小鷹利城は姉小路一族の小鷹利氏の城とされています。飛騨市河合町の湯峰峠から分岐する林道を通っていくしかないのですが、グーグルマップやカーナビには載っていないようです。国土地理院の地図には記載はありますが林道の南側から回り込むルートは道がひどすぎて使えません。北側の林道から東へ進んでいくのですが途中から舗装路でなくなる上に、段差がきつくて普通車では底をすってしまいますので駐車可能な場所に車を停めて、あとは歩いていくのが良いでしょう。登城道の入り口などは「まとめ」を参照していただければと思います。城域に入ってすぐに馬場があり南西の郭から南腰郭に到達すれば、すぐに主郭に入れます。南腰郭と北腰郭は主郭の西側でつながっていますが、主郭を経由して北腰郭から北西に降りていきます。長大な竪堀が通路の役割をしているのでそこを下りていけば畝状竪堀群があり、さらに尾根を絶つ空堀があります。空堀を越えて北西の尾根を登れば出丸のような郭にたどり着き、その北側は空堀で断ち切られ土橋がかかっています。そこから元来た方向へ戻っていくのですが、南腰郭から南郭に抜け虎口を進むと尾根を東側に進んでいきます。空堀など遺構は残っているのですが、登城道と反対方向に進んでしまうので南郭の南側を西に回り込んで馬場を抜けて戻りました。
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