建武3年(1336)、新田義貞に与した神護寺に対し、城郭を撤去するよう足利直義が求めたことが文献からわかっているようです。神護寺もかなり要害の地にあると思うのですが、高雄城は神護寺の詰の城ということでしょうか。
城跡の散策に来たのですが、神護寺の紅葉も楽しめました。
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2022/11/17 16:48
2022/11/17 16:37
神護寺より (2022/11/17 訪問)
神護寺多宝塔の横から裏の山へ向かい、赤いドラム缶のある場所で左へ行くと文覚上人と性仁親王の墓があります。その裏に進むと段々となった削平地があります。道は概ね整備され比較的歩きやすかったのですが、城域は倒木、シダ類等により散策しにくいところもありました。見どころは主郭背後の堀切だと思いますが、中央の土橋に倒木があり少し残念な状態でした。堀切を超えると平坦地が続き、もう一つ浅い堀切があります。主郭周囲にも曲輪が展開しています。縄張り図を見ると竪堀があるようでしたが、シダが茂っていて確認できませんでした。
当城跡の最大の特徴は、山腹の神護寺と近接している点にあり、寺院と城館の関係性の大きさを文献史料からも裏付けられる点が重要(京都府教育庁 文化財保護課)とのことです。
京都駅からJR西日本バスに乗り「高雄」バス停下車し神護寺へ行きます。拝観料を払い奥の多宝塔の裏から登城しました。紅葉シーズンであり多くの人が神護寺には訪れていました。城跡には誰もいませんでした。
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2022/06/16 13:37
青もみじの神護寺 (2022/05/28 訪問)
京都高雄の神護寺は紅葉の名所です。秋には何度か行ったことがありますが今の季節に訪れるのは初めてです。京都の初夏の観光として「青もみじ」ポスターが駅などに張り出されています。
清滝川が作った急斜面の上、高雄山の中腹に建てられた神護寺自体が城の趣ですが、更に、背後の山頂に高雄城があります。実際に、細川家内紛の戦があったと。
神護寺多宝塔の脇を登っていき、分岐を経て、性仁親王墓に至り、そこがもう高雄城の城域です。かなりな高台で眺めがよいです。
よい季節なので、嵯峨嵐山駅から、京都一周トレイル道をたどり、高雄まで歩いてみました。清滝川沿いの道が爽やかでした。
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分類・構造 | 山城 |
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築城主 | 不明 |
築城年 | 南北朝時代? |
主な城主 | 細川氏 |
遺構 | 曲輪、土塁、堀切、竪堀 |
住所 | 京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町他 |