葛尾城に本拠を置いた村上義清の支城の一つで、三水城の出城といわれています。別名「狐落としの城」といわれています。狐が落ちるほど急峻な山ということで、この名がついたといわれています。実際、急峻です。
登城口には標柱がありわかりやすくなっています。登って行くと十六夜観月殿があり遊歩道が整備されています。尾根を登って行くだけで迷うことはありません。途中までは傾斜もそれほどはないのですが、「山之神」の標識がある石を過ぎた頃より急峻になります。ありがたいことにロープがあり、それを利用して登って行くと浅くなった堀切のような地形に辿り着きました。その上が二の郭で説明板があります。すぐ上に主郭があります。二の郭と主郭の周囲には石積みが少し残っていました。平坦地は狭く多くの人数の滞在は難しいと思われます。主郭から三水城へ向かう尾根には複数の堀切があり楽しませてくれました。
晩秋ということもあるでしょうが、かなり落ち葉の堆積があり足を取られて難渋しました。登城路も急峻ですが尾根の両側も急峻です。といっても山城あるあるですが、落ち葉で足元が不安定で少し怖かったですね。
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