大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」|城歩き編 第51回 天守の構成

天守は、他の建物から離れて、ただ1基だけ単独で建つ場合と、横に続く建物が付く場合とがあります。天守の横に付属する櫓は「付櫓(つけやぐら)」と言います。付櫓は、普通は1階建ての平櫓(ひらやぐら)が繋がっていますが、二重櫓や三重櫓となることもあります。

天守と繋がっている付櫓のうちで、一番上の階が本体の天守と離れて独立している付櫓については、付櫓とは呼ばずに「小天守(こてんしゅ・しょうてんしゅ)」と言います。小天守が付く場合、本体の天守を「大天守(おおてんしゅ・だいてんしゅ)」として区別して呼ぶことがありますが、こうした呼び方をするのは近代になってからのことになります。

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