武田氏が上杉氏の南進を抑えるために築いた城です。曲輪跡、堀切、竪堀、土塁等が残っています。主郭・二の郭・三の郭の3つの郭があり、堀切で仕切られています。主な曲輪の周辺は公園として整備されています。主郭の背後、北東部には尾根を堀切で断ち切るように整えられていますが、こちらは藪あり倒木ありと散策に少し難渋しました。いい感じの堀切や竪堀があります。しかし倒木などで観づらい状況です。腰曲輪がいくつもあり横堀や竪堀、土塁を見ることができます。今回は余湖くんのホームページの図を参考に散策しました。幾本も竪堀が描かれていますが、数本は確認できました。
説明板には水堀の表記があり、その方へ降りて行きました。余湖くんのホームページでは水が溜まっている場所があったようですが、水堀は見つけられませんでした。ただ、歩いていてグチャリと柔らかい地面があり水がなくなった跡かもしれないと思われる場所がありました。
主要な曲輪付近を観るなら散策しやすい城址だと思います。たださらに堀切、竪堀を観ようとすると先に述べたように少し難渋します。景色はとてもよいです。
JR替佐駅より徒歩15分くらいで登城口である駐車場へ行くことができます。この時期、各地で熊の出没報告があり不安で熊鈴をつけて散策しましたが、それ以上にすぐ下にある上信越自動車道を走る車の音が大きかったですね。
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