<出張!お城EXPO>情報 2022年1月8・9日「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」開催!

初代藩主・水野勝成が福山城を築城したのが元和8年(1622)。2022年は築城から400年という節目の年にあたります。それを記念して広島県の福山市では、2022 年1 月~2023 年1 月に「福山城 400 年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-」 を開催。1月8日(土)に行われる「福山城400年博」開会式直後、イベントのトップバッターを飾るのが「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」(1月8日・9日開催)です。どんなことが行われるイベントか、ご紹介いたします! ※2022年1月7日 更新

「福山城 400 年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-」とは?

来年、2022年に築城400年の節目を迎える福山城は、元和8年(1622)初代藩主・水野勝成が西国の外様大名の抑えのために築いたお城。記念すべき年を迎えるにあたり、福山市は「福山城築城400年記念事業」を立ち上げ、「令和の大普請」として天守や櫓の耐震改修、外観復元などの大規模な整備を行うとともに、福山城の魅力を伝えるさまざまな取り組みを行っています。

特に400年目にあたる2022年1月から2023年1月まで「福山城 400 年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-」として、多くのイベントが予定されています。2022年1月8日(土)ふくやま芸術文化ホール リーデンローズの大ホールにて「福山城 400 年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-」の開会式が執り行われた後、イベントのトップバッターとして「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」が開催されます。

出張!お城EXPO

「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」はどんなイベント?

2022年1月8日(土)午後~9日(日)の2日間開催される「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」。会場となる、ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ大ホールでは、小和田哲男先生をはじめとする、そうそうたる顔ぶれの福山城築城400年応援サポーター等による講演や展示、特別御城印等の販売などが行われます。

尚、新型コロナウイルス感染拡大防止のため来場者は福山市内の方に限定し、全席指定となりました。
当日のイベントは、YouTube『福山城築城400年チャンネル』にてライブ配信が決定。現地に足を運ぶことができない方は、ぜひこちらからご覧ください!

気になるタイムテーブルはこちら!


福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO タイムテーブル
※福山城400年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022- スタートイベント 公式HPより


●記念講演内容●

1月8日(土)
・15:00~16:30 「日本が誇るお城の魅力」 講師:小和田哲男氏(日本城郭協会理事長・静岡大学名誉教授・福山城築城400年応援サポーター)

1月9日(日)
・10:10~11:10 「笑って泣いてドラマチックに学ぶ「超現代語訳戦国時代」」 講師:房野史典氏(お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」・福山城築城400年応援サポーター)
・13:10~14:10 「城の魅力と楽しみ方〜「日本の城語辞典」をバイブルに〜」講師:萩原さちこ氏(日本城郭協会理事・福山城築城400年応援サポーター)
・14:40~15:40 「VRからみる福山城の魅力」講師:三浦正幸氏(広島大学名誉教授・福山城築城400年記念事業実行委員会委員)

●展示●

日本100名城のパネルや現存12天守のジオラマ展示、テーマ展示「福山城から見る福山藩」。

テーマ展示「福山城から見る福山藩」は、福山城と共にできた福山の町に着目。江戸時代に船具の製造で広く知られていた鞆の浦(とものうら)の鍛冶=鞆鍛冶(ともかじ)によって製作されたと推測される鉄製品が使用されるなど、福山城は福山藩内の技術が多く使われていました。展示では、江戸時代の福山城に用いられていた鯱や瓦などから、福山城と福山藩の関係を読み解きます。

●物販●

特別御城印や、城郭関連書籍、関連商品の販売も予定。

ほかにも特別メニューが楽しめる喫茶や来場者プレゼントなども予定されています!
2022年1月8日(土)日没~24時まで、福山城伏見櫓・月見櫓・湯殿・狭間(本丸)のライドアップや、1月8日(土)10:00~は福山駅(福山城口)鉄御門除幕式なども合わせて楽しみたいですね。福山城メモリアルイヤーの開幕を飾る「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」、ぜひ足をお運びください!

<コラム>全国唯一!天守に鉄板張りが施された城・福山城
福山城は1622年に水野勝成が築城した、天守や多数の櫓などが配された日本最大級の平山城。福山城は外様大名に幕府の権威を示す城であったため、10万石の石高に対して破格の規模である五重五層地下一階の天守を持つ巨城でした。そして天守の北側には、防御機能を高めるための「鉄板張り」が全国で唯一施されていたのです。残念ながら天守は1945年の空襲で焼失し、現在の天守は1966年、市制施行50周年を機に市民や企業の寄附金で再建されたものです。
2020年からは「令和の大普請」として、天守や櫓の耐震改修、外観復元、夜間景観照明整備など、大規模な整備を行っています。また、8月28日の記念日には福山城博物館のリニューアルオープンが予定されています。
空襲で焼け残った福山城の天守の鉄板1
空襲で焼け残った福山城の天守の鉄板1
空襲で焼け残った天守の鉄板 

<「福山城400年博スタートイベント×出張!お城EXPO」概要>
会期:2022年1月8日(土)13:00~17:00・1月9日(日)10:00~16:30
   ※1月8日 13:00~14:30はスタートイベント、14:45~17:00は出張!お城EXPO
会場:ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ 大ホール(広島県福山市松浜町二丁目1番10号)
アクセス:JR福山駅南口より徒歩約25分
料金:無料

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執筆/城びと編集部
協力/福山城築城400年記念事業実行委員会