2021/03/17
日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第15回 玖島城跡(くしまじょうあと)[長崎県大村市]
長崎空港から、わずか5㎞程の大村湾に突き出した三方を海に囲まれた玖島岬に築かれた海城が玖島(くしま)城(大村城)です。全国的にも珍しい船蔵(ふなぐら)遺構が、見事な形で残されていまくす。大村喜前(よしあき)が朝鮮出兵から帰った慶長3年(1598)に築城に着手し、翌年入城しています。その後、12代藩主純熈(すみひろ)まで、270余年間大村氏の居城として機能し、明治維新を迎えました。
大村氏は、鎌倉時代より地頭として、大村地方を領有してきました。天文7年(1538)、純忠(すみただ)は、有馬家から大村純前(すみさき)の養嗣子として大村家に迎えられ、同19年家督を継ぎます。
大村氏は、鎌倉時代より地頭として、大村地方を領有してきました。天文7年(1538)、純忠(すみただ)は、有馬家から大村純前(すみさき)の養嗣子として大村家に迎えられ、同19年家督を継ぎます。