熊本城の「いま」 第7回 殿様も魅了した「熊本のオアシス」水前寺成趣園を涼散歩

暑い夏にはかつての熊本城主と同じように、凉を求めて庭園を訪ねてみませんか。熊本城から約4kmの位置にある水前寺成趣園は、阿蘇の伏流水が約20年かけて湧き出る熊本のオアシス的存在。この場所に目をつけて大名庭園にしたのが、熊本城主の細川家です。細川家は、再来年のNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀とも深い関係があります。細川家の歴史にふれながら水前寺成趣園を堪能してみましょう。

熊本城を築城した加藤清正について連載第3回でご紹介しました。加藤清正の後、息子の加藤忠広が城主となりますが、その後、加藤家は領地を没収され、細川家が藩主となります。

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