小田原城下町は深〜い?! 一日満喫・歴史欲張りコースをご紹介

箱根の玄関口に位置する小田原。町のシンボルといえば、小田原城です!城下町には、歴史スポットが点在しており、1日中いても時間が足りないほど観光スポットが目白押し!せっかく歴史旅をするならば、グルメやデザート、立寄スポットも「歴史しばり」の極め旅をしてみませんか?

▼今回ご紹介するお店や施設のMAPはこちら
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まずはやっぱり小田原城天守閣!

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小田原に着いたら、まずは押さえておきたい小田原城。
全長9kmにも及ぶ総構をもつ小田原城。各所で遺構が見られ、見学スポットが多い点もこの城の魅力です。そんな小田原城の目玉といえば、やはり天守閣。中は、小田原ゆかりの展示物が並ぶ博物館となっています!

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内6-1
電話番号:0465-22-3818
開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで) ※繁忙期に開館時間の延長あり 休館日:12月第2水曜日・12/31〜1/1
アクセス:小田原駅から小田原城までは、徒歩10分ほど


北条氏政・氏照の墓と幸せの鈴

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小田原駅東口から徒歩3分。おしゃれ横丁を入ると、4代北条氏政と、その弟・氏照の墓所があります。1590年、豊臣秀吉が小田原を攻略した際に、事態を招いた責任をとり氏政と氏照は自刃しました。今ある墓所は、関東大震災で埋没したものの、地元の有志によって復興されたと伝わります。

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墓所には、たくさんの鈴が結ばれています! 「幸せの鈴」と呼ばれるこの鈴は、願いを込めて持ち帰り、その願いが叶ったら結びにくる習わしだそうですよ。叶えた人たちの幸せが、鈴の数だけ結ばれていると思うとほっこりしますね。ちなみに鈴は、おしゃれ横丁の各店舗前に置かれています。

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市栄町2-7-8 
電話番号:0465-33-1717(小田原市文化財課)
営業時間/定休日:— 
アクセス:小田原城天守閣より徒歩17分ほど


創業100年以上の老舗和菓子屋!「栄町 松坂屋」

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1916年に開業した和菓子の「栄町 松坂屋」。看板商品であり、神奈川県指定の銘菓でもある「コケッコー」は、白あんにふわっふわのメレンゲがコーティングされた卵形のお菓子です! 栄町 松坂屋は、小田原で古くから栄えた20店舗の地場産業を紹介する「小田原市街かど博物館」のひとつに選ばれています。

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県指定の銘菓も絶品ですが、城下町ならではのおすすめ和菓子は「銅門最中」。城をイメージした最中といえば、天守の形が多いですが、松坂屋の最中は、1997年に復元された小田原城の銅門をモチーフにしています。目のつけどころがお城マニアには、ツボ! しかも、最中に刻まれた線は、かなり細かいです。こだわりが感じられます。

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市栄町1-16-46
電話番号:0465-22-3020
営業時間/定休日:8時30分~18時30分 / 定休日:水曜 
アクセス:小田原城天守閣より徒歩15分ほど


「小田原宿なりわい交流館」は歴史ある休憩所

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1932年に大正時代の建物を再建した旧綱問屋は、現在、お休み処「小田原宿なりわい交流館」として無料で開放しています。商家の典型的な構造をした建物にも注目!軒先の桁が、前面へと何本も張り出し、そこに屋根を乗せた「出桁造り」と呼ばれる構造です。

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建物の中は、優しい畳の香りを感じるゆったりとした雰囲気。観光案内所の役割もありパンフレットの配布もしています。ありがたいことに無料でお茶も飲めるので、道中で購入したお菓子を食べながら、そのままおやつタイムに突入してもいいかも!

