無意識ながら気付けば桶狭間つながり。
沓掛城の翌週に訪れたのは愛知県名古屋市の大高城。
伊勢湾に面した知多半島西岸のつけ根、大高川河口部の標高約20mの高台に築かれた城。
歴史的には桶狭間の戦いに大きく関与した城砦の1つ。
城主は、1500年代初期が花井備中守、続いて水野氏の一族が入るが、桶狭間前に今川方の手に落ちて義元が鵜殿長照を配置。
桶狭間の後は廃城となるが、江戸期は尾張藩家老の志水氏が三之丸に居住したとのこと。
現在は大高城跡公園となり、堀や土塁の損失はあるものの、本丸から三之丸までおおよそのかたちを残す土の城跡。
訪問時は北側から入城し、約1時間半滞在。
二之丸は眺望があり、住宅地の先には大高城攻めの砦が築かれた丘。
本丸南下には現在曲輪が広がるが、近年の調査で幅15mの堀が確認され、その埋没した堀の西端には薄っすら土橋らしきものが存在。
そして正真正銘の土橋が架かる三之丸北東の堀は、1560年に廃城とするには惜しい規模に感じられた、私の城郭巡りの202城目でした。
+ 続きを読む