革嶋城からの転戦です。西院駅から徒歩4~5分くらいで、西院春日神社入口付近(35.004752、135.730118)に着きました。
築城時期は不明のようですが、小泉氏代々の居城です。
天文年間(1532年~1555年)の京の様子を描いたとされる『上杉本洛中洛外図屏風』に「さいのしろ」として描かれており、城主に「小泉秀清」の名が確認できるようです。
1550年(天文19年)に細川晴元が小泉城を攻めたことが『言継卿記』に記されており、三好氏の京における拠点として機能していたようです。
1552年(天文21年)に細川晴元が西岡一帯を放火して京に迫り、小泉秀清は城を焼いて霊山城の足利義輝に合流しました。
その翌年に足利義輝と三好長慶が対立すると三好方に付き、義輝方に城を包囲されるも撃退しています。
長慶の死後は松永久秀に従い、1566年(永禄9年)に久秀と対立する三好三人衆に攻められています。
1568年(永禄11年)に織田氏が上洛すると、九条河原城主・和久壱岐守とともに城を焼いて三好方に付いたことが確認できるようです。
その後の小泉氏と小泉城の動向は不明のようです。
西院春日神社と、その周辺の住宅地をブラブラと歩きましたが、城の痕跡は見られませんでした。
攻城時間は15分くらいでした。次の攻城先=御土居を目指す為、電車とバスを使って西院駅から千本北大路/京都市営バスに向かい、まずは金閣寺を見学します。
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