かつぬましやかた

勝沼氏館

山梨県甲州市


旧国名 : 甲斐

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東門
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しんちゃん

国指定史跡 勝沼氏館 (2023/11/26 訪問)

勝沼氏館は日川に北に位置する河岸段丘の上に築かれていて南側は絶壁になっており、北側と東側に立派な土塁と堀が残っています。西側は県道に面しているため遺構は有りませんが、北と東に門が再現されていて東門の下側は堀の両側に石垣の礎石が残っていて、かつてはここに橋が架けられていたようです。
主郭は内郭と呼ばれ北側の土塁の内側に内堀を備えています。内郭の中には工房や会所、主殿、常の御座所、厩など生活に必要な施設が一式揃っていて水溜や水路も充実しています。
武田信玄の父信虎の同母弟の次郎五郎信友が勝沼氏を名乗ってこの地に居館を構えたのが始まりとされています。しかし嫡男信元の代に武田信玄に逆心ありとされ勝沼氏は滅亡してしまったそうです。

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詠狸庵

春の勝沼氏館 (2023/04/11 訪問)

甲府盆地の東側、甲州市は質の良い温泉が多く、甲州の鎌倉と言われるように古刹、名刹も多く、またブドウや桃など果物の名産地であり、そしてワイナリーが多く、毎年何回も訪れます。勝沼氏館は今回初めてでした。
勝沼は甲府盆地の東口にあたる重要な地で、中世武田氏の家臣勝沼氏が支配していました。今に残る居館跡は15世紀には営まれ、16世紀に大きく改造、新たな廓の拡張が重ねられたようです。主郭部には礎石のある建物跡が23棟確認できるとのこと。江戸時代には廃絶し田畑となっていましたが、1973年に県立ワインセンターの建設候補地として調査が行われた際に館跡が発見され、その後の発掘調査で全貌が明らかになりました。
勝沼氏館の近くにはぶどうの寺として知られる古刹大善寺(本堂は国宝)があり、戊辰戦争の勝沼の戦いの場ともなっています。

※横に長い画像はパノラマ写真です。

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小荷駄

勝沼氏館 (2022/07/17 訪問)

駐車場は館跡北側旧甲州街道沿い古屋ぶどう園さんのとなりでした。トイレは館跡入口に休憩所て併設されており中にパンフレットが有りました。下草は綺麗に刈りとられていてしっかりと維持管理してありました有難いです。遺構は東側北側の土塁と堀は見応えがありました。館内も建物跡や工房跡水路跡など分かりやすくなっていて説明板や発掘調査で出土した品の写真パネルなどもあり充実した内容で一時間半ほど行ったり来たり暑さも忘れて散策して来ました。

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チェブ

武田騎馬隊の馬の餌。 (2020/12/26 訪問)

フルーツ王国の山梨県。
ブドウ狩りのシーズンなら、賑やかな甲州市の「勝沼氏館」です。
もちろん、ブドウ狩りは夏~秋なので超ソーシャルディスタンス可能です。

武田 信虎さんの弟の勝沼 信友さんの館です。
信虎さんは武田 信玄さんのお父さんだから、叔父さんですね。
北条 氏綱さんとの戦いで討死し、息子の信元さんが継ぎました。
しかーし、信玄さんに謀反を疑われ殺害されました。信元さん、いとこですよね。
厳しい時代です。

「勝沼氏館」は駐車場があるそうですが、見つからず日川の祝橋の手前に路駐しました。
「勝沼氏館」は日川の断崖の上にあります。
写真⑩が路駐した所から川を写しました。高い場所です。
とても整備が行き届いた「勝沼氏館」。説明板も親切です。あまり他の館で見ない(単に見逃してるだけ?)半地下蔵がありました。馬の餌の保管場所とあります。
武田騎馬隊、馬の強さは餌か?
なんて餌の種類の心配。
工房等あり、戦より生活感を想像できました。
土塁には枝垂れ桜でしょうか、春になったらお花見できそうな感じです。

シーズンオフなのでブドウ棚がスカスカで、運転するのに見通しが良かったです。
意外に甲州市のブドウの歴史は古く、1186年には記録があるそうです。
んんっ!馬も食べたのかな、ブドウ、、、。

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城郭情報

分類・構造 連郭式平城
天守構造 不明
築城主 勝沼信友
築城年 永正17年(1520)頃
主な改修者 勝沼氏
主な城主 勝沼氏
遺構 曲輪、土塁、横堀(空堀)
指定文化財 国史跡(勝沼氏館跡)
再建造物 模擬橋、模擬門、石碑、説明板
住所 山梨県甲州市勝沼町勝沼
問い合わせ先 山梨県教育委員会教育庁学術文化財課
問い合わせ先電話番号 055-223-1790