室町時代赤松氏によって築かれた城です。
駐車場からは整備された道を登って行きます。途中、毘沙門岩があり近くに旧道の登り口があります。近道ではあるのですが険しそうなため新道で登城しました。途中から階段になります。本丸までの道は整備されていて歩きやすいのですが、少し外れると雑草が多く、また蜘蛛の巣も多く鬱陶しい状況でした。本丸からの眺望はすばらしい。「歴史の小径」の標識のある場所から北方へ進み、搦手門の跡を経由して降りて行くと堀切が2カ所ありました。外側の堀切(掘割と表示してありました)は圧巻で見ごたえがあります。井戸は2カ所あるのですが、1ヵ所はロープが張ってあり行くことができません。
筍の皮伝説のエピソードは初めて知りました。城方は敵が滑ってしまうように油を塗った筍の皮を山一面に敷き詰め羽柴軍を悩ませましたが、その筍の皮に火を放たれた為、火が城に移り落城したとの話です。他にも「たいの坂」という登城口から鯛を見せびらかし、兵糧が搬入されていることを誇示した話。姫君が井戸に落ち、その後井戸から姫の幽霊が出るようになったという話も伝わっています。
遺構の散策も楽しめますが、エピソードもおもしろい城です。
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