03 訪問)

 興福寺一条院方の衆徒である鷹山氏の城と伝わっています。登城口は北にあり南へ進んでいくと九頭龍王を祀る十三重塔が設置された曲輪に到達し、ここに説明板がありました。主郭はその曲輪から北方にあり明瞭な道はありませんが、藪はそれほどではなく比較的容易に散策することができます。主に東側に曲輪が展開しています。西側は崖になっていました。主郭を越えて進むと浅いですが、堀切と思われる地形があります。
縄張り図を見ると説明板のある場所の南にも曲輪があると思われますが、ロープが張ってあり行くことができません。

 近鉄けいはんな線学研北生駒駅よりバスに乗り庄田バス停下車、約10分で登城口に行くことができます。バス停から数カ所に案内表示があり迷うことはありません。

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ブロせ

暑かったー (2020/08/15 訪問)

バイクで行ってきました♪
真夏の昼間はおすすめしません、暑いので(笑)

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 鷹山氏
築城年 室町時代
主な城主 鷹山氏(高山氏)
遺構 曲輪、土塁、土橋
再建造物 説明板
住所 奈良県生駒市高山町