ちゅうどうしさんじょう

中道子山城

兵庫県加古川市

別名 : 赤松城、志方の城山
旧国名 : 播磨

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志方の城山 (2022/10/08 訪問)

 室町時代赤松氏によって築かれた城です。
駐車場からは整備された道を登って行きます。途中、毘沙門岩があり近くに旧道の登り口があります。近道ではあるのですが険しそうなため新道で登城しました。途中から階段になります。本丸までの道は整備されていて歩きやすいのですが、少し外れると雑草が多く、また蜘蛛の巣も多く鬱陶しい状況でした。本丸からの眺望はすばらしい。「歴史の小径」の標識のある場所から北方へ進み、搦手門の跡を経由して降りて行くと堀切が2カ所ありました。外側の堀切(掘割と表示してありました)は圧巻で見ごたえがあります。井戸は2カ所あるのですが、1ヵ所はロープが張ってあり行くことができません。
筍の皮伝説のエピソードは初めて知りました。城方は敵が滑ってしまうように油を塗った筍の皮を山一面に敷き詰め羽柴軍を悩ませましたが、その筍の皮に火を放たれた為、火が城に移り落城したとの話です。他にも「たいの坂」という登城口から鯛を見せびらかし、兵糧が搬入されていることを誇示した話。姫君が井戸に落ち、その後井戸から姫の幽霊が出るようになったという話も伝わっています。
遺構の散策も楽しめますが、エピソードもおもしろい城です。

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小城小次郎

言われてみればお寺っぽいお城ではある (2022/01/08 訪問)

へんてこな名前はもともと山上にあった「中道寺」から来ているらしい。赤松氏かその一族の孝橋氏によって中道寺は山麓に移されて現在の安楽寺になったそうだ。言われてみればどことなくお寺っぽいお城ではある。

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ぴーかる

中道子山城 (2022/01/15 訪問)

【中道子山城】
<駐車場他>城山公園駐車場無料あり。
<交通手段>車

<見所>石垣・石垣虎口跡・2重堀切・曲輪
<感想>赤松氏の山城攻め。中道子山城は築城年代は定かではない。室町時代に赤松円心の四男赤松氏範(氏則)によって築城された。赤松氏はその後嘉吉の乱によって播磨国を追いやられているのでその際この城は落城か放棄しているようです。。赤松氏の再興後は一族の孝橋繁広から数代城主となりこの地を治めている。秀吉の播磨攻めの時には敵の進入を防ぐため山腹に竹の皮を敷きつめたが逆に火を付けられ落城したという伝説が残っています。
 駐車場から北に少し行き養鶏場の横にバリケードを乗り越えてアスファルト道路を進みます。少し行くと左手山中に石垣遺構があります。麓付近の城の遺構でしょうか。また少し進むと毘沙門岩という大岩があります。この地点から登山ルートが舗装道・旧山道・鎖ロープ直登ルートの3つに分かれます。鎖ロープ直登ルートは藪化しているのでやめたほうがいいでしょう。旧山道ルートは小毘沙門岩と毘沙門岩の上に登れるので巨石好きにはいい遺構なのでお勧めは毘沙門岩の上部まで行って舗装道に戻って登るのが良いかと思います。旧山道には木戸の礎石のようなそうでないような石があるだけで他に目立った遺構はなくどのルートも大手門跡前で合流します。
 大手門跡前にハンググライターの離陸場所となっている舌状の曲輪があり大手門跡を通って二の丸虎口に櫓門の石垣が見られます。二の丸にも石垣遺構が薄っすらとあります。ここらは笹薮が多くてもう少し刈込が欲しいところ。二の丸の上段からが城の主要部になり石垣造りのいい虎口があります。虎口を入り正面に空堀、左手南側に円形状の広い曲輪そこから北西方向に三の丸を含んだ段曲輪があり北西尾根先に大きい2重堀切があります。三の丸の北に搦手門跡がありここも石積み遺構があります。北と南に2か所石積み井戸があります。主郭は北東方向にあり石垣の城門跡を通ると土塁囲みの米蔵跡の曲輪、先に巨大な主郭があります。主郭南方向の眺望は抜群です。
 舗装道を行けば距離はあるが楽に行けていい遺構が沢山残る見応えある城跡でした。この日はこれにて終了。楯岩城にはじまり合計6城攻めました。赤松氏攻めも大詰めとなってきました。

<満足度>◆◆◆

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東播磨の城郭を見通す守護の城 (2019/04/29 訪問)

シロマサさんに前後して本日、中道子山城→志方城と巡りました。
主郭からの眺望はすばらしく、東播磨の城を40以上望むことができるとか。淡路島、明石大橋が見えましたが、曇りで写真でははっきりしません⤵️
加古川右岸の山は、凝灰岩、流紋岩、花崗岩の火山性岩石からなる。中道子山城は、流紋岩の山体。登山道にも随所に大きな岩が露出する。北西側尾根を断ち切る堀切も岩が露出。西側郭に多くの石仏があるがこれらは凝灰岩。大手道沿いの毘沙門岩は、花崗岩の貫入ではなかろうか。
加古川竜山石で有名な石材は、凝灰岩。中道子山城からも石切場が見える。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 赤松氏範
築城年 至徳年間(1384〜1386)
主な城主 赤松氏、孝橋氏
遺構 曲輪、石積、土塁、堀切、井戸
再建造物 石碑(赤松城址)、説明板
住所 兵庫県加古川市志方町廣尾