かつぬましやかた

勝沼氏館

山梨県甲州市


旧国名 : 甲斐

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主郭内の縄張図
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イタさん

主郭の土塁・建屋跡などがよく整備されている (2025/08/26 訪問)

 国指定遺跡の館跡で、広範囲が史跡指定範囲になっている。見学したのは主郭部分と東郭のみだったので、範囲内の家臣団屋敷跡、北郭、北西郭に遺構があるのか分からない。西入口のトイレ横の部屋にパンフレットが置いてある。パンフレットに拠れば、15~16世紀に営まれた有力武将の居館跡で、武田信虎の弟・信友が勝沼衆を率いてこの地を拠点としていたと資料がある・・・。館跡の縄張は3期に分けられる事が判明しています。第2期が発展期で、3期では主郭の外堀・外土塁を埋め立て、屋敷を建てるなど防衛機能を失うような改変がなされ・・・。整備の目標は第2期を目標にしている・・・とある。
 主郭の北は果樹畑、東郭の南半分は県立ワインセンターが建っている。主郭の東門跡、東から北に繋がる堀、圧巻の土塁を堪能できる。説明には無いが、主郭の北側土塁の内側に浅いが堀状の凹みと土塁が見られる。郭内は発掘調査結果の建物跡、石組み水路・排水・水溜が整備されている。

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朝田 辰兵衛

いつも素通りしていたが,ようやく… (2024/11/03 訪問)

いつも素通りしていた勝沼氏館に,ようやく機会が訪れました。神奈川県の「奥●●城」へのバスダイヤ,午後のほうが計画しやすかったためです。午前中の穴埋め程度で訪れましたが,空堀や土塁に惚れ惚れしました。
3日目にしてようやく晴れました。この日も雨だったら,山梨県リニア見学センターに行こうかな…と。
久しぶりの山梨県の城です。

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しんちゃん

国指定史跡 勝沼氏館 (2023/11/26 訪問)

勝沼氏館は日川に北に位置する河岸段丘の上に築かれていて南側は絶壁になっており、北側と東側に立派な土塁と堀が残っています。西側は県道に面しているため遺構は有りませんが、北と東に門が再現されていて東門の下側は堀の両側に石垣の礎石が残っていて、かつてはここに橋が架けられていたようです。
主郭は内郭と呼ばれ北側の土塁の内側に内堀を備えています。内郭の中には工房や会所、主殿、常の御座所、厩など生活に必要な施設が一式揃っていて水溜や水路も充実しています。
武田信玄の父信虎の同母弟の次郎五郎信友が勝沼氏を名乗ってこの地に居館を構えたのが始まりとされています。しかし嫡男信元の代に武田信玄に逆心ありとされ勝沼氏は滅亡してしまったそうです。

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詠狸庵

春の勝沼氏館 (2023/04/11 訪問)

甲府盆地の東側、甲州市は質の良い温泉が多く、甲州の鎌倉と言われるように古刹、名刹も多く、またブドウや桃など果物の名産地であり、そしてワイナリーが多く、毎年何回も訪れます。勝沼氏館は今回初めてでした。
勝沼は甲府盆地の東口にあたる重要な地で、中世武田氏の家臣勝沼氏が支配していました。今に残る居館跡は15世紀には営まれ、16世紀に大きく改造、新たな廓の拡張が重ねられたようです。主郭部には礎石のある建物跡が23棟確認できるとのこと。江戸時代には廃絶し田畑となっていましたが、1973年に県立ワインセンターの建設候補地として調査が行われた際に館跡が発見され、その後の発掘調査で全貌が明らかになりました。
勝沼氏館の近くにはぶどうの寺として知られる古刹大善寺(本堂は国宝)があり、戊辰戦争の勝沼の戦いの場ともなっています。

※横に長い画像はパノラマ写真です。

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城郭情報

分類・構造 連郭式平城
天守構造 不明
築城主 勝沼信友
築城年 永正17年(1520)頃
主な改修者 勝沼氏
主な城主 勝沼氏
遺構 曲輪、土塁、横堀(空堀)
指定文化財 国史跡(勝沼氏館跡)
再建造物 模擬橋、模擬門、石碑、説明板
住所 山梨県甲州市勝沼町勝沼
問い合わせ先 山梨県教育委員会教育庁学術文化財課
問い合わせ先電話番号 055-223-1790