2階の板の間は、イベントスペースとして活用しており交流の場となっています。

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市本町3-6-23
電話番号:0465-20-0515
営業時間/定休日:10時〜19時(11月〜3月は18時まで)/ 定休日:12/31
アクセス:小田原城から徒歩14分ほど


明治創業!登録有形文化財「だるま料理店」

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お腹がすいたら、伝統の味を受け継ぐ老舗店、1893年創業の「だるま料理店」へ。入り口には、城郭建築でも見られる「唐破風」の屋根がお客様をお出迎え。現在の建物は、1923年にあった関東大震災の3年後に建て替えられたもので、近代日本の発展を支えてきた小田原の代表的な歴史建造物として、国の登録有形文化財に指定されました。

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折り上げ天井が特徴的な、昔の食堂を思い出させる店内。歴史の風がそよぐ空間で食べるランチタイムは格別です!人気の「天丼セット」はごま油の香ばしい匂いが、食欲を刺激する絶品料理。食事が運ばれるのを待つ時間すら、愛おしく感じます。

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市本町2-1-30 
電話番号:0465-22-4128
営業時間/定休日:1階食堂は11時~20時(予約となる2階御座敷席もあり)/ 定休日:1/1〜3
アクセス:小田原城天守閣から徒歩12分ほど

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子どもたちを見守ってきた「学橋」

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小田原城二の丸の水堀にかかる「学橋」。朱色の目立つ入り口ですが、江戸時代には存在しない橋でした。1992年まで、小田原城二の丸には「城内小学校」があり、学橋はその通学路として利用するために設置されたのです。現在、城内小学校は市内にあった他の小学校と統合し、市立三の丸小学校として新たな道を歩んでいます。

通学する生徒を見守ってきた学橋も、小田原市民には欠かすことのできない歴史のワンピースなのですね。



「清閑亭」の窓から広がる特別な景色

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三の丸外郭土塁に位置する「清閑亭」は、無料で一般公開されている黒田長成の別邸です。小田原は、明治になると保養地として知られ要人達が別荘を構えるようになりました。ちなみに、黒田長成は豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田官兵衛(孝高、如水)の直系と伝えられています。かの有名な小田原征伐(1590年)で、北条方に降状勧告をおこなった豊臣方の使者が黒田官兵衛だったことからも、ご縁を感じますね。

晴れた日には、窓から相模湾が望めます。数寄屋風の古風な建物を散策しながら、小田原の景色を眺め、思いを馳せてみてはいかが?

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市南町1-5-73  
電話番号:0465-22-2834
営業時間/定休日:11時〜16時 / 定休日:火曜
アクセス      …小田原城天守閣から徒歩8分ほど


二宮金次郎のゆかり?「報徳二宮神社」と「きんじろうカフェ」

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小田原城に隣接する報徳二宮神社は二宮金次郎を祀る神社です。勤勉の手本として有名な金次郎ですが、実は小田原生まれ、小田原育ち。江戸時代の飢餓の際には小田原藩の米を民衆に配るため、城主に掛け合い民を救いました。

報徳二宮神社で参拝したら、おみくじも!もし、凶を引いた場合には、おみくじの裏面にお願い事を書いて神社に納めるとお祓いしてもらえます。

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金次郎をもっと知ってもらおうとオープンした「きんじろうカフェ」では、二宮金次郎グッズを販売中。カフェでは、当時、金次郎が食べていたとされる「呉汁」が人気です。呉汁セットでは、相模湾で獲れた地魚の炊き込みご飯も提供していますよ!

<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内8-10(小田原城址公園内)
電話番号:0465-22-2250(報徳二宮神社 社務所)/ 0465-23-3246(報徳会館)
営業時間/定休日:報徳二宮神社は6時開門〜17時閉門
                   きんじろうカフェは、11時~16時(平日)、 10時~16時30分(土日・祝日) /  定休日:不定休
アクセス:小田原城天守閣から徒歩4分ほど


まとめ

城下町には、観光客の心を鷲掴みにする魅惑のスポットがまだまだあります。ふらっと歩いて散策してみると、知らない小田原を見つけることができるかもしれませんよ。さぁ、週末は小田原へ!


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 執筆・写真/いなもと かおり
 お城マニア&観光ライター
 29歳になる城マニア。國學院大學文学部史学科古代史専攻卒。19歳の時に、会津若松城に一目惚れしてから城の虜となる。訪城数は400ほど。国内旅行業務取扱管理者、日本城郭検定準1級、温泉ソムリエ、夜景鑑賞士2級の資格をもつ。メディア出演は、日本テレビ『ズームイン!!サタデー』、フジテレビ『おっかけのおっかけ』、BS日テレ『中川翔子のマニア☆まにある』など。

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