林大城は信濃国守護職の小笠原氏の城で井川城や林小城とともに国の史跡に指定されています。二の郭の下に駐車スペースがあり、車でそこまで行くことが出来ます。私は道が途中から未舗装になっていたので途中から歩いて登りましたが、上まで車で上がっても問題は無さそうでした。その途中で三条の竪堀がありました。なかなか期待できそうです。
駐車スペースから南は主郭方面、北側は下りで三日月状の郭(扁平地が)幾重にも続きます。まずは主郭方面へ向かいます。主郭の下段に二郭らしき郭があり東屋が建っています。さらに南に進むと石垣跡の残る虎口を通過して本丸に入ります。本丸の周辺には土塁が残り、奥手に石垣が残っています。主郭南にも郭があって、さらに南の尾根上には左右に竪堀が配され城域を守っています。主郭の周囲を囲む帯郭から主郭に戻りますが土塁には石がちらほら残っています。主郭周囲の石は誰かにに持ち去られたのでしょうか?
南側の遺構は確認したとして、北側の遺構を見に行きます。ありますあります、アホみたいに郭がいっぱいあります。40~50はあるでしょうか?こんなに郭を造ってどうするんでしょう。家臣を家族ごと住まわしたんでしょうか?(人質?)
純粋に郭として使用したとしても後ろから味方の撃った矢が背中に刺さりそうです。あまり実用的な造りとは思えません。戦闘は周囲の山城に任せて権威の象徴として君臨していたのでしょうか?上に行くほど偉いってやつでしょうかね。火責めにされたらひとたまりも無いと思いますが。
+ 続きを読